Guillermo Klein "Los Guachos V"
Guillermo Kleinという人は記憶になかったんですが、某塔店店頭にてラージアンサンブル系の新作として紹介されていたのが気になって購入しています。
ジャケのインパクトも大きかったのと、ジャケ裏でメンツ見れたのも大きいですなw
家帰って、調べてたら気にしてて買ってなかったAaron Goldberg との共演盤があったのを見つけました。
Bienestan (https://www.amazon.co.jp/dp/B004XIQJ5A/)
Guillermo Kleinはアルゼンチンの人で、1994年に初リーダー作をだして、現在まで10枚以上のリーダー作が出ているようです。
そのなかに、Los Guachos名義でも複数作のアルバムが出ていて、このLos Guachos VのVは5作めのアルバムということのようです。
過去作を意識していなかったので、5のVとは思ってもみませんでしたw
メンツは、ラージアンサンブル系なので大所帯ですが、よく見るとメンツは驚くくらいにかなり良いです。
よくこれだけのメンツを集められるな、スケジュールを合わせられるなと思っちゃいますが、Los Guachosの初作が1999以前で、たぶんその頃からほぼ同一のメンバーで活動していたからこそということなんでしょう。
Bill McHenry(Ts)、Chris Cheek(Ss,Ts,Bs)、Diego Urcola(Tp,Tb)
Miguel Zenon(As)、Sandro Tomasi(Tb)、Taylor Haskins(Tp,Flh)、Ricvhard Nant(Per,Tp)
Ben Monder(G)、Fernando Huergo(B)、Guillermo Klein(P)、Jeff Ballard(Ds)
演奏曲は、2つの組曲+2曲という構成ですが、オリジナル以外に、2曲Donna Lee,Ashes他人の曲が入ります。
Suite Indiana
1. Back Home Again
2. Donna Lee
3. Patria Espiral
Suite Jazmin
4. Symmetry I
5. Si No Sabes 4/4
6. Si No Sabes 9/8
7. Burrito Hill Mirror
8. Human Feel Mirror
9. Jazmin
10.Symmetry II
11. Ashes
12. Quemando Velas
一概には言えないのですが、おおよそ前半と後半で、曲の感じ、方向性が少し違っていると聴いてまして…。
前半は、パルシブな音の重合でアンサンブルを形成して行くような構成で、かなり色々な音を細かく紛れ込ませ、さらにいろんな楽器のソロをも入れ込んでサウンドイメージを作り上げている。
曲調としては、ジャズはもとよりロックから現代音楽風まで、色々な要素を感じさせるもので、リズムは比較的しっかりしているので、そのリズムを頼りに変幻自在なアンサンブルを楽しむのが吉と思えるものが大半。
この最たるものが、2曲めのDonna Lee。
原曲の雰囲気は残しながら見事に換骨奪胎していると思います。
後半は、もう少し各楽器の演奏をしっかり聴かせる方向でまとまっていて、曲の良さと演奏の良さとをたっぷりと楽しむ方向が主流。
メンツを考えたらこっちの演奏を聴きたい聴かせたいところだろうが、あえて前半の曲調を先に持ってきているのはある意味大英断と言えそう。
もしかしたら、これだけの実力者を揃えないと前半のような演奏がまとまらないのかもしれない。
前半の演奏のインパクトが個人的には効いています。
ベストは1曲め、このアルバムの真骨頂はここにあると思います。
Guillermo Klein "Los Guachos V"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01DPLSCX2/)
ジャケのインパクトも大きかったのと、ジャケ裏でメンツ見れたのも大きいですなw
家帰って、調べてたら気にしてて買ってなかったAaron Goldberg との共演盤があったのを見つけました。
Bienestan (https://www.amazon.co.jp/dp/B004XIQJ5A/)
Guillermo Kleinはアルゼンチンの人で、1994年に初リーダー作をだして、現在まで10枚以上のリーダー作が出ているようです。
そのなかに、Los Guachos名義でも複数作のアルバムが出ていて、このLos Guachos VのVは5作めのアルバムということのようです。
過去作を意識していなかったので、5のVとは思ってもみませんでしたw
メンツは、ラージアンサンブル系なので大所帯ですが、よく見るとメンツは驚くくらいにかなり良いです。
よくこれだけのメンツを集められるな、スケジュールを合わせられるなと思っちゃいますが、Los Guachosの初作が1999以前で、たぶんその頃からほぼ同一のメンバーで活動していたからこそということなんでしょう。
Bill McHenry(Ts)、Chris Cheek(Ss,Ts,Bs)、Diego Urcola(Tp,Tb)
Miguel Zenon(As)、Sandro Tomasi(Tb)、Taylor Haskins(Tp,Flh)、Ricvhard Nant(Per,Tp)
Ben Monder(G)、Fernando Huergo(B)、Guillermo Klein(P)、Jeff Ballard(Ds)
演奏曲は、2つの組曲+2曲という構成ですが、オリジナル以外に、2曲Donna Lee,Ashes他人の曲が入ります。
Suite Indiana
1. Back Home Again
2. Donna Lee
3. Patria Espiral
Suite Jazmin
4. Symmetry I
5. Si No Sabes 4/4
6. Si No Sabes 9/8
7. Burrito Hill Mirror
8. Human Feel Mirror
9. Jazmin
10.Symmetry II
11. Ashes
12. Quemando Velas
一概には言えないのですが、おおよそ前半と後半で、曲の感じ、方向性が少し違っていると聴いてまして…。
前半は、パルシブな音の重合でアンサンブルを形成して行くような構成で、かなり色々な音を細かく紛れ込ませ、さらにいろんな楽器のソロをも入れ込んでサウンドイメージを作り上げている。
曲調としては、ジャズはもとよりロックから現代音楽風まで、色々な要素を感じさせるもので、リズムは比較的しっかりしているので、そのリズムを頼りに変幻自在なアンサンブルを楽しむのが吉と思えるものが大半。
この最たるものが、2曲めのDonna Lee。
原曲の雰囲気は残しながら見事に換骨奪胎していると思います。
後半は、もう少し各楽器の演奏をしっかり聴かせる方向でまとまっていて、曲の良さと演奏の良さとをたっぷりと楽しむ方向が主流。
メンツを考えたらこっちの演奏を聴きたい聴かせたいところだろうが、あえて前半の曲調を先に持ってきているのはある意味大英断と言えそう。
もしかしたら、これだけの実力者を揃えないと前半のような演奏がまとまらないのかもしれない。
前半の演奏のインパクトが個人的には効いています。
ベストは1曲め、このアルバムの真骨頂はここにあると思います。
Guillermo Klein "Los Guachos V"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01DPLSCX2/)
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