"I Long To See You" Charles Lloyd
Charles LloydのBlueNoteレーベル移籍第2段のアルバムで、前作は若い面々との重厚感ある作品でした。
Wild Man Dance"http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63194996.html
本作はBill Frisellを迎え、ベースドラムも堅いメンツを取り揃え、さらに豪華なボーカルゲストが入った金かけてんぞな作品と言えそう。
個人的にCharles Lloydの熱心なファンって感じでもないので、ようやく聴く機会があったので今頃になっての紹介です。
メンツは、Bill Frisellと、豪華ボーカルゲストが目立つが、ベース、ドラムも堅いところを起用していて脇をしっかり固めた布陣と言えるでしょう。
Charles Lloyd(Ts)、 Bill Frisell(G)、Greg Leisz(Pedal steel guitar)、Reuben Rogers(B)、Eric Harland(Ds)
Willie Nelson(Vo:7)、Norah Jones(Vo:9)
演奏曲は、Charles Lloydが3曲(2,5,10)、トラディショナルが4曲(3,4,6,8)に、Bob Dylan(1)にその他2曲という構成。
Charles Lloydの曲も新曲でなく古い曲が含まれている模様(詳細未調査)
01. Masters Of War
02. Of Course, Of Course
03. La Llorona
04. Shenandoah
05. Sombrero Sam
06. All My Trials
07. Last Night I Had the Strangest Dream
08. Abide With Me
09. You Are So Beautiful
10. Barche Lamsel
1曲めが、Bob Dylanの曲だからというのもあるが、これまでのCharles Lloyd色というよりもBill Frisell色を色濃く感じる。
Bob Dylanのオールドアメリカンな曲調もそんな感じだし、Bill Frisell特有のギターの音色が前面に出てるし、世界観はBill Frisell一色といっても過言でない感じ。
2曲めは、Charles Lloydのけっこう古い曲だったと記憶しているが、これもそこはかとなくBill Frisell臭を感じる作風に聴こえる。アルバムの中では最後を除けばこれが一番Bill Frisell色が薄いか(笑)
3曲め以降もBill Frisellが全体のイニシアチブをとっているような感じで、Charles Lloydのアルバムを聴いているのかBill Frisellのアルバムを聴いているのか、ちょっと悩むくらい。
その音世界も、最近のBill Frisellというよりは、ちょっと前のいわゆるBill FrisellがBill Frisellらしさを爆裂していた頃のイメージに近い。
もっとも、個人的にBill Frisellの音世界は嫌いではない(むしろ好き)し、特有の浮遊感に心地良く身を委ねる快感も知っているので良いんですが..
そして、2曲の豪華ゲストによるボーカル曲がこの盤のハイライトと思うが、双方ともたっぷりとイントロに時間をかけたところで、ボーカルが入ってくる。
7曲めは、カントリー調の曲で、Willie Nelsonの歌声がばっちりとはまり、間奏のBill Frisellのギターが映える。
9曲めが、Norah Jonesの雰囲気たっぷりのしっとりとした歌唱が素晴らしく、これがまた沁みる。
最後が16分に及ぶ重厚感ある作品で、これが一番Charles Lloydのイメージに近い作品だが、長いし重いし...。
と、書き進めたが、ここまでCharles Lloydがこれまでのイメージを払拭し、オールドアメリカンな雰囲気(Bill Frisell色)を色濃く出した作品を出すことを望んでこのアルバムを作成したのか。
もしかして、BlueNoteレーベルが商業主義を押し出してきたか、はたまた、前半をダシにして最後の曲を聴かせたかったのか..。
ベストは9曲めでしょう。Norah Jonesのボーカルにヤられます。
"I Long To See You" Charles Lloyd(https://www.amazon.co.jp/dp/B0185YNEIW/)
Wild Man Dance"http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63194996.html
本作はBill Frisellを迎え、ベースドラムも堅いメンツを取り揃え、さらに豪華なボーカルゲストが入った金かけてんぞな作品と言えそう。
個人的にCharles Lloydの熱心なファンって感じでもないので、ようやく聴く機会があったので今頃になっての紹介です。
メンツは、Bill Frisellと、豪華ボーカルゲストが目立つが、ベース、ドラムも堅いところを起用していて脇をしっかり固めた布陣と言えるでしょう。
Charles Lloyd(Ts)、 Bill Frisell(G)、Greg Leisz(Pedal steel guitar)、Reuben Rogers(B)、Eric Harland(Ds)
Willie Nelson(Vo:7)、Norah Jones(Vo:9)
演奏曲は、Charles Lloydが3曲(2,5,10)、トラディショナルが4曲(3,4,6,8)に、Bob Dylan(1)にその他2曲という構成。
Charles Lloydの曲も新曲でなく古い曲が含まれている模様(詳細未調査)
01. Masters Of War
02. Of Course, Of Course
03. La Llorona
04. Shenandoah
05. Sombrero Sam
06. All My Trials
07. Last Night I Had the Strangest Dream
08. Abide With Me
09. You Are So Beautiful
10. Barche Lamsel
1曲めが、Bob Dylanの曲だからというのもあるが、これまでのCharles Lloyd色というよりもBill Frisell色を色濃く感じる。
Bob Dylanのオールドアメリカンな曲調もそんな感じだし、Bill Frisell特有のギターの音色が前面に出てるし、世界観はBill Frisell一色といっても過言でない感じ。
2曲めは、Charles Lloydのけっこう古い曲だったと記憶しているが、これもそこはかとなくBill Frisell臭を感じる作風に聴こえる。アルバムの中では最後を除けばこれが一番Bill Frisell色が薄いか(笑)
3曲め以降もBill Frisellが全体のイニシアチブをとっているような感じで、Charles Lloydのアルバムを聴いているのかBill Frisellのアルバムを聴いているのか、ちょっと悩むくらい。
その音世界も、最近のBill Frisellというよりは、ちょっと前のいわゆるBill FrisellがBill Frisellらしさを爆裂していた頃のイメージに近い。
もっとも、個人的にBill Frisellの音世界は嫌いではない(むしろ好き)し、特有の浮遊感に心地良く身を委ねる快感も知っているので良いんですが..
そして、2曲の豪華ゲストによるボーカル曲がこの盤のハイライトと思うが、双方ともたっぷりとイントロに時間をかけたところで、ボーカルが入ってくる。
7曲めは、カントリー調の曲で、Willie Nelsonの歌声がばっちりとはまり、間奏のBill Frisellのギターが映える。
9曲めが、Norah Jonesの雰囲気たっぷりのしっとりとした歌唱が素晴らしく、これがまた沁みる。
最後が16分に及ぶ重厚感ある作品で、これが一番Charles Lloydのイメージに近い作品だが、長いし重いし...。
と、書き進めたが、ここまでCharles Lloydがこれまでのイメージを払拭し、オールドアメリカンな雰囲気(Bill Frisell色)を色濃く出した作品を出すことを望んでこのアルバムを作成したのか。
もしかして、BlueNoteレーベルが商業主義を押し出してきたか、はたまた、前半をダシにして最後の曲を聴かせたかったのか..。
ベストは9曲めでしょう。Norah Jonesのボーカルにヤられます。
"I Long To See You" Charles Lloyd(https://www.amazon.co.jp/dp/B0185YNEIW/)
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