"STILL MOVING" Jonathan Finlayson
Jonathan Finlaysonというトランぺッターのリーダー作。
これは先日の新譜会の時にお借りしたものです。
メンツが、渋いところでちょっと良いメンツを揃えているのが興味の対象。
リーダーのJonathan FinlaysonはMary Halvorsonの近作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63959356.html)に入っていた人。John HebertはFred HErshトリオのベーシスト。
Craig WeinribはSam Harrisのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62507008.html)で叩いていた人。Matt MitchellはDave Douglasのバンド(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63510612.html)で多く聴いてる。Miles Okazakiは以前新譜会で1曲聴いたことがあるが、実はあまりピンとこなかったw
Jonathan Finlayson(Tp)、Miles Okazaki(G)、Matt Mitchell(P)、John Hebert(B)、Craig Weinrib(Ds)
曲はすべてJonathan Finlaysonのオリジナルで、全部で6曲。
1 All of the Pieces
2 Flank and Center
3 Space And
4 Cap vs. Nim
5 Between Moves
6 Folk Song
ギター、ピアノ、トランペットの重合的なアンサンブルが特徴的なサウンド。
ドラム、ベースは明確なリズムを刻んでいない。
前面の楽器の伴奏部分とかで、そう複雑なリズムの曲ではないことはなんとなくうかがえる。
ただ、小節を越えたフレーズも多そうで、曲によってはしっかり確認しないといけない程度に、ビート感とリズム感は希薄な演奏。
全体を通して、スピリチュアルと言うかコンセプチュアルな雰囲気を色濃く感じさせ、特に格好良いとか、キャッチーな演奏と言うわけではないのであまりとっつきが良いとは思わないが、実際は流麗な旋律が多くドラマチックと言えそうな展開をも見せていて、実は難易度はあまり高くない美しいサウンドに仕上がっている。
Miles Okazakiは、自身のリーダー作がけっこう尖がったイメージで、それがピンとこなかったと記憶しているが、本作では、あまり派手な立ち回りもしておらず、地に足が着いた盤石な演奏を聴かせていて、ここでの曲調での演奏のほうが、良い味が出ている気がする。
Matt Mitchellのピアノがあまり前面には出てこないが、だからこその曲調にあった良いバッキングをしていてこの2人のコンビネーションが、またいい味を見せている。
Jonathan Finlaysonも、最初期のAvishai Cohenほどではないにしても、創造性の高い演奏を繰り広げていてなかなかの好感触。
ベストは2曲めにしましょう。
"STILL MOVING" Jonathan Finlayson (https://www.amazon.co.jp/dp/B01JTQMQ4I/)
これは先日の新譜会の時にお借りしたものです。
メンツが、渋いところでちょっと良いメンツを揃えているのが興味の対象。
リーダーのJonathan FinlaysonはMary Halvorsonの近作(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63959356.html)に入っていた人。John HebertはFred HErshトリオのベーシスト。
Craig WeinribはSam Harrisのアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62507008.html)で叩いていた人。Matt MitchellはDave Douglasのバンド(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63510612.html)で多く聴いてる。Miles Okazakiは以前新譜会で1曲聴いたことがあるが、実はあまりピンとこなかったw
Jonathan Finlayson(Tp)、Miles Okazaki(G)、Matt Mitchell(P)、John Hebert(B)、Craig Weinrib(Ds)
曲はすべてJonathan Finlaysonのオリジナルで、全部で6曲。
1 All of the Pieces
2 Flank and Center
3 Space And
4 Cap vs. Nim
5 Between Moves
6 Folk Song
ギター、ピアノ、トランペットの重合的なアンサンブルが特徴的なサウンド。
ドラム、ベースは明確なリズムを刻んでいない。
前面の楽器の伴奏部分とかで、そう複雑なリズムの曲ではないことはなんとなくうかがえる。
ただ、小節を越えたフレーズも多そうで、曲によってはしっかり確認しないといけない程度に、ビート感とリズム感は希薄な演奏。
全体を通して、スピリチュアルと言うかコンセプチュアルな雰囲気を色濃く感じさせ、特に格好良いとか、キャッチーな演奏と言うわけではないのであまりとっつきが良いとは思わないが、実際は流麗な旋律が多くドラマチックと言えそうな展開をも見せていて、実は難易度はあまり高くない美しいサウンドに仕上がっている。
Miles Okazakiは、自身のリーダー作がけっこう尖がったイメージで、それがピンとこなかったと記憶しているが、本作では、あまり派手な立ち回りもしておらず、地に足が着いた盤石な演奏を聴かせていて、ここでの曲調での演奏のほうが、良い味が出ている気がする。
Matt Mitchellのピアノがあまり前面には出てこないが、だからこその曲調にあった良いバッキングをしていてこの2人のコンビネーションが、またいい味を見せている。
Jonathan Finlaysonも、最初期のAvishai Cohenほどではないにしても、創造性の高い演奏を繰り広げていてなかなかの好感触。
ベストは2曲めにしましょう。
"STILL MOVING" Jonathan Finlayson (https://www.amazon.co.jp/dp/B01JTQMQ4I/)
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