Pat Metheny Group(妄想)考
Pat Metheny Groupとは。
以前(20年前くらい?)、そんな命題がありました。
個人的には、Pat MethenyにLyle Maysがいれば、他は誰でもPat Metheny Groupを名乗れる。名乗っても違和感はないと表明していました。
当時の大勢は、Pat Metheny、Lyle Mays、Steve Rodby、Paul Werticoの4人が揃わないと、Pat Metheny Groupと呼びたくない。
という意見でした。
その後、Paul Werticoが脱退し、Antonio Sancezが加入しても、Pat Metheny は、Pat Metheny Groupと名乗って活動をしました。
Pat Metheny Groupは、その後結局2005年の"The Way Up"のリリースを持ってアルバムは停滞。
"The Way Up"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0006M4SO6/)
ライブでも、2009年に来日した頃(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56101808.html)が最後のライブで、その後Pat Metheny Group名義でのライブは行われていません。
もっと言うと、Lyle Maysのライブ活動もそれ以降行われていないよう。
2010年のアルバム"Orchestrion"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59090701.html)の発表とOrchestrion装置の開発で、4人のコアメンバーに多楽器奏者2~3人という編成のPat Metheny Groupを編成する必要をなくし、多くても4人いればこれまでのPat Metheny Groupと同じ音の厚みは作れる状態を作ったものの、4人+OrchestrionでのPat Metheny Groupの活動もこれまで行われていません。
※1996年リリースの、Quartet(https://www.amazon.co.jp/dp/B000000OVE/)の発表で、
4人でもPat Metheny Groupという意思表示は完了している。
Pat Metheny Groupの活動が停滞するちょっと前から、という意味で21世紀以降のPat Metheny Group以外でのPat Metheny の活動を眺めてみると、Brad Mehldauとの2作という一級ピアニストとの共演はあるが、それ以外にはピアニストとの共演はツアー含め皆無であったことが判る。
2006年(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a40229726.html)
2007年(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45530748.html)
これまで、Michael Brecker(~2007)の逝去を境にサックス奏者との共演を封印していたのと同様に、ピアノ/キーボード奏者とのバンド結成を控えていたことが判る。
サックス奏者は、2012年の"Unity Band"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61388975.html)の
活動で封印を解いた。
その後、Logan Richardsonのアルバム"Shift"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63492691.html)
にフル参加することでサイド参加の封印も解いている。(このバンドに、ピアノ/キーボード奏者が
いないことにも注視。)
これが、Pat Metheny Groupという名称での活動がされていない背景であるとすると...。
本年5月(2016/5/16~5/25の16公演(patweek.com調べ))に、 Pat Metheny(G)、Linda Oh(B)、Antonio Sanchez(Ds)、Gwillim Simcock(P) という4人でのライブが開催された。
これは、2009年以来封印されていたピアノ/キーボード奏者を加えた4人編成のバンドであり、もっと言えば長期レコーディングと、長期ツアーに対応できる4人編成のバンドでもある。
さらに、この本年5月のツアーでは、おおざっぱに約半分がPat Metheny Groupのレパートリー。4割がその他既存曲、1割が新曲という構成で、Pat Metheny Groupの曲を雰囲気を変えて再演していた。
これは、勘ぐると...
となると、この4人(+Orchestrion。若干の変動は許容。(Linda Ohが、Steve Rodbyになる可能性は高い?))でのアルバムのリリースが待たれ、それがPat Metheny Groupと名乗ることを期待したいところである。
以前(20年前くらい?)、そんな命題がありました。
個人的には、Pat MethenyにLyle Maysがいれば、他は誰でもPat Metheny Groupを名乗れる。名乗っても違和感はないと表明していました。
当時の大勢は、Pat Metheny、Lyle Mays、Steve Rodby、Paul Werticoの4人が揃わないと、Pat Metheny Groupと呼びたくない。
という意見でした。
その後、Paul Werticoが脱退し、Antonio Sancezが加入しても、Pat Metheny は、Pat Metheny Groupと名乗って活動をしました。
Pat Metheny Groupは、その後結局2005年の"The Way Up"のリリースを持ってアルバムは停滞。
"The Way Up"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0006M4SO6/)
ライブでも、2009年に来日した頃(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56101808.html)が最後のライブで、その後Pat Metheny Group名義でのライブは行われていません。
もっと言うと、Lyle Maysのライブ活動もそれ以降行われていないよう。
2010年のアルバム"Orchestrion"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59090701.html)の発表とOrchestrion装置の開発で、4人のコアメンバーに多楽器奏者2~3人という編成のPat Metheny Groupを編成する必要をなくし、多くても4人いればこれまでのPat Metheny Groupと同じ音の厚みは作れる状態を作ったものの、4人+OrchestrionでのPat Metheny Groupの活動もこれまで行われていません。
※1996年リリースの、Quartet(https://www.amazon.co.jp/dp/B000000OVE/)の発表で、
4人でもPat Metheny Groupという意思表示は完了している。
Pat Metheny Groupの活動が停滞するちょっと前から、という意味で21世紀以降のPat Metheny Group以外でのPat Metheny の活動を眺めてみると、Brad Mehldauとの2作という一級ピアニストとの共演はあるが、それ以外にはピアニストとの共演はツアー含め皆無であったことが判る。
2006年(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a40229726.html)
2007年(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a45530748.html)
これまで、Michael Brecker(~2007)の逝去を境にサックス奏者との共演を封印していたのと同様に、ピアノ/キーボード奏者とのバンド結成を控えていたことが判る。
サックス奏者は、2012年の"Unity Band"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61388975.html)の
活動で封印を解いた。
その後、Logan Richardsonのアルバム"Shift"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63492691.html)
にフル参加することでサイド参加の封印も解いている。(このバンドに、ピアノ/キーボード奏者が
いないことにも注視。)
これが、Pat Metheny Groupという名称での活動がされていない背景であるとすると...。
本年5月(2016/5/16~5/25の16公演(patweek.com調べ))に、 Pat Metheny(G)、Linda Oh(B)、Antonio Sanchez(Ds)、Gwillim Simcock(P) という4人でのライブが開催された。
これは、2009年以来封印されていたピアノ/キーボード奏者を加えた4人編成のバンドであり、もっと言えば長期レコーディングと、長期ツアーに対応できる4人編成のバンドでもある。
さらに、この本年5月のツアーでは、おおざっぱに約半分がPat Metheny Groupのレパートリー。4割がその他既存曲、1割が新曲という構成で、Pat Metheny Groupの曲を雰囲気を変えて再演していた。
これは、勘ぐると...
となると、この4人(+Orchestrion。若干の変動は許容。(Linda Ohが、Steve Rodbyになる可能性は高い?))でのアルバムのリリースが待たれ、それがPat Metheny Groupと名乗ることを期待したいところである。