Mary Halvorson Octet "Away With You"
Mary Halvorsonは、昨年の年間ベスト大会で、下記ソロ作の登場頻度が高くて聴いてからの意識しだしてます。
"Meltframe"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63643384.html)
自blogを漁ると、その直前の4回目の新譜会でも聴いていたようだが、このときは実は買うには至っていません。
こういう日記的使い方もできて、blogを書いておく価値のひとつだと認識してます。
その後、Marc Ribot、Thumbscrewと聴いていますが、約一年のインターバルでリーダー作がリリースされたのでこれもしっかり買って聴いている次第。
"Live in Tokyo" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63649248.html)
"Convallaria" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63924571.html)
今作は、4管、2ギターのちょっと変則的な8人編成です。メンツを眺めて見知った名前はJon Irabagonくらいか..。
Mary Halvorson(G)、Susan Alcorn(Pedal-Steel G)
Jonathan Finlayson(Tp)、Jon Irabagon(As)、Ingrid Laubrock(Ts)、Jacob Garchik(Tb)、
John Hebert(B)、Ches Smith(Ds)
演奏曲は、すべてMary Halvorsonのオリジナルで良さそう。タイトル末尾にすべてNo.の記載があるが、これはオリジナルに通し番号がついているよう。
1. Spirit Splitter (no. 54)
2. Away With You (no. 55)
3. The Absolute Almost (no. 52)
4. Sword Barrel (no. 58)
5. Old King Misfit (no. 57)
6. Fog Bank (no. 56)
7. Safety Orange (no. 59)
8. Inky Ribbons (no. 53)
さすがにフリージャズ界での注目度が俄然上がってきているMary Halvorsonの作品だけあって、演奏はフリー濃度がかなり高いものとなっている。
3曲めの2ギターによる5分くらいのイントロとか、5曲めのベースによるメロディアスなソロが3分くらい続くイントロとか、曲によっていろいろな変化は当然の如く存在するが、おおざっぱには、管楽器による複雑かつ重合的なアンサンブルと、ギターの奏でるちょっと緩めのリズムに、ドラムとベースのリズム。
いずれもが、音程だったりリズムだったり、そこここで、大胆にだったり微妙にだったりと絶妙なズレを見せながら全体像を形成させるなか、管楽器だったりギターだったりが前面で即興演奏を繰り広げていくという構成が基本形。
前作がソロで、今作は4管の8人編成ということで、管楽器による複雑かつ重合的なアンサンブルを全面に押し出してきていることは自明で、これはMary Halvorsonが提示するラージアンサンブル表現ではないかと勘繰っているわけですが、それだけ昨今のラージアンサンブル旋風の影響力は大きかったと言わざるを得ません。
ベストは、明度高めの2曲めにします。
Mary Halvorson Octet "Away With You"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LD657HU/)
"Meltframe"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63643384.html)
自blogを漁ると、その直前の4回目の新譜会でも聴いていたようだが、このときは実は買うには至っていません。
こういう日記的使い方もできて、blogを書いておく価値のひとつだと認識してます。
その後、Marc Ribot、Thumbscrewと聴いていますが、約一年のインターバルでリーダー作がリリースされたのでこれもしっかり買って聴いている次第。
"Live in Tokyo" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63649248.html)
"Convallaria" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63924571.html)
今作は、4管、2ギターのちょっと変則的な8人編成です。メンツを眺めて見知った名前はJon Irabagonくらいか..。
Mary Halvorson(G)、Susan Alcorn(Pedal-Steel G)
Jonathan Finlayson(Tp)、Jon Irabagon(As)、Ingrid Laubrock(Ts)、Jacob Garchik(Tb)、
John Hebert(B)、Ches Smith(Ds)
演奏曲は、すべてMary Halvorsonのオリジナルで良さそう。タイトル末尾にすべてNo.の記載があるが、これはオリジナルに通し番号がついているよう。
1. Spirit Splitter (no. 54)
2. Away With You (no. 55)
3. The Absolute Almost (no. 52)
4. Sword Barrel (no. 58)
5. Old King Misfit (no. 57)
6. Fog Bank (no. 56)
7. Safety Orange (no. 59)
8. Inky Ribbons (no. 53)
さすがにフリージャズ界での注目度が俄然上がってきているMary Halvorsonの作品だけあって、演奏はフリー濃度がかなり高いものとなっている。
3曲めの2ギターによる5分くらいのイントロとか、5曲めのベースによるメロディアスなソロが3分くらい続くイントロとか、曲によっていろいろな変化は当然の如く存在するが、おおざっぱには、管楽器による複雑かつ重合的なアンサンブルと、ギターの奏でるちょっと緩めのリズムに、ドラムとベースのリズム。
いずれもが、音程だったりリズムだったり、そこここで、大胆にだったり微妙にだったりと絶妙なズレを見せながら全体像を形成させるなか、管楽器だったりギターだったりが前面で即興演奏を繰り広げていくという構成が基本形。
前作がソロで、今作は4管の8人編成ということで、管楽器による複雑かつ重合的なアンサンブルを全面に押し出してきていることは自明で、これはMary Halvorsonが提示するラージアンサンブル表現ではないかと勘繰っているわけですが、それだけ昨今のラージアンサンブル旋風の影響力は大きかったと言わざるを得ません。
ベストは、明度高めの2曲めにします。
Mary Halvorson Octet "Away With You"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LD657HU/)
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