"Result Of The Colors" Megumi Yonezawa

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Megumi Yonezawa(米澤恵実)さんは、北海道出身でNY在住、Greg Osby、Nicholas Paytonらと共演歴があるようです。
これが初リーダー作で、FSNTからのリリースとなります。
ここしばらく、FSNT盤で良いのがでている印象がなく、購入がだいぶ減っていたが近作は下記2枚程度か。
 Roman Ott (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62862729.html)
 Jure Pukl (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63162799.html)

また、最近おもしろそうな盤がいくつか出てきて、また注目度が上がってくるかもしれません。
 Francesco Ciniglio (https://www.amazon.co.jp/dp/B01CTZKZSA/)
 Albert Vila (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63683518.html)
 Shawn Baltazor (http://ventoazul.shop-pro.jp/?pid=105050957)

過去の参加作を確認したところ、Greg Osbyの"public"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00022XODG/)が出てきましたが、これは聴いてないです。

本人のhpで、橋爪さん、市野さんとの演奏が聴けます。これも良い。
 http://www.megumiyonezawa.com/live/

メンツは、Fred Hershの最近のレギュラートリオのリズム隊ということで良いんでしょう。
最近発売のライブアルバム(下記)とも同じです。
 "Sunday Night at the Vanguard"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEB5W0U/)
かくいうメンツは以下の通り
Megumi Yonezawa(P)、John Herbert(B)、Eric McPherson(Ds)

演奏曲は、6曲めを除いて、米澤さんのオリジナル。
1. A Result of the Colors
2. Children of the Sun
3. Untitled
4. Dr. Jekyll and Mr. Hyde
5. Sketch
6. For Heaven’s Sake
7. Nor Dear or Fear
8. A Letter from Stillness
9. Epilogue


ドラムが程よく抑制を効かせたドラミングで、演奏を煽る。
ベースがリズムキープが基本だが、控えめに美旋律を挟み込んでくるのが、実はちょっと良い感じ。
ピアノのタッチはそう強くはないが、打鍵はしっかりしているイメージ。
左手のコードは優しめの音、右手の旋律は粒立ちの良い音で、その対比が良い味になっているか。

非4ビートの変拍子多めで、明度のある曲は、流暢、美麗かつ軽やかに演奏し、ちょっとダークな曲は、よりスピリチュアルに思索的に演奏していく。全般には、知的でありながら明瞭な演奏という印象。

スルメ盤とは言わないが、何度も繰り返し聴いてもとても気持ちの良い演奏であります。

ベストは2曲めでしょう


"Result Of The Colors" Megumi Yonezawa(https://www.amazon.co.jp/dp/B01EZSA16A/)

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