Jeff "Tain" Watts "Blue Vol.2"

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Jeff"tain" Wattsのリーダー作は、本作のVo.1にあたる下記作品以来で、約1.5年ぶりの紹介。
 Jeff"tain" Watts "Blue Vol.1" http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63363374.html

参加作も昨年夏に紹介しているWarren Wolfのアルバムくらいなので、登場頻度はかなり落ちてきている印象。
 "Convergence" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63811189.html)

以前はJeffというと、Jeff "Tain" Wattsだったが、最近は完全にJeff Ballardにお株を奪われている感じ。

本作はVol.2ということで、基本は前作の雰囲気踏襲と言う前提での購入。
メンツも曲毎に変わるので、多く見えた名前だけいくつかピックアップ。あと曲目にフィーチャがあったのでそれは残しときます。
Jeff "Tain" Watts(Ds)、Paul Bollenback(G)、Orland Le Fleming(B)、Dayna Stephens(Ts)

演奏曲は、10曲のオリジナルに、1曲のtraditionalという構成。
1. Chicken Ballet
2. Lenalane (feat. Sy Smith)
3. Water
4. Sons of the Jitney Man
5. You're Mine and I Want You (feat. Kurt Elling)
6. uh-UH !! (feat. Steve Coleman & Robert Hurst)
7. 14E (feat. Gregoire Maret)
8. Waltz for Marvin (feat. Frank McComb)
9. Cleo (feat. Kevin Eubanks)
10. Blakzilla vs Yo' Mothra
11. Reverie

タイトルにBlueとあるとおり、ブルースに根差したような曲調が多めなのは、前作から踏襲されてきたものでボーカル入りの曲も多数収録。
たぶんこれらの曲のはJeff Wattsが普段耳にしているサウンドに近しいイメージのものが並んでいるんだろうと推測。

奔放に打ち鳴らされるドラムのちょっとエコー感のあるサウンドと、いろんな楽器、ボーカルが醸し出すブルース臭がたっぷりとにおい立つ。

2曲めの女性コーラスによる小気味良いブルース感、3曲めの2管2ギターにピアノまで入る中規模アンサンブルとでも言いたいようなしっかりした構築のアレンジ、シンプルにロックな8ビートを格好良く叩いている4曲め。
ギターが良い味を出している印象があるのはギター好きのひいき目だけではないと思います。

甘い男性ボーカルによるバラード曲、サックスソロが熱い曲、ハーモニカの美曲、ちょっとHiphopを意識した曲等々と、ほとんど脈絡を感じられないくらいいろんな音楽が続くが、不思議に散漫な感じがしないのは、ブルースが通奏しているからか…。

10曲めがモスラ~やモスラ♪でのけぞるはご愛嬌。攻め系のリズムの良い演奏ですが、あのテーマがそのままなんで…。ちとのけ反りますw

ベストは、9曲めにしましょう。

Jeff "Tain" Watts "Blue Vol.2" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4COOIV/)

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