"Epich" 蕪木光生

イメージ 1

蕪木光生さんは、横浜在住のピアニストで、これが初リーダー作のよう。
これは、某店店頭でCDを眺めていて、なんとなく気になった買ってきた盤。

メンツ買いでも、ジャケ買いでも、収録曲買いでも、価格が取り立てて安かったわけでもないんで、インスピレーション買いってことにでもなるんでしょう。
しかし、これだけ多くの日本人ジャズミュージシャンがアルバムを次々とリリースしている状況を見ると、つくづく凄いなぁと思います。
もっとも、これまであまりそっちに目を向けていなかっただけなんでしょうけど、とてもじゃないが全部は聴いていられないっすけど、できるだけ目を向けていたいと思います。

さて、本作は。
メンツはピアノトリオ構成で下記3人。過去に聞いた名前はないと思います。

蕪木光生(P,key)、古木佳祐(B)、鈴木カオル(Ds)

演奏曲は、蕪木さん10曲、古木さん1曲(5)という内訳で全部オリジナル。

1. Mr.P(intro)
2. Yakumo
3. Lotus
4. Sun Good True
5. Winter Morning
6. Siva
7. A Good Fellows
8. Akita
9. 霖
10. 11/3
11. Mr.P(outro)

曲の中でエレピとアコピを使い分けることで、曲に表情をつけている感じ。
曲としても、8ビートfusionな感じの美しく流れるように聴かせるポップなスタイルが中心で、さらりと聴かせる。

ピアノについては、美しく流れるように聴かせるような印象が強く、即興もその流れで、引っかかりというか、耳を持ってかれるような場面というか、そんな場面は少なめかなぁという印象。個人的にはですが..。

そのぶんベースが良い味を出してて、ベースもエレベとアコベを頻繁に使い分けているようだが、なかなか表情豊かなフレーズを繰り出してくる。
けど、アコベの方が良いかなぁ。

全体に悪くはないんだけど、個人的な耳には、なんかちょっとしたインパクトに欠けるイメージなのかなぁ
普段聴いているのが、人によって(家人とかw)は、やかましいと思われているようなのを多く聴いているんで、そういう耳には、・・・ (--;;
多くの人の耳には、心地よく響くサウンドなんだとは思います。

その中では4ビートの4曲めが良い感じでして、これをベストにします。

"Epich" 蕪木光生 (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7I3L09/)

この記事へのコメント