Nasheet Waits Equality "Between Nothingness and Infinity"

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自blogを検索しても10枚以上の参加作がすぐに出てくる人気ドラマーであるNasheet Waitsの2枚めのリーダーアルバムです。
初作は、2008年頃リリースの下記で、Logan Richardson, Jason Moranと今考えるとなかなかなメンツが揃っていますが、残念ながら当時この盤は買いませんでした。なんで、聴いてません。
どうやら、なかなか評判は良さそうではあるんですが..。
 "Alive at MPI"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0043FGXJ0/)

本作は上記作品と同様に"Equality"の冠をつけていますが、楽器編成は同じ(というにはオーソドクスな編成だが)ですが、メンツは完全に入れ替わっていて
Nasheet Waits(Ds)、Mark Helias(B)、Darius Jones(Sax)、Aruan Ortiz(P)

演奏曲は、オリジナル4曲、メンバーのMark Heliasが1曲、Sam Riversが2曲、Andrew Hill, Charlie Parkerが各1曲で全部で9曲という構成。
1. Korean Bounce
2. Story Line
3. Between Nothingness and Infinity
4. Snake Hip Waltz
5. Unity
6. Kush
7. Koko
8. Hesitation
9. Unity

一般的にサックストリオ作というのは、サックス奏者が、自身の創造力、表現力の全てを渾身を持ってさらけ出す所に醍醐味があると認識しています。
メンツ見れば判る通り、本作はカルテット編成なんですがこの作品はサックストリオを聴いているような雰囲気に充ち満ちた作品と言えそうです。

Nasheet Waitsのドラムが、曲の温度感、緩急の差はあるが、煽りに徹したドラムを披露する中、Darius Jonesのサックスがその煽りに負けじと自身のテクニックの全てで対抗して行くような演奏を繰り広げる。
名声から言って、サックス奏者がドラマーに負けているのは自明であるが、その名声に真っ向から勝負して行くように果敢に攻め入る様は耳目に値するものだと。
この両者のせめぎ合いを、ベースのMark Heliasがあまり派手とは言えないがしっかりと下支えするような演奏は好感が持てる。
ピアノのAruan Ortizは大半がバッキングではあるがソロパートではサックストリオのピアノ版のような過激な演奏を聴かせてくれてて、サックストリオ然として聴けるピアノトリオと言う聴き方を提示してくれたと言う意味で、個人的には存在意義が大きくなっているかも。
6曲めにスローな曲が1曲入るが、この表現力はちと弱いか..。

ベストは7曲めでしょう。


Nasheet Waits Equality "Between Nothingness and Infinity"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LVXY36N/)

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