Kurt Rosenwinkel Caipi Band (2017/4/14)+α

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Kurt Rosenwinkelの新作がブラジルテイストを持ったアルバムで、その格好良さ、気持良さに、いまだに酔いしれているんですが、
その新作を引っ提げての来日ツアーは、ブラジルの名手を2人起用した、個人的には贅沢な面々を揃えたものであります。
他のメンツを見ても、Olivia Trummerのリーダー作も Bill Campbellは参加作も聴いているしと自blogを漁るとけっこうな量のCDが出てきます。

 "Caipi" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64023568.html)

Frederico Heliodoro
 "ACORDAR" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63636382.html)
 "VERANO" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63012956.html)
 "DOIS MUNDOS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62971060.html)
Antonio Loureiro
 "SO" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61798990.html)
 "Antonio Loureiro" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61878099.html)
 "In Tokyo" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62951187.html)
Olivia Trummer
 "Fly Now" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63033254.html)
Bill Campbellは参加作
 Walter Smith III / Mark Small "Bronze" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60241973.html)

そこに、Kurt Rosenwinkel肝入りのPedro Martinsを擁したメンツが今回のバンド。
Pedro Martinsは、上記Frederico Heliodoroのアルバムのうち2枚に参加してました。
Kurt Rosenwinkel(G,Vo)、Pedro Martins(G,Key,Vo)、Olivia Trummer(P,Key,Vo)、Frederico Heliodoro(B,Vo)、Antonio Loureiro(Per,Vo)、Bill Campbell(Ds)

けっこうギリギリになってからライブに赴くことを決めたので予約番号は遅めだったが、Pedro MartinsとAntonio Loureiroのほぼ正面の前から2番めの席を確保。
最低限の出費でw開演を待つ。

9時を少し過ぎた頃、明かりが落ちて公演スタート。
7〜8曲のうち、1/3くらいがアルバム未収録の曲という印象。
その新曲の大半がボーカル曲で、カート本人がしつかり歌う曲もあり。
もしかしたら、アルバムにジャズ色を残すためにボツになった曲じゃないかと邪推するくらい。

セットリストがBN東京のhpに出ていたんでコピペ。セット毎に演奏曲はちょっとずつ違ったよう。
1. CAIPI
2. KAMA
3. CASIO VANGUARD
4. TIME MACHINE
5. KNOW THE ANSWER
6. CHROMATIC B
7. INTERSCAPE
8. RECOGNIZED
9. HOLD ON
EC. LITTLE B


Antonio Loureiroが奏でるブラジリアンテイストを持ったリズムをしばらく奏でていから、Olivia Trummerのソロ演奏がしばらく続いた後等々贅沢なイントロのあとテーマになだれ込む格好良さ、大半の曲で、Kurt RosenwinkelがKurt Rosenwinkelを誇示するようなソロをたっぷりと聴けるのはライブならではのもの。
これがなにしろ凄かった!!

そして、Pedro Martinsの若さ溢れるノリノリの演奏がまた素晴らしく、Kurt Rosenwinkelの新レーベル”Heartcore”の次作は、Pedro Martinsのリーダーアルバムとのことだが、とても期待感の持てるものでありました。

アルバムは、大半をKurt Rosenwinkel1人で作り込んだものなので、完成度というか一体感
は格別(ライブ見てなおさらそう思った)ではあるが、ライブでのバンド感というか、バンドメンバーで作り上げた演奏の構築感の素晴らしさは、また別の良さ、魅力が出ていると思う。

本編約1時間に、アンコール1曲で、80分くらいのライブでした。
個人的にはメンツ見ただけで圧倒的に贅沢なバンドという印象なのだが、彼らの演奏する
サウンドがこれまた贅沢で至福の時を過ごさせてもらいました。

終演後、サインの列にも並んでメンバー全員のサインもいただき会場を後にしました。

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で、縁あって翌日の2ndも聴くことができたんですが、
Kurt Rosenwinkelの演奏は、こっちが良かったと思います。創造の飛躍感が違ったというか..

Pedro Martinsのセッティングにちょっとトラブルがあったりと、全体としては1日目のほうが安定した演奏ではあったと思いますが、Kurt Rosenwinkelのギターを堪能するには2日めがベターだったんでしょう。
今日はどうだったんだろう..

濃密な2日間でありました。 感謝

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