小山, 山田, 永田トリオ (20161008)

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この3人は、このユニットが初顔合わせで、このライブの前に1回リハーサルをしたそうですが、そのときが「初めまして」だったとのこと。
そしてこの3人を集めたのは会場主であらせられる村上さんとのことで、MCで山田さんがお礼言ってました。

コンセプトは、Gary Burtonをはじめとする60年代、70年代のジャズロック、ロックジャズの曲を演るといった感じのものだと思いますが、編成はトリオでベーシストが入りません。メンツは以下の通り。

小山大介(G)、山田あずさ(Vib)、永田真毅(Ds)

聴衆は、10人に届かないかといった程度の入り。
3連休の初日であったこと、横浜方面で「横濱ジャズプロムナード」演ってたり「挾間美帆」さん演ってたりしたので、お客さんが分散した可能性は否定できません。

曲は、Gary Burton,Gary McFarlandが演奏していたものを中心に、Gabor Szaboなど50~70年代の曲を中心に演奏。
その中でも、今回はあまりロックロックしていない、少しゆっくりめの曲を多く選んでいたようです。
リハーサル時に、演奏する曲の候補が20曲くらい集まって、その中からゆっくりめの曲を選んだようですが、結果的に難曲ばかりが残ったとか..。

定刻から少し遅れた8時5分くらいからスタート。
リーダーはいないとのことで、MCは順番にやってました。

うねうねでザクザクのギターが刻むリズムのうえで、少し強めのタッチが多めのヴィブラフォンが旋律をのせていく。
ギターが熱い即興をがしがしと繰り広げていく後ろで、ヴィブラフォンが彩どりを添えていく。
ギターの粗めの音色と、ヴィブラフォンの澄んだ音の対比がなんとも心地よく、生演奏でありながら当時のサウンドを想起させる。
ヴィブラフォンは、Gary Burtonセッティングということで電気は入ってませんでした。
 不勉強なんで、Gary Burtonが電気なしで演奏していたことを知らない。
小山さんは、ちょっと足元の操作がうまくいかない場面が散見されたは、緊張されていたのか..。


そして、ドラム。ロック色を色濃く感じさせるのは、永田さんのこのドラムがはいってこそ。
曲調と全体のバランスを考え、あまり乱打、強打にはせず、それでいて演奏を煽動し鼓舞しまくる。
特にバスドラで刻むリズムが、見事に演奏を煽っていていくところが、たまらなく格好良い。

永田さんの叩き出すリズムが全体の推進役を担い、山田さんのヴィブラフォンが曲としての骨格を作り、小山さんのギターがロックな粗さを注入していく。そんな役割分担を想起したが..。

後半は、予定時間通りの9時半にスタートして50分程度で4~5曲演ったか。
アンコールにも応えてくれ、ブラジル系を小山さんが歌うという、最後に違った側面を披露してライブ終了。

すでに次回が決まってまして、年明けて、1/20とのこと。
初顔合わせでしたが、メンバーもこの3人での演奏を面白がっており、主催(村上さん)側もこの演奏が気に入ったということなので、素晴らしい。
演奏する曲の候補は多いようなので、次回はまた新たな一面を見せてくれることを期待しています。

今回も、終焉後にヴィブラフォンの撤収をお手伝い。
ちょっと酔ってますので、壊さないよう、邪魔にならないよう、気を使いながら車に積み込むところまで。
※楽器はデリケートなものなので、今後は触らないように。皆さんも注意してください。

その後、もう少しいろいろお話をした後、日が変わるちょっと前に辞してきました。

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