Petros Klampanis "Chroma"
ギリシャ人ベーシストのPetros Klampanisのリーダー作を買うのはこれが2枚目。
前作は、
"Minor Dispute" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63589531.html)
前作も、Gilad Hekselman、Jean-Michel Pilcというメンツ買いをしてますが、今回もGilad Hekselman、Shai Maestroというメンツ買いです。
編成も前作と大きく変わらず、ピアノ、ギターのカルテットに弦楽器のアンサンブルが加わる構成。
今回はさらにパーカッションが入りリズム強化しているところと、Jean-Michel PilcがShai Maestroに変わっているところが特筆事項。
かくいうメンツは以下の通り。
Petros Klampanis(B,Vo)、Gilad Hekselman(G)、Shai Maestro(P)、John Hadfield(Ds,Per)、Keita Ogawa(Per)
Gokce Erem(Vln)、Megan Gould(Vln)、Eylem Basaldi(Vln)、Migen Selmani(Vln)
Carrie Frey(Viola)、Peter Kiral(Viola)
Colin Stokes(Cello)、Sam Quiggins(Cello)
演奏曲は、ギリシャ人ピアニストSpyros Manesisのオリジナル、Gilad Hekselmanのオリジナル各1曲と、他はPetros Klampanisのオリジナル。
1. Chroma
2. Touch Decisions
3. Little Blue Sun
4. Cosmic Patience
5. Cosmic Patience (Intro)
6. Shadows
7. Shades of Magenta
しっかりビートの効いた変拍子を基調としたサウンド。
ピアノとギターが旋律楽器で即興楽器として、暴れまわる。
その、縦横無尽な演奏が、最近の注目株であるGilad HekselmanとShai Maestroと言うんだから、贅沢極まりない。
当然、その期待を裏切らない演奏をたっぷりと披露しているので、満足度も充分なもの。
リズムも一筋縄ではいかない結構凝ったものでありながら、さらに弦楽器が入ることでハーモニーをもより複雑にして、完全に一筋縄ではいかないサウンドを作り上げている。
が、聴いてる範疇では全然難解さを感じさせず、心地良さをもたらすのは昨今では当然のこと。
宣伝文句にラージアンサンブルという語が入っているが、これまでのラージアンサンブルと言うと、木管楽器多めの変則的楽器構成で面白いサウンドを聴かせていたものが多いが、この編成は管楽器無しなので、前述のいわゆるラージアンサンブルとも雰囲気が異なり、かなりしなやかな雰囲気を感じさせるものに仕上がっている。
そのしなやかなサウンドの上で即興するいろんな音色のギターがまた映える。
楽器編成からも前作の延長線上にある作品で、今後もこの路線で作品を作ることで独自スタイルを発展させていくことを期待しています。
ベストは、1曲めにしましょう。
Petros Klampanis "Chroma" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N129BXF/)
前作は、
"Minor Dispute" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63589531.html)
前作も、Gilad Hekselman、Jean-Michel Pilcというメンツ買いをしてますが、今回もGilad Hekselman、Shai Maestroというメンツ買いです。
編成も前作と大きく変わらず、ピアノ、ギターのカルテットに弦楽器のアンサンブルが加わる構成。
今回はさらにパーカッションが入りリズム強化しているところと、Jean-Michel PilcがShai Maestroに変わっているところが特筆事項。
かくいうメンツは以下の通り。
Petros Klampanis(B,Vo)、Gilad Hekselman(G)、Shai Maestro(P)、John Hadfield(Ds,Per)、Keita Ogawa(Per)
Gokce Erem(Vln)、Megan Gould(Vln)、Eylem Basaldi(Vln)、Migen Selmani(Vln)
Carrie Frey(Viola)、Peter Kiral(Viola)
Colin Stokes(Cello)、Sam Quiggins(Cello)
演奏曲は、ギリシャ人ピアニストSpyros Manesisのオリジナル、Gilad Hekselmanのオリジナル各1曲と、他はPetros Klampanisのオリジナル。
1. Chroma
2. Touch Decisions
3. Little Blue Sun
4. Cosmic Patience
5. Cosmic Patience (Intro)
6. Shadows
7. Shades of Magenta
しっかりビートの効いた変拍子を基調としたサウンド。
ピアノとギターが旋律楽器で即興楽器として、暴れまわる。
その、縦横無尽な演奏が、最近の注目株であるGilad HekselmanとShai Maestroと言うんだから、贅沢極まりない。
当然、その期待を裏切らない演奏をたっぷりと披露しているので、満足度も充分なもの。
リズムも一筋縄ではいかない結構凝ったものでありながら、さらに弦楽器が入ることでハーモニーをもより複雑にして、完全に一筋縄ではいかないサウンドを作り上げている。
が、聴いてる範疇では全然難解さを感じさせず、心地良さをもたらすのは昨今では当然のこと。
宣伝文句にラージアンサンブルという語が入っているが、これまでのラージアンサンブルと言うと、木管楽器多めの変則的楽器構成で面白いサウンドを聴かせていたものが多いが、この編成は管楽器無しなので、前述のいわゆるラージアンサンブルとも雰囲気が異なり、かなりしなやかな雰囲気を感じさせるものに仕上がっている。
そのしなやかなサウンドの上で即興するいろんな音色のギターがまた映える。
楽器編成からも前作の延長線上にある作品で、今後もこの路線で作品を作ることで独自スタイルを発展させていくことを期待しています。
ベストは、1曲めにしましょう。
Petros Klampanis "Chroma" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01N129BXF/)
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