"渋樹" 渋さ知らズ
渋さ知らズがクラシックを演奏したアルバム。
2005年から毎年GWに東京国際フォーラムで行われている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」というクラシックイベントに2012年頃から出演していて、クラシック界にも進出を果たしているとw
が、公演をアーティストのパート別で探すでの表記が、「その他」の中で
2012:総合見世物音楽
2013:芸術キャバレー集団
なんて、書かれていて笑える。ちなみに2014からは「脱ジャンル音楽パフォーマンス集団」で落ち着いているようですw
ここでの演奏は、2016年の神奈川芸術劇場での『春のお祭り~2016年古典の旅』って単独でのライブの音源とのこと。
1 幻想交響曲第一楽章「夢-情熱」より
2 ジムノペディ第一番
3 幻想交響曲第4楽章「断頭台への行進」より
4 幻想交響曲より「イデー・フィクス」
5 幻想交響曲第5楽章「サバトの夜の宴」より
6 家路~What a wonderful world
メンツは、以下の通り。
■渋さ知らズ
不破大輔 (conduct)、北陽一郎(tp)、石渡岬(tp)、立花秀輝(as)、川口義之(as)、纐纈雅代(as)、片山広明(ts)、登敬三(ts)、ヤマナシ・ミズキ(ts)、
鬼頭哲(bs)、RIO(bs)、高橋保行(tb)、菱沼尚生(tuba)、石渡明廣(g)、斉藤“社長"良一(g)、小林真理子(b)、太田惠資(vln)、
山田あずさ(vib)、山口コーイチ(p)、関根真理(per)、磯部潤(ds)、山本直樹(ds)、渡部真一(vo)、玉井夕海(vo)
大半が幻想交響曲からの曲ですが、その元のオーケストラでのクラシックらしい演奏を聴いた記憶がなかったんで、図書館に行ってきてCDを借りてきました。
聞き比べてみて、大雑把には、テーマにあたる部分はその楽章の核となるフレーズを当て込んで、その後にソロでの演奏を入れてくるのがパターンと解釈しました。
1曲めの石渡さんのギター、2曲めの立花さんのアルト、3曲めの高橋さんのボントロ、6曲めの片山さんのテナー(たぶん)・・・
と、ことさらに素晴らしく、他のアルバムと比べてもかなり全開感のあるソロを繰り広げていて萌える。
テーマの演奏は、基本的にはユニゾンではあるんですが、渋さ流に熱気を孕みつつ、ちょっとずつ、音程、タイミングなんかがズレていて、そんなところが逆に心地良かったりするのは、普段聴いてるものがものだからなんでしょうw
元曲が端正なほど演奏が燃え上がるんじゃないかとあらためて感じてしまうほどに熱気を孕んだ演奏を繰り広げる。
そのぶん、もしかしたらクラシックとして聴いた時のいろいろな何かがスポイルされているんでしょうけど、そんなことは知ったこっちゃありません。
1曲めはボーカルでテーマを提示し、2曲めは知ってるフレーズの9音を7つにまとめて、通常20秒で演るフレーズを1~2秒に縮めて繰り返す。
と、これも渋さらしい変化球を繰り出しつつ、見事にクラシック曲を渋さサウンドに仕立て直している。
クラシックのオーケストラによる演奏は、おおよそ楽譜に記載のない音は出さないことを考えると、同じ曲の両極端のようなバージョンを聴いたと言えそうだが。
言って見れば、きちんと櫛で撫で付けたかっちりとした髪型と、あちこちに毛先が飛び跳ねたような髪型の違いと、わかるようなわからないようなたとえを思いついた次第であります。
しかし、何度も聴いてたら、この演奏の凄さに完全に圧倒されました。
ベストは、一番崩した演奏をしている2曲めにしましょう。
"渋樹" 渋さ知らズ (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4DRSY9/)
2005年から毎年GWに東京国際フォーラムで行われている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」というクラシックイベントに2012年頃から出演していて、クラシック界にも進出を果たしているとw
が、公演をアーティストのパート別で探すでの表記が、「その他」の中で
2012:総合見世物音楽
2013:芸術キャバレー集団
なんて、書かれていて笑える。ちなみに2014からは「脱ジャンル音楽パフォーマンス集団」で落ち着いているようですw
ここでの演奏は、2016年の神奈川芸術劇場での『春のお祭り~2016年古典の旅』って単独でのライブの音源とのこと。
1 幻想交響曲第一楽章「夢-情熱」より
2 ジムノペディ第一番
3 幻想交響曲第4楽章「断頭台への行進」より
4 幻想交響曲より「イデー・フィクス」
5 幻想交響曲第5楽章「サバトの夜の宴」より
6 家路~What a wonderful world
メンツは、以下の通り。
■渋さ知らズ
不破大輔 (conduct)、北陽一郎(tp)、石渡岬(tp)、立花秀輝(as)、川口義之(as)、纐纈雅代(as)、片山広明(ts)、登敬三(ts)、ヤマナシ・ミズキ(ts)、
鬼頭哲(bs)、RIO(bs)、高橋保行(tb)、菱沼尚生(tuba)、石渡明廣(g)、斉藤“社長"良一(g)、小林真理子(b)、太田惠資(vln)、
山田あずさ(vib)、山口コーイチ(p)、関根真理(per)、磯部潤(ds)、山本直樹(ds)、渡部真一(vo)、玉井夕海(vo)
大半が幻想交響曲からの曲ですが、その元のオーケストラでのクラシックらしい演奏を聴いた記憶がなかったんで、図書館に行ってきてCDを借りてきました。
聞き比べてみて、大雑把には、テーマにあたる部分はその楽章の核となるフレーズを当て込んで、その後にソロでの演奏を入れてくるのがパターンと解釈しました。
1曲めの石渡さんのギター、2曲めの立花さんのアルト、3曲めの高橋さんのボントロ、6曲めの片山さんのテナー(たぶん)・・・
と、ことさらに素晴らしく、他のアルバムと比べてもかなり全開感のあるソロを繰り広げていて萌える。
テーマの演奏は、基本的にはユニゾンではあるんですが、渋さ流に熱気を孕みつつ、ちょっとずつ、音程、タイミングなんかがズレていて、そんなところが逆に心地良かったりするのは、普段聴いてるものがものだからなんでしょうw
元曲が端正なほど演奏が燃え上がるんじゃないかとあらためて感じてしまうほどに熱気を孕んだ演奏を繰り広げる。
そのぶん、もしかしたらクラシックとして聴いた時のいろいろな何かがスポイルされているんでしょうけど、そんなことは知ったこっちゃありません。
1曲めはボーカルでテーマを提示し、2曲めは知ってるフレーズの9音を7つにまとめて、通常20秒で演るフレーズを1~2秒に縮めて繰り返す。
と、これも渋さらしい変化球を繰り出しつつ、見事にクラシック曲を渋さサウンドに仕立て直している。
クラシックのオーケストラによる演奏は、おおよそ楽譜に記載のない音は出さないことを考えると、同じ曲の両極端のようなバージョンを聴いたと言えそうだが。
言って見れば、きちんと櫛で撫で付けたかっちりとした髪型と、あちこちに毛先が飛び跳ねたような髪型の違いと、わかるようなわからないようなたとえを思いついた次第であります。
しかし、何度も聴いてたら、この演奏の凄さに完全に圧倒されました。
ベストは、一番崩した演奏をしている2曲めにしましょう。
"渋樹" 渋さ知らズ (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4DRSY9/)
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