"The Village" Yotam Silberstein
Yotam Silbersteinは、2016年夏の東京ジャズの無料ライブでの演奏を観てぶっとびまして..。
本作のリリースが告知されてたので、長らく楽しみに待っていたもの。
実はどうやら、TOKYO-JAZZの物販で、すでに売っていたような感じでしたが、全然チェックしてませんでした。
夏の来日時にいくつかライブハウスでの演奏もしていたようなので、見ときゃ良かったかなぁとも思ってますが、しょうがないです。
過去に4枚のリーダー作を出しているとはいえ、近作は2011年だったので5年ぶりのリーダー作
メンツは、来日時のAaron Goldbergに、ベース、ドラムはより強力な布陣となってます。
Yotam Silberstein(G)、Aaron Goldberg(P)、Reuben Rogers(B)、Greg Hutchinson(Ds)
8曲がYotam Silbersteinのオリジナルで、その他が3曲という構成。最後がLennie Tristanoで締めくくられるのがなんか凄い
01. Parabens
02. Milonga Gris
03. Nocturno
04. The Village
05. Stav
06. Fuzz
07. Albayzin
08. Changes
09. O Voo da mosca
10. October
11. Lennie Bird
冒頭2曲が8ビートのコンテンポラリ系の曲で、ノリよく終始するアルバムかと思わせると、3曲めで美旋律なバラードが入ってきて、その次の曲がちょっと変則な4ビートと思しき曲と、徐々に変化し。
以降・・・
クラシックテイストを感じる曲, ちょっとブルージーな曲, スペイン調, 最後はLenny Tristanoと、いろんなスタイルの曲が散りばめられた作風でありました。
東京ジャズのときはコンテンポラリー色の濃い演奏が主体という記憶が残っていて、この新作もそっち方面での期待感が高かったので、そういう意味ではちょっと期待外れな部分もあるか…。
が、東京ジャズのときのリハーサルで演奏していた4ビートが凄く格好良かったという事実もあるので、多くのスタイルをどう料理しているのかってのをじっくり聴くという意味では意義深いところではあります。
ギターが奏でる主旋律に、ユニゾンしたり対比的な合いの手を入れたりするピアノ、そのやりとりの格好良さ。
程よい力感で、きっちり締めた演奏を聴かせるドラム、堅実でありながらドライブ感を醸すベースが、これまた良い仕事感強い。
フロント2人のソロは、双方ともたっぷりの時間を使って創造的な即興を繰り広げていて、充分聴き応えのある演奏を楽しめる。
ただ正直なところ、Aaron Goldbergのピアノの方が印象的なフレーズが多いか。
それぞれの演奏は、面白くクオリティの高い演奏を聴かせてくれているんだけど多彩な曲調ゆえにアルバムとしてはちょっと散漫になっちゃっているかなぁという印象も。
多くの演りたいことをいろいろ詰め込んだ結果だと思うが、ちょっとやり過ぎな印象。
もうちょっとスタイルを絞っても良かったんじゃないかなぁとも思っているのだが、そういう意味では、近いメンツで2010年の"Resonance"(https://www.amazon.co.jp/dp/B003CR9C0M/)が気になるところ。
というのも期待度が高すぎるが故のコメントですね。内容はすこぶる良いと思います。
ベストは、4曲めにしましょう
"The Village" Yotam Silberstein(https://www.amazon.co.jp/dp/B01L080RK8/)
本作のリリースが告知されてたので、長らく楽しみに待っていたもの。
実はどうやら、TOKYO-JAZZの物販で、すでに売っていたような感じでしたが、全然チェックしてませんでした。
夏の来日時にいくつかライブハウスでの演奏もしていたようなので、見ときゃ良かったかなぁとも思ってますが、しょうがないです。
過去に4枚のリーダー作を出しているとはいえ、近作は2011年だったので5年ぶりのリーダー作
メンツは、来日時のAaron Goldbergに、ベース、ドラムはより強力な布陣となってます。
Yotam Silberstein(G)、Aaron Goldberg(P)、Reuben Rogers(B)、Greg Hutchinson(Ds)
8曲がYotam Silbersteinのオリジナルで、その他が3曲という構成。最後がLennie Tristanoで締めくくられるのがなんか凄い
01. Parabens
02. Milonga Gris
03. Nocturno
04. The Village
05. Stav
06. Fuzz
07. Albayzin
08. Changes
09. O Voo da mosca
10. October
11. Lennie Bird
冒頭2曲が8ビートのコンテンポラリ系の曲で、ノリよく終始するアルバムかと思わせると、3曲めで美旋律なバラードが入ってきて、その次の曲がちょっと変則な4ビートと思しき曲と、徐々に変化し。
以降・・・
クラシックテイストを感じる曲, ちょっとブルージーな曲, スペイン調, 最後はLenny Tristanoと、いろんなスタイルの曲が散りばめられた作風でありました。
東京ジャズのときはコンテンポラリー色の濃い演奏が主体という記憶が残っていて、この新作もそっち方面での期待感が高かったので、そういう意味ではちょっと期待外れな部分もあるか…。
が、東京ジャズのときのリハーサルで演奏していた4ビートが凄く格好良かったという事実もあるので、多くのスタイルをどう料理しているのかってのをじっくり聴くという意味では意義深いところではあります。
ギターが奏でる主旋律に、ユニゾンしたり対比的な合いの手を入れたりするピアノ、そのやりとりの格好良さ。
程よい力感で、きっちり締めた演奏を聴かせるドラム、堅実でありながらドライブ感を醸すベースが、これまた良い仕事感強い。
フロント2人のソロは、双方ともたっぷりの時間を使って創造的な即興を繰り広げていて、充分聴き応えのある演奏を楽しめる。
ただ正直なところ、Aaron Goldbergのピアノの方が印象的なフレーズが多いか。
それぞれの演奏は、面白くクオリティの高い演奏を聴かせてくれているんだけど多彩な曲調ゆえにアルバムとしてはちょっと散漫になっちゃっているかなぁという印象も。
多くの演りたいことをいろいろ詰め込んだ結果だと思うが、ちょっとやり過ぎな印象。
もうちょっとスタイルを絞っても良かったんじゃないかなぁとも思っているのだが、そういう意味では、近いメンツで2010年の"Resonance"(https://www.amazon.co.jp/dp/B003CR9C0M/)が気になるところ。
というのも期待度が高すぎるが故のコメントですね。内容はすこぶる良いと思います。
ベストは、4曲めにしましょう
"The Village" Yotam Silberstein(https://www.amazon.co.jp/dp/B01L080RK8/)
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