"Let Loose" Peter Bernstein
オーソドクス系で安心して聴けるタイプなので、もう少し過激なのを嗜好してるつもりなんですが、このお方のギターにはヤられちゃってる感じです。
ということで、Peter Bernsteinのアコピとのカルテット作です。
最近作では以下のような過去の聴取記録。
"Live At Cory Weeds' Cellar Jazz Club"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62242408.html)
"Live at Smalls"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59304662.html)
と調べていると、"Live At Smalls"での登場頻度が思いのほか高く、Larry Goldings、Bill Stewartとの"Live At Smalls"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60989781.html)、ソロ作の"Live At Smalls"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62418366.html)とリリースされています。
本作はGerald Claytonをアコピに迎えたアコピカルテットで、ベースドラムのコンビは、これが下記作品以来の2回目の共演ということになります。
"Monk"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60362395.html)
というメンツは以下の通り。
Peter Bernstein(G)、Gerald Clayton(P)、Doug Weiss(B)、Bill Stewart(Ds)
演奏曲は、Peter Bernsteinのオリジナルが5曲、その他4曲で全部で9曲。
01. Let Loose
02. Resplendor
03. Hidden Pockets
04. Tres Palabras
05. Cupcake
06. Lullaby for B
07. Sweet Love of Mine
08. Blue Gardenia
09. This Is New
スローめな曲調でブルージーだったり美旋律系だったりバラードだったりな演奏を軸にして、3曲め、7曲め、9曲めで、ちょっとアップテンポの曲を織り交ぜる展開。
普段よりもアグレッシブさを抑えめにしたビルのドラムにスウィンギーなバッキングをみせるDoug Weissのベースが、良い感じに心地良いリズムを叩き出す。
これに、微妙にアウトしてるようなバッキングとソロとを聴かせるGerald Claytonのピアノが入ることでPeter Bernsteinのギターを引き立たせるお膳立ては完成。
ここに、安定のPeter Bernsteinのギターが乗っかることで引きだされるサウンドの気持ちよさは格別と言えるでしょう。
彼の演奏も実はあまり技術的なことを考えずに楽しむべきだと思ってまして、特に新しいこと、難解なことはやっていないので、プレイボタンを押したら出てくるサウンドに身を委ねてしまうのが吉でしょう。
彼の場合、オルガントリオでの演奏と、アコピが入るカルテットでの演奏があるが、個人的には彼のサウンドにはアコピが合うように感じるのは個人的感覚でしょうか。
ベストは6曲めにします。
"Let Loose" Peter Bernstein(https://www.amazon.co.jp/dp/B01D1Y9JZ8/)
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