"Somehow,Someday,Somewhere" Ai Kuwabara
これまでは、森田悠介+ドラマーのトリオを中心として「Trio Project」の冠がついていました。
最近作"Love Thema"は、アコベの須川さんが入ってましたが、基本は上記3人。
過去4作は以下の通り。 (自分が紹介してる初作は自主制作盤)
"From Here To There"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61449684.html)
"Sixth Sense"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61934350.html)
"The Window"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62659308.html)
"Love Thema"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63152665.html)
が、本作はNY録音でメンツは下記。よくぞこれだけのメンツを抑えた!!という面々。
Ai Kuwabara(P)、Will Lee(B)、Steve Gadd(Ds)
桑原さんのオリジナルが5曲に、Michel Petrucciani(2)、 Leonard Bernstein(3)、Bill Evans(6)、Bob Dylan(8)
01. Somehow It’s Been A Rough Day
02. Home
03. Somewhere
04. Never Neverland
05. All life end someday, only the sea will remain
06. B Minor Waltz
07. Extremely Loud But Incredibly Far
08. The Times They Are A-Changin’
09. The Back
初期の指が追いつかないほどの早弾きをするスタイルから、早さにこだわらない作風に変わってきている印象は、アコベも導入した前作からって印象ですが、本作も早さにこだわらない作風に仕上がっている。
Will Lee(60代)、Steve Gadd(70代)というと、(かなりの年齢ではあるが)キレキレのFUSIONサウンドというイメージになるので、本作もそっち系を予想したが、見事に外れましたw
が、この両名を起用することできっちりとしたタイム感のリズムと、曲によって高表現のベースとが入り、桑原さんの近年のエモーショナルなピアノにノリの良さを程よく加味できていると感じられる。
Steve Gaddも、ド派手なドラムは披露しておらず、年相応にいぶし銀的にビートを刻んでいて、逆にこれが好感触なほど。
Will Leeの盤石なバッキングと、要所で決めるベースソロとのコンビネーションは、さすがと言いたいところ。
こっから、辛口。
この前に聴いている"Cloud9"のSANOVAの堀江沙知さんが、相当なテクニシャンで、初期の彼女はさらっと凌駕してると思うんで、正直なところ、いろんなタイミングがずれていたら、こんなに出てきていない可能性高かったんじゃないかと。
いろいろ相当悩んでたんじゃないかと感じられる部分もあった(本人見てたわけじゃないので憶測)が、良いタイミングで表現の幅を広げられたと思います。
が、スタイル的にTrio Projectでの活動は縮小方向と予測しますが、森田君には、感謝してもしきれない恩ができていると思うんで、これからたっぷりと恩返ししてあげてください。(しがらみも面識もないから、なんでも言うw〕
ベストは、個人的にも好きなMichel Petruccianiの2曲めにしましょう。
"Somehow,Someday,Somewhere" Ai Kuwabara (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N1FON2S/)
最近作"Love Thema"は、アコベの須川さんが入ってましたが、基本は上記3人。
過去4作は以下の通り。 (自分が紹介してる初作は自主制作盤)
"From Here To There"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61449684.html)
"Sixth Sense"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61934350.html)
"The Window"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62659308.html)
"Love Thema"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63152665.html)
が、本作はNY録音でメンツは下記。よくぞこれだけのメンツを抑えた!!という面々。
Ai Kuwabara(P)、Will Lee(B)、Steve Gadd(Ds)
桑原さんのオリジナルが5曲に、Michel Petrucciani(2)、 Leonard Bernstein(3)、Bill Evans(6)、Bob Dylan(8)
01. Somehow It’s Been A Rough Day
02. Home
03. Somewhere
04. Never Neverland
05. All life end someday, only the sea will remain
06. B Minor Waltz
07. Extremely Loud But Incredibly Far
08. The Times They Are A-Changin’
09. The Back
初期の指が追いつかないほどの早弾きをするスタイルから、早さにこだわらない作風に変わってきている印象は、アコベも導入した前作からって印象ですが、本作も早さにこだわらない作風に仕上がっている。
Will Lee(60代)、Steve Gadd(70代)というと、(かなりの年齢ではあるが)キレキレのFUSIONサウンドというイメージになるので、本作もそっち系を予想したが、見事に外れましたw
が、この両名を起用することできっちりとしたタイム感のリズムと、曲によって高表現のベースとが入り、桑原さんの近年のエモーショナルなピアノにノリの良さを程よく加味できていると感じられる。
Steve Gaddも、ド派手なドラムは披露しておらず、年相応にいぶし銀的にビートを刻んでいて、逆にこれが好感触なほど。
Will Leeの盤石なバッキングと、要所で決めるベースソロとのコンビネーションは、さすがと言いたいところ。
こっから、辛口。
この前に聴いている"Cloud9"のSANOVAの堀江沙知さんが、相当なテクニシャンで、初期の彼女はさらっと凌駕してると思うんで、正直なところ、いろんなタイミングがずれていたら、こんなに出てきていない可能性高かったんじゃないかと。
いろいろ相当悩んでたんじゃないかと感じられる部分もあった(本人見てたわけじゃないので憶測)が、良いタイミングで表現の幅を広げられたと思います。
が、スタイル的にTrio Projectでの活動は縮小方向と予測しますが、森田君には、感謝してもしきれない恩ができていると思うんで、これからたっぷりと恩返ししてあげてください。(しがらみも面識もないから、なんでも言うw〕
ベストは、個人的にも好きなMichel Petruccianiの2曲めにしましょう。
"Somehow,Someday,Somewhere" Ai Kuwabara (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N1FON2S/)
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