Fred Hersch Trio (20161102)
縁あって、Fred HerschのCotton Clubでの2日目の2ndセットにお誘いいただき、急きょ丸の内に行ってきました。
つい最近Village Vanguardでのライブをリリースしその演奏に圧倒されていたので、生で聴いたときのインパクトがとても楽しみであります。
"Sunday Night at the Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63875820.html)
20時開場、開場前からお誘いいただいたH氏に、いろんな方(皆さん、もの凄いFred Hershのファンの方々だらけ)を紹介いただきつつ、blogでの知り合いの方にお会いしたりと濃い1時間があっという間に過ぎ、21時にほぼ時間通りに開演。
指定席部分に少しだけ空席があったが自由席はほぼ満席で、客の入りは9割以上といったところか。
メンツは、前述の新作と同じのレギュラートリオ。
Fred Hersch(P)、John Hebert(B)、Eric McPherson(Ds)
これは、予想以上に素晴らしい演奏で、どう言葉で表現したらいいのか、ちょっと悩ましい。
美しい、癒される、うっとりさせられる、ノリの良い、熱気の感じられる、凛とした・・・ どれも当てはまるが、それだけでは表しきれない。
Fred Herschのピアノの素晴らしさ、Eric McPhersonの抑制の効いた、それでいてしっかりドライブするドラミング、John Hebertの小気味よいベースと各人の演奏の素晴らしさはもとより、3者の繰り出すフレーズ、そのフレーズの音量バランス、音を繰り出すタイミング、そしてその絡み具合、そのどれもが絶妙かつ繊細なバランスで、・・・ 言葉が見つからない。
冒頭、Eric McPhersonが脇に置いてある水のボトルを叩きリズムを取り出したときはちと驚いたがそれすらも素晴らしい演奏の一部となっていたり、
途中4曲めくらいだったか、3者の演奏がふとなくなる瞬間(10秒くらいあったと思う)があったが、普通のライブだと不用意な客が思いだしたように拍手をすることが多々あるが、ここでは誰も拍手もせずもの音も立てずに、固唾をのんで次の展開を待つ場面があり、聴衆もトリオの演奏に集中して聴き入っていたことが感じられた。
こういう聴衆の意識が、奏者にも伝わったんじゃないかと思われる素晴らしい演奏でありました。
同席の面々は、来日全セットを聴いているどころか、NYにも赴いてFred Hershを聴いている、だけでなく来日招聘すらしていた(今日知ってビビった)というもの凄い方々であるが、その方々でも今日の演奏は格段に素晴らしかったと言わしめるようなもので、素晴らしい場面に居合わせた幸せに深く感謝しております。
演奏曲は、Wayne Shorter、Thelonius Monk、Ornette Coleman等々。
アンコールは、アルバム同様にValentineをソロで演奏してライブは終了。
こういう言い方が正しいのかどうかわからないし、もちろん録音もしてないと思うが、正規の名盤が生まれる瞬間に居合わせたような、"Waltz for Debby"の録音現場ってこんなだったんじゃないかと思わせるような感覚を覚えました。
最後に、サインをいただき、英語できないんで日本語で賛辞を伝え、写真も撮っていただいて、帰途につきました。
あぁ、感動のあめあられ。。。
つい最近Village Vanguardでのライブをリリースしその演奏に圧倒されていたので、生で聴いたときのインパクトがとても楽しみであります。
"Sunday Night at the Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63875820.html)
20時開場、開場前からお誘いいただいたH氏に、いろんな方(皆さん、もの凄いFred Hershのファンの方々だらけ)を紹介いただきつつ、blogでの知り合いの方にお会いしたりと濃い1時間があっという間に過ぎ、21時にほぼ時間通りに開演。
指定席部分に少しだけ空席があったが自由席はほぼ満席で、客の入りは9割以上といったところか。
メンツは、前述の新作と同じのレギュラートリオ。
Fred Hersch(P)、John Hebert(B)、Eric McPherson(Ds)
これは、予想以上に素晴らしい演奏で、どう言葉で表現したらいいのか、ちょっと悩ましい。
美しい、癒される、うっとりさせられる、ノリの良い、熱気の感じられる、凛とした・・・ どれも当てはまるが、それだけでは表しきれない。
Fred Herschのピアノの素晴らしさ、Eric McPhersonの抑制の効いた、それでいてしっかりドライブするドラミング、John Hebertの小気味よいベースと各人の演奏の素晴らしさはもとより、3者の繰り出すフレーズ、そのフレーズの音量バランス、音を繰り出すタイミング、そしてその絡み具合、そのどれもが絶妙かつ繊細なバランスで、・・・ 言葉が見つからない。
冒頭、Eric McPhersonが脇に置いてある水のボトルを叩きリズムを取り出したときはちと驚いたがそれすらも素晴らしい演奏の一部となっていたり、
途中4曲めくらいだったか、3者の演奏がふとなくなる瞬間(10秒くらいあったと思う)があったが、普通のライブだと不用意な客が思いだしたように拍手をすることが多々あるが、ここでは誰も拍手もせずもの音も立てずに、固唾をのんで次の展開を待つ場面があり、聴衆もトリオの演奏に集中して聴き入っていたことが感じられた。
こういう聴衆の意識が、奏者にも伝わったんじゃないかと思われる素晴らしい演奏でありました。
同席の面々は、来日全セットを聴いているどころか、NYにも赴いてFred Hershを聴いている、だけでなく来日招聘すらしていた(今日知ってビビった)というもの凄い方々であるが、その方々でも今日の演奏は格段に素晴らしかったと言わしめるようなもので、素晴らしい場面に居合わせた幸せに深く感謝しております。
演奏曲は、Wayne Shorter、Thelonius Monk、Ornette Coleman等々。
アンコールは、アルバム同様にValentineをソロで演奏してライブは終了。
こういう言い方が正しいのかどうかわからないし、もちろん録音もしてないと思うが、正規の名盤が生まれる瞬間に居合わせたような、"Waltz for Debby"の録音現場ってこんなだったんじゃないかと思わせるような感覚を覚えました。
最後に、サインをいただき、英語できないんで日本語で賛辞を伝え、写真も撮っていただいて、帰途につきました。
あぁ、感動のあめあられ。。。
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