"Lorenzo Naccarato Trio" Lorenzo Naccarato Trio
フランス出身と思われるピアニストLorenzo Naccaratoの初リーダー作で、Shai Maestroのリーダーアルバムをリリースしているフランスのレーベル Laborie Jazz からの作品。
欧州ピアノトリオの進化系が聴けそうな気配を感じたために、購入を決定した次第。
ちなみにと、Laborie Jazzレーベルの他の作品を調べてみたら、初期のYaron Hermanのアルバムとか
"MUSE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57992860.html)
"Variations"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56902172.html)
"a time for everything"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51245527.html)
Shai Maestroの初期の作品が同レーベルでした。いいところを抑えてますw
Road To Ithaca"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62357243.html)
"Shai Maestro"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61978229.html)
※Shai Maestroといえば、先日のCamila Mezaとのライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63861581.html)が素晴らしかった。
近作では、この後紹介予定のNasheet Waits盤もこのレーベルでした。
Between Nothingness and Infinity(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LVXY36N/)
メンツは、同世代の3人でしょう。いずれも知らない名前です。
Lorenzo Naccarato(P)、Benjamin Naud(Ds)、Adrien Rodriguez(B)
演奏曲は下記5曲。creditが見つからなかったが、すべてオリジナルでよさそうです。
1. Komet
2. Animal Locomotion
3. Breccia
4. Mirko Is Still Dancing
5. Heavy Rotation
片手で早く単調なフレーズを続けながら、もう一方でドラマチックな旋律を中心としたもの。
ベースは歯切れ良いというより、低音を響かせるようなサウンド。
逆にドラムはシンプルに拍を刻むことで緊迫感を産む。
弦を直接たたくような音を入れた大仰でドラマチックな1曲め
2曲めは、Tigran tigran Hamasyanが演りそうな中東/アルメニア系を彷彿とさせる旋律が印象的な6/8拍子の曲。
バラードっぽい美旋律で作られていながら、しっかり見せ場をつくっていく3曲め。
スローな導入部からテンポを少し上げてメロディアスに展開していく4曲め。
少し中東系のにおいを感じさせるちょっとポップめな主旋律にダークな中間部を差し挟んだ5曲め。
いずれも見事なほどにドラマチックな展開を持った演奏で、派手だなぁと思わせるもの。
ベースが少し凝った音を出している場面があり、アルコ弾きを主体に低音を響かせていることが多く、これがバンドの個性の1つとして生きている印象。
ただ全体としては、ベースのアルコの多い持続音とドラムの効果音的な使い方とにピアノの粒立ち良い音色が浮き出てきて、ピアノが主役のサウンドに仕上がっている。
全体的には、最近の日本の若手のピアノトリオが演ってそうなサウンドという印象と、e.s.t.からのピアノトリオスタイルからの進化形の1つと言えそうなサウンド。
ただ、大仰で派手なサウンドは結構耳に残るものでもあるので、最近の日本の若手のピアノトリオと同様にジャズを聴き始めたファンにも面白がって聴いてもらえそうな気はする。
5曲で30分程度とちょっと短すぎる収録時間であっという間に終わってしまう印象もあるが、これだけ派手だとこれ以上演るとあっというまにお腹いっぱいになってしまうんだろうなとも思える。
ベストは、4曲めにしましょう。
"Lorenzo Naccarato Trio" Lorenzo Naccarato Trio(https://www.amazon.co.jp/dp/B01B6907UG/)
欧州ピアノトリオの進化系が聴けそうな気配を感じたために、購入を決定した次第。
ちなみにと、Laborie Jazzレーベルの他の作品を調べてみたら、初期のYaron Hermanのアルバムとか
"MUSE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57992860.html)
"Variations"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56902172.html)
"a time for everything"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a51245527.html)
Shai Maestroの初期の作品が同レーベルでした。いいところを抑えてますw
Road To Ithaca"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62357243.html)
"Shai Maestro"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61978229.html)
※Shai Maestroといえば、先日のCamila Mezaとのライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63861581.html)が素晴らしかった。
近作では、この後紹介予定のNasheet Waits盤もこのレーベルでした。
Between Nothingness and Infinity(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LVXY36N/)
メンツは、同世代の3人でしょう。いずれも知らない名前です。
Lorenzo Naccarato(P)、Benjamin Naud(Ds)、Adrien Rodriguez(B)
演奏曲は下記5曲。creditが見つからなかったが、すべてオリジナルでよさそうです。
1. Komet
2. Animal Locomotion
3. Breccia
4. Mirko Is Still Dancing
5. Heavy Rotation
片手で早く単調なフレーズを続けながら、もう一方でドラマチックな旋律を中心としたもの。
ベースは歯切れ良いというより、低音を響かせるようなサウンド。
逆にドラムはシンプルに拍を刻むことで緊迫感を産む。
弦を直接たたくような音を入れた大仰でドラマチックな1曲め
2曲めは、Tigran tigran Hamasyanが演りそうな中東/アルメニア系を彷彿とさせる旋律が印象的な6/8拍子の曲。
バラードっぽい美旋律で作られていながら、しっかり見せ場をつくっていく3曲め。
スローな導入部からテンポを少し上げてメロディアスに展開していく4曲め。
少し中東系のにおいを感じさせるちょっとポップめな主旋律にダークな中間部を差し挟んだ5曲め。
いずれも見事なほどにドラマチックな展開を持った演奏で、派手だなぁと思わせるもの。
ベースが少し凝った音を出している場面があり、アルコ弾きを主体に低音を響かせていることが多く、これがバンドの個性の1つとして生きている印象。
ただ全体としては、ベースのアルコの多い持続音とドラムの効果音的な使い方とにピアノの粒立ち良い音色が浮き出てきて、ピアノが主役のサウンドに仕上がっている。
全体的には、最近の日本の若手のピアノトリオが演ってそうなサウンドという印象と、e.s.t.からのピアノトリオスタイルからの進化形の1つと言えそうなサウンド。
ただ、大仰で派手なサウンドは結構耳に残るものでもあるので、最近の日本の若手のピアノトリオと同様にジャズを聴き始めたファンにも面白がって聴いてもらえそうな気はする。
5曲で30分程度とちょっと短すぎる収録時間であっという間に終わってしまう印象もあるが、これだけ派手だとこれ以上演るとあっというまにお腹いっぱいになってしまうんだろうなとも思える。
ベストは、4曲めにしましょう。
"Lorenzo Naccarato Trio" Lorenzo Naccarato Trio(https://www.amazon.co.jp/dp/B01B6907UG/)
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