Leyla McCalla "A Day for the Hunter, A Day for the Prey"

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Leyla McCallaは、NY生まれNew Orleans在住で1985生、ハイチの血を引いているとのこと。容姿は南方系であることがジャケを見てもわかります。

これは新譜会の時にちょっと良いなと思ってお借りして聴いているので、自分の守備範囲からは外れてると言って良いでしょう。
下記メンツを見ると、Marc Ribotがジャズ的要素と言えるか。

メンツは以下の通り。基本知った名前はありません。
Leyla McCalla(Cello,TnorHarp,G,vocal)、Daniel Tremblay(Banjo,G,vocal)、Free Feral(Viola,vocal)、Jason Jurzak(B,sousaphone)
Shaye Cohn(Vo)、Rhiannon Giddens(Vo)、Sarah Quintana(Vo)、Sabine McCalla(Vo)
Louis Michot(Fiddle)、Aurora Nealand(Cl)、Marc Ribot(G)

Leyla McCalla(1,3,10)が3曲、Traditional(6,9,11,12)が4曲。
他に、Canray Fontenot(2)、Ella Jenkins(4)、Manno Charlemagne(5)、Bebe Carriere(7)、Abnay Jay(8)なんて名前が見れるが、いずれも1950年前後のミュージシャンという解釈で良さそうです。
01. A Day for the Hunter, A Day for the Prey
02. Les plats sont tous mis sur la table
03. Far From Your Web
04. Little Sparrow
05. Manman
06. Peze Cafe
07. Bluerunner (Instrumental)
08. Vietnam
09. Salangadou
10. Let it Fall
11. Fey-O
12. Minis Azaka

色気よりも強気を感じさせるような厳然とした歌い方の女性ボーカルに、バンジョーと2つの弦楽器とが織りなす牧歌的サウンドを後ろ盾にした2ビート基調のリズム、数本のギターで奏でられるほんのりと穏やかなサウンドで奏でられる旋律、と言った感じで奏でられていく曲が並ぶ。

曲の大半が50年以上前に作曲されたものという解釈でよいと思うが、カントリー調、ハワイ調、アンデス調と言えそうな牧歌的なもので、宣伝文句にも、「クレオール、ケイジャン、ハイチの伝統音楽、アメリカン・ルーツ・ミュージック」なんて語が並んでいるくらいに、おそらく彼女の出自的に根差した曲と、曲調が並んでいるという解釈で良いんでしょう。

バンジョー、ギター、バイオリンといった楽器で奏でられる単純なリズムのやさしい旋律は、癒し効果とでも言いたいような、心を穏やかにしていくような楽曲と言ってよいでしょう。

最近ジャズ界でもてはやされている女性ボーカリストにも通じる雰囲気を醸しているとも感じられるので、Rebecca Martin、Gretchen Parlato、Becca Stevensとかを好んで聴いている人には、気に入ってもらえると思います。

ベストは、個人的に雰囲気が好きな5曲めにしましょう。

Leyla McCalla "A Day for the Hunter, A Day for the Prey" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01B67WGKC/)

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