"Childhood" 渋谷毅,市野元彦,外山明
先日、ライブを見に行ってきたChildhoodトリオですが、アルバムが先に出ています。
"Childhood トリオ (20160909)"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63850193.html)
このユニットが始まったきっかけが、6~7年前に渋谷さんがライブをしていた店(神戸?)でたまたまかかった市野さんのアルバム("Tme Flows(like water)"?)が気に入ったことから共演がスタートしたとのこと。
近所のお店では、2010年9月にデュオで初ライブを行っているようなので、これがごく初期のライブ演奏だったようです。 見逃してるんですが..orz
その後、活動を続ける中で外山さんがゲスト出演することが多くなり、今回のアルバムでは全面参加となったようです。
そもそも、渋谷さんとギタリストのデュオでの活動は多く、石渡明廣さん、平田王子さん、中牟礼貞則さんとか演ってたように記憶してますので、渋谷さんとギタリストデュオの新しいユニットという位置づけでもあるようです。ちなみに、ジャケットの写真も市野さん撮影のものとのこと。
渋谷毅(P)、市野元彦(G)、外山明(Ds)
演奏曲は、市野さんのオリジナルが5曲に、Steve Swallow、Lee Konitzで全部で7曲。
市野さんのオリジナルは、"Tme Flows(like water)"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2779708)から
2曲、"Sketches"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62027989.html)から2曲までは把握できました。
渋谷さんが市野さんのサウンドを気に入ったところから始まっているので、市野さんのオリジナルと、市野さんぽい曲が並んでいるという解釈で良いと思います。
1. Childhood
2. No Restrictions for Plasterer
3. Short Piece for a Day
4. Falling Grace
5. Subconscious-Lee
6. Hiking
7. Folk Song
もの凄くひっそりとかつおもむろに始まる市野さんのギターがそのまま伴奏になって、そこに渋谷さんのピアノでの旋律のっかってくる。
そして、外山さんのドラムが、微妙かつ絶妙なタイミングで合いの手を入れてくる。
2曲め以降、渋谷さんのピアノが伴奏にまわって、市野さんのギターが主旋律を奏でる場面も。
主役(テーマ)、脇役(伴奏)は、曲毎だったりテーマごとにだったりと役割は入れ替わるが、それぞれお互いがお互いのサウンドに繊細に呼応して次の音を紡いでいくさまの心地よさ。
全体に、スローテンポな曲だけを集めており、そのゆったりした中で、3者が作り出す独特な音世界に、沈み込んでいくような感覚。
「痒いところに手が届く」ではなく、「かいてもらったら、そこが痒かった」みたいな不思議な世界に、どっぷりと陥るような感覚。
ライブでは、針の穴に糸を通すように、もっともっと繊細かつ微妙な音の交感(交歓)がされていたと感じられましたが、それに比べれば多少は安心して聴いていられる調和感がありますが、それでも心地よい緊張感を感じられるアルバムであります。
ベストは、タイトル曲にしましょう。
"Childhood" 渋谷毅,市野元彦,外山明(https://www.amazon.co.jp/dp/B01JIS3A6A)
"Childhood トリオ (20160909)"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63850193.html)
このユニットが始まったきっかけが、6~7年前に渋谷さんがライブをしていた店(神戸?)でたまたまかかった市野さんのアルバム("Tme Flows(like water)"?)が気に入ったことから共演がスタートしたとのこと。
近所のお店では、2010年9月にデュオで初ライブを行っているようなので、これがごく初期のライブ演奏だったようです。 見逃してるんですが..orz
その後、活動を続ける中で外山さんがゲスト出演することが多くなり、今回のアルバムでは全面参加となったようです。
そもそも、渋谷さんとギタリストのデュオでの活動は多く、石渡明廣さん、平田王子さん、中牟礼貞則さんとか演ってたように記憶してますので、渋谷さんとギタリストデュオの新しいユニットという位置づけでもあるようです。ちなみに、ジャケットの写真も市野さん撮影のものとのこと。
渋谷毅(P)、市野元彦(G)、外山明(Ds)
演奏曲は、市野さんのオリジナルが5曲に、Steve Swallow、Lee Konitzで全部で7曲。
市野さんのオリジナルは、"Tme Flows(like water)"(http://www.hmv.co.jp/product/detail/2779708)から
2曲、"Sketches"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62027989.html)から2曲までは把握できました。
渋谷さんが市野さんのサウンドを気に入ったところから始まっているので、市野さんのオリジナルと、市野さんぽい曲が並んでいるという解釈で良いと思います。
1. Childhood
2. No Restrictions for Plasterer
3. Short Piece for a Day
4. Falling Grace
5. Subconscious-Lee
6. Hiking
7. Folk Song
もの凄くひっそりとかつおもむろに始まる市野さんのギターがそのまま伴奏になって、そこに渋谷さんのピアノでの旋律のっかってくる。
そして、外山さんのドラムが、微妙かつ絶妙なタイミングで合いの手を入れてくる。
2曲め以降、渋谷さんのピアノが伴奏にまわって、市野さんのギターが主旋律を奏でる場面も。
主役(テーマ)、脇役(伴奏)は、曲毎だったりテーマごとにだったりと役割は入れ替わるが、それぞれお互いがお互いのサウンドに繊細に呼応して次の音を紡いでいくさまの心地よさ。
全体に、スローテンポな曲だけを集めており、そのゆったりした中で、3者が作り出す独特な音世界に、沈み込んでいくような感覚。
「痒いところに手が届く」ではなく、「かいてもらったら、そこが痒かった」みたいな不思議な世界に、どっぷりと陥るような感覚。
ライブでは、針の穴に糸を通すように、もっともっと繊細かつ微妙な音の交感(交歓)がされていたと感じられましたが、それに比べれば多少は安心して聴いていられる調和感がありますが、それでも心地よい緊張感を感じられるアルバムであります。
ベストは、タイトル曲にしましょう。
"Childhood" 渋谷毅,市野元彦,外山明(https://www.amazon.co.jp/dp/B01JIS3A6A)
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