“New Spring: Live At The Village Vanguard” Enrico Pieranunzi
Enrico Pieranunziというと、個人的固定観念としては、ピアノトリオってことになるんですが、直前の紹介が、今年頭の2管ドラムレス盤の下記ではありましたが
"Proximity"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63541553.html)
その前は、前作と同時発売の未購入の2枚と、紹介した3枚のトリオ作と、もう少しあったようです。
"Stories"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62691266.html)
"Live at the Village Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61946919.html)
"Permutation"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61267758.html)
もっとも、未聴ではあるが、ボーカルとのデュオ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B01AKTGP2C/)、ギターとのデュオ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B00S59IBKO/)、2台ピアノ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEPCUAG/)と、デュオ作も精力的に作品を作っていたようですが..。
本作も、一連の制作意欲の高まりにのって作られたカルテット作と読んだのですが、はてさて。
メンツは、さすがに良いところを連れてきていて、Donny McCaslinは、前述の"Proximity"で共演している繋がり、Scott Colleyは、"Stories"からの繋がりがClarence Pennも共演盤は出てこなかったが、充分の実力者なので過去に共演歴はありそう。
Enrico Pieranunzi(P)、Donny McCaslin(Ts)、Scott Colley(B)、Clarence Penn(Ds)
演奏曲は、Enrico Pieranunziのオリジナル5曲、Scott Colleyのオリジナル1曲に、スタンダードという構成。
01. Amsterdam Avenue
02. New Spring
03. Out Of The Void
04. Permutation
05. Loveward
06. I Hear A Rhapsody
07. The Waver
4ビート基調の曲が多めでありながら、Enrico Pieranunzi のアルバムとしては、軽快なイメージの作風。
ベース以外リズムをしっかり刻む気配が感じられないところがスリリングではあるが、全体にちょっと熱気不足か。
Clarence Pennの、シンバルを中心としたドラミングに、リズムと関係なくてもここぞというタイミングで入れてくるスネアの一撃が演奏にメリハリをつける。
Donny McCaslin がフロントを担うが、テーマは小気味よいちょっと抑制を効かせ気味な演奏、ソロもフレーズの面白さが聴かれる場面は多々あるが、唾と汗が飛び散る(失礼)ような熱さと力強さを感じるほどでもないか。
このメンツの中でリーダー作で聴かれるようなアヴァンギャルドな雰囲気を滲ませて果敢に攻め立てる演奏をしてたら緊張感も漂って面白かったのかなぁとも思わせるが。
Enrico Pieranunzi の控えめでありながら効果的なバッキングが冴え、ソロではあまりタッチは強くないが朗々とした彼らしいピアニズムを効かせた演奏が良い感じに映えて良い塩梅。ノった演奏してると思います。
このピアノを中心に聴き進めるのが至福への近道じゃないかと思ってますがいかがなものか。
ベストは6曲めでしょう。
“New Spring: Live At The Village Vanguard” Enrico Pieranunzi(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEP0HAG/)
"Proximity"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63541553.html)
その前は、前作と同時発売の未購入の2枚と、紹介した3枚のトリオ作と、もう少しあったようです。
"Stories"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62691266.html)
"Live at the Village Vanguard"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61946919.html)
"Permutation"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61267758.html)
もっとも、未聴ではあるが、ボーカルとのデュオ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B01AKTGP2C/)、ギターとのデュオ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B00S59IBKO/)、2台ピアノ作(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEPCUAG/)と、デュオ作も精力的に作品を作っていたようですが..。
本作も、一連の制作意欲の高まりにのって作られたカルテット作と読んだのですが、はてさて。
メンツは、さすがに良いところを連れてきていて、Donny McCaslinは、前述の"Proximity"で共演している繋がり、Scott Colleyは、"Stories"からの繋がりがClarence Pennも共演盤は出てこなかったが、充分の実力者なので過去に共演歴はありそう。
Enrico Pieranunzi(P)、Donny McCaslin(Ts)、Scott Colley(B)、Clarence Penn(Ds)
演奏曲は、Enrico Pieranunziのオリジナル5曲、Scott Colleyのオリジナル1曲に、スタンダードという構成。
01. Amsterdam Avenue
02. New Spring
03. Out Of The Void
04. Permutation
05. Loveward
06. I Hear A Rhapsody
07. The Waver
4ビート基調の曲が多めでありながら、Enrico Pieranunzi のアルバムとしては、軽快なイメージの作風。
ベース以外リズムをしっかり刻む気配が感じられないところがスリリングではあるが、全体にちょっと熱気不足か。
Clarence Pennの、シンバルを中心としたドラミングに、リズムと関係なくてもここぞというタイミングで入れてくるスネアの一撃が演奏にメリハリをつける。
Donny McCaslin がフロントを担うが、テーマは小気味よいちょっと抑制を効かせ気味な演奏、ソロもフレーズの面白さが聴かれる場面は多々あるが、唾と汗が飛び散る(失礼)ような熱さと力強さを感じるほどでもないか。
このメンツの中でリーダー作で聴かれるようなアヴァンギャルドな雰囲気を滲ませて果敢に攻め立てる演奏をしてたら緊張感も漂って面白かったのかなぁとも思わせるが。
Enrico Pieranunzi の控えめでありながら効果的なバッキングが冴え、ソロではあまりタッチは強くないが朗々とした彼らしいピアニズムを効かせた演奏が良い感じに映えて良い塩梅。ノった演奏してると思います。
このピアノを中心に聴き進めるのが至福への近道じゃないかと思ってますがいかがなものか。
ベストは6曲めでしょう。
“New Spring: Live At The Village Vanguard” Enrico Pieranunzi(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEP0HAG/)
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