Tillery "Tillery"

イメージ 1

この3人がユニット組んでアルバムを出すことになろうとは、夢にも思いませんでした。
個人的に聴いている数少ないボーカル(ブラジル以外では、本当に数少ない)のなかで、知ってる3人がユニットを組んでいるというのは稀有以外のなにものでもありません。

自blogを検索した結果が以下の通り。さすがに全部買おうとはしてませんが、1枚買って終わっていないところが、個人的にはレア度倍増であります。

Rebecca Martin
 "Twain"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62071454.html)
 "Growing Season"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57684745.html)

Gretchen Parlato
 "Gretchen Parlato"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63757066.html)
 "Live in NYC"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62268066.html)
 "Lost & Found"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61137449.html)

Becca Stevens
 "Perfect Animal"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62978063.html)
 "Weightless"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61019768.html)

同系統で有名な Norah Jonesも、Melody Gardotも、Madeleine Peyrouxもほとんど買ってないなかで、この3人が見事に集まっていることに驚愕を覚えるってもんです。

基本は3人での演奏で、2曲にゲストが入っていて、Pete Rendeのキーボードで1曲、Larry Grenadier, Mark Guilianaが入って1曲という構成になっています。

Rebecca Martin(G,Vo)、Gretchen Parlato(G,Vo)、Becca Stevens(G,Vo)、
Larry Grenadier(B:7)、Mark Guiliana(Ds:7)、Pete Rende(Key:4)

演ってる曲は、3人のオリジナルを数曲ずつとPrince rogers nelson, joshua tillman, Jacksons, A,C,jobim
という布陣。
01 Take Me With U
02 O I Long to Feel Your Arms Around Me
03 No More
04 Magnus
05 God Is in the Details (feat. Pete Rende)
06 I Wanna Fly so Free
07 Sweetheart (feat. Larry Grenadier, Mark Guiliana & Pete Rende)
08 I Asked (feat. Mark Guiliana)
09 To up and Go
10 Push Me Away
11 Tillery
12 Corcovado

3本のギターと、3人のボーカルだけで作られた作品。
曲は前述の通り、ロックポップス系カバーを多数含むが、曲調としては一貫してスローなバラード調のアレンジに終始し、アルバムを通しての印象は変わらない

使われている楽器は基本的に3本のギターだけで、他の楽器は
5曲めでは、キーボード、6曲めでは、鳥の鳴き声と手拍子、7曲めでは、ドラムとベース
といった程度で、ほとんどがシンプルなサウンドで奏でられる。
そのに3本のギターのアンサンブルの心地良さに相まって、3人のボーカルが醸し出すハーモニーの美しさが、また気持ち良さを増長する

最初から最後まで、うっとりと聴き惚れていることで至福の時間を過ごすことができるでしょう。

ベストは、あえてベース、ドラムの入った7曲めにしましょう


Tillery "Tillery"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01INUMKZQ/)

この記事へのコメント