Joey Calderazzo "In The Door"
Joey Calderazzoの1991年リリースの初リーダー作です。
このblogのごく初期(まだアルバム紹介というスタイルでない頃)に、Joey Calderazzoの紹介をしたことがありまして(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a8835667.html)、そのときにそれまでのリーダー作を列挙したら、naryさん(http://narymusic2014.blog.jp/)に、デビュー盤が抜けていると指摘されまして..
それから、あまり熱心にではないですが中古盤店で探していたんですが、11年経ってようやく見つけて買うことができたという代物です。
これでJoey Calderazzoのリーダー作は全部揃ったと思うので、前掲情報を更新して再掲
"In The Door" 1991
"To Know One" 1992
"The Traveler" 1993
"Secrets" 1995
"Our Standards" 1996
"Simply Music 1996
"Joey Calderazzo" 2000
"haiku" 2003
"Amanecer" 2007
"Songs Of Mirth And Melancholy" 2011
"Live" 2013
"Going Home" 2015
Joey Calderazzoは、Michael Breckerバンドの演奏を聴いて、こりゃ凄いと認識したのが馴れ初めで、ワンホーンのサイドに入ると光る逸材と認識してるんで、本作の構成も期待感の高いもの。
ずっとBranford Marsalis、Michael Breckerのレギュラーバンドで演奏している(た)ので、リーダー作がワンホーンってのは、実はレアだったりします。
メンツは、3人のサックス奏者と2人のドラマーをとっかえひっかえしたカルテット中心の構成。1曲トリオで。
Joey Calderazzo(P)、Jay Anderson(B)
Adam Nussbaum(Ds:1,3,5-8)、Peter Erskine(Ds:2,4)
Branford Marsalis(Sax:1,2,4)、Jerry Bergonzi(Sax:3,5,6)、Michael Brecker(Sax:8)
演奏曲は2曲を除いてJoey Calderazzoのオリジナル。
Spring Is HereがRichard Rodgers作、Loud-ZeeがJerry Bergonzi作です。
1 In The Door
2 Mikell's
3 Spring Is Here
4 The Missed
5 Dome's Mode
6 Loud-Zee
7 Chubby's Lament
8 Pest
冒頭、早めの4ビートはその当時に多かったスタイルと認識しているが、実は今聴いても相当格好良いと感じさせる。
その1曲めはクレジット上、サックスがBranford Marsalisとなってるけど、Michael Brecker然としたフレーズを織り交ぜた気合いの入ったソロが猛烈な熱気を孕んだ演奏で、それだけで聴く側も燃えてくる。
続いて出てくるJoey Calderazzoのピアノがサックスソロに負けない熱さでJoey Calderazzoは初期から凄かったと再認識。
続く2曲めはBranford Marsalisがソプラノを演奏する美麗曲、早いフレーズを織り交ぜたBranford Marsalisのソロが素晴らしい。
3曲でJerry Bergonziがサックスを吹いてるが、演奏が若干だがくつろいだ雰囲気になる印象があり、そのぶんJoey Calderazzoの緩急の付け方、メリハリの付け方とか表現の幅の広さが見られるが、個人的感想として彼の持ち味はこっちじゃないなとも思わせる。
7曲めがピアノトリオでスローで耽美な曲調、クールで美しいんだけどJoey Calderazzoで聴きたい演奏じゃないのは個人的なことです。
最後の8曲めがMichael Breckerが入った4ビートでMichael Breckerがほぼ全編にわたってブローしまくっているのも凄いが、Joey Calderazzoのキレ良いソロもまた素晴らしい。
と、最初と最後が速いテンポの曲でこの2曲がなんといっても素晴らしい。
両曲とも、Adam Nussbaumが重量級ドラムを叩いているところもポイント高いんでしょう。
ベストは、最後の曲の方にします。
Joey Calderazzo "In The Door" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000008AIG/)
このblogのごく初期(まだアルバム紹介というスタイルでない頃)に、Joey Calderazzoの紹介をしたことがありまして(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a8835667.html)、そのときにそれまでのリーダー作を列挙したら、naryさん(http://narymusic2014.blog.jp/)に、デビュー盤が抜けていると指摘されまして..
それから、あまり熱心にではないですが中古盤店で探していたんですが、11年経ってようやく見つけて買うことができたという代物です。
これでJoey Calderazzoのリーダー作は全部揃ったと思うので、前掲情報を更新して再掲
"In The Door" 1991
"To Know One" 1992
"The Traveler" 1993
"Secrets" 1995
"Our Standards" 1996
"Simply Music 1996
"Joey Calderazzo" 2000
"haiku" 2003
"Amanecer" 2007
"Songs Of Mirth And Melancholy" 2011
"Live" 2013
"Going Home" 2015
Joey Calderazzoは、Michael Breckerバンドの演奏を聴いて、こりゃ凄いと認識したのが馴れ初めで、ワンホーンのサイドに入ると光る逸材と認識してるんで、本作の構成も期待感の高いもの。
ずっとBranford Marsalis、Michael Breckerのレギュラーバンドで演奏している(た)ので、リーダー作がワンホーンってのは、実はレアだったりします。
メンツは、3人のサックス奏者と2人のドラマーをとっかえひっかえしたカルテット中心の構成。1曲トリオで。
Joey Calderazzo(P)、Jay Anderson(B)
Adam Nussbaum(Ds:1,3,5-8)、Peter Erskine(Ds:2,4)
Branford Marsalis(Sax:1,2,4)、Jerry Bergonzi(Sax:3,5,6)、Michael Brecker(Sax:8)
演奏曲は2曲を除いてJoey Calderazzoのオリジナル。
Spring Is HereがRichard Rodgers作、Loud-ZeeがJerry Bergonzi作です。
1 In The Door
2 Mikell's
3 Spring Is Here
4 The Missed
5 Dome's Mode
6 Loud-Zee
7 Chubby's Lament
8 Pest
冒頭、早めの4ビートはその当時に多かったスタイルと認識しているが、実は今聴いても相当格好良いと感じさせる。
その1曲めはクレジット上、サックスがBranford Marsalisとなってるけど、Michael Brecker然としたフレーズを織り交ぜた気合いの入ったソロが猛烈な熱気を孕んだ演奏で、それだけで聴く側も燃えてくる。
続いて出てくるJoey Calderazzoのピアノがサックスソロに負けない熱さでJoey Calderazzoは初期から凄かったと再認識。
続く2曲めはBranford Marsalisがソプラノを演奏する美麗曲、早いフレーズを織り交ぜたBranford Marsalisのソロが素晴らしい。
3曲でJerry Bergonziがサックスを吹いてるが、演奏が若干だがくつろいだ雰囲気になる印象があり、そのぶんJoey Calderazzoの緩急の付け方、メリハリの付け方とか表現の幅の広さが見られるが、個人的感想として彼の持ち味はこっちじゃないなとも思わせる。
7曲めがピアノトリオでスローで耽美な曲調、クールで美しいんだけどJoey Calderazzoで聴きたい演奏じゃないのは個人的なことです。
最後の8曲めがMichael Breckerが入った4ビートでMichael Breckerがほぼ全編にわたってブローしまくっているのも凄いが、Joey Calderazzoのキレ良いソロもまた素晴らしい。
と、最初と最後が速いテンポの曲でこの2曲がなんといっても素晴らしい。
両曲とも、Adam Nussbaumが重量級ドラムを叩いているところもポイント高いんでしょう。
ベストは、最後の曲の方にします。
Joey Calderazzo "In The Door" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000008AIG/)
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