"You Already Know" Bungalow
佐藤浩一さんが入ったユニットってだけで、買いを決めています。
佐藤浩一さんのアルバム "Melancholy Of A Journey" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63804663.html)を2016年の年間ベスト(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63970231.html)に挙げてるくらいなんで、個人的にここはしっかりチェックしないといけないところ。
と、hp見つけて(http://www.bungalowmusic.net/)眺めてたら、これが4枚めのアルバムだったんですね。
全然、チェックできていませんでした。
メンツは以下の通りで、初期2枚とフロントが変わっているようです。
Mike Rivett(Ts)、佐藤浩一(P)、池尻洋史(B)、大村亘(Ds)
演奏曲は、大村4、佐藤4、池尻2、リベット1、Bunglow名義で2の割り振りで全部オリジナル
1. Santa Cruz
2. Gravity Snap
3. Bombori
4. Led Astray
5. Ephemeral
6. TOAD
7. You Already Know
8. Day 29
9. Dark And Elegant
10. KAMIYA
11. Test
12. Sakhalin
13. Imagined Winter
レニトリスターノ、コニッツ系統のクール系の曲調が多めな前半。
ただし、ストイックに難解な曲を辿って行くだけではなく、(もちろん、曲が難解である感じはプンプン臭ってきているが)ウォームな感触を随所に盛り込んだものでフレーズに優しさを感じたり、音色に柔らかさを感じたり、クール一辺倒ではない。
3曲めでは和太鼓(つづみ)のような音を入れることで、日本的な緊張感を出し、7曲めでは、いろんな種類のパーカッションが重合して打ち鳴らされる民族音楽のような雰囲気。大村の造詣が深いからかちょっとインド臭を感じるか。
8曲めもタブラを叩いているよう。
11曲めはハードバップな4ビート、12曲めはコンテンポラリ色のあるミドルテンポの8ビート、最後はブツブツいう電気ノイズを散りばめてエレクトロニカ臭を漂わせる曲と、後半は曲毎のスタイルの振り幅は広めで、堅柔硬軟織り交ぜた曲が並ぶ。
これで、散漫な印象にならないのは演奏者のしっかりとした個性で聴かせているからでしょう。
ピアノとサックスの耽美な交歓の妙とともに、パーカッションの幅広く創造的なサウンドがこのバンドの聴きどころになっているんだと思う。
ベストは1曲めにしましょう。
"You Already Know" Bungalow (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4S7D8I/)
この記事へのコメント