Jasper Somsen "A New Episode in Life Pt. I"

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Jasper Somsenはオランダのベーシストのようですが、この盤もメンツ買い。
個人的に大いに気になるピアニストJean-Michel Pilcに、フランスの大御所ドラマーAndre Ceccarelliを擁したピアノトリオです。
このメンツでアルバムを作れるんだから、Jasper Somsenの実力も大いに期待できます。
ちなみに、Andre CeccarelliとJean-Michel Pilcの共演盤ってのは過去にも存在しています。
 "Twenty" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62771128.html)

と言うメンツは以下の通り。
Jean-Michel Pilc(P)、Jasper Somsen(B)、Andre Ceccarelli(Ds)

演奏曲は、すべてJasper Somsenのオリジナル。
1. Beneath The Surface (for Enrico) [06:24]
2. No News Is Good News Coming [06:58]
3. Full Circles [04:55]
4. Blue Lady [05:03]
5. Parallel Reality [04:32]
6. She Says, He Says [04:59]
7. Corinaldo [05:25]
8. When Hands Are Tied [06:59]
9. Apparent Contrasts [05:29]

ブラシで小刻みに刻むドラムに、溜めを効かせた叙情的なピアノが美しさを出している1曲め
不協和なフレーズを多用する2曲め
途中、真骨頂の1フレーズはトルコ行進曲で。相変わらずニヤリとさせられる。
以降、叙情的なピアノと、ちょっとアバンギャルドなピアノの曲がほぼ交互に出てくるような感じでアルバムは進行していく。

リーダーのJasper Somsenのベースは、低音から高音まで使い切りアルコも披露する表現力豊かなもので、自己主張はあまり強くはないが存在感のあるもので、なかなか良いベースを聴かせる。

Jean-Michel Pilcは、全体に耽美な雰囲気に終始するが、それでもそれぞれの曲調にあわせて変幻自在にさまざまなアプローチを仕掛けてくるようなところがあり、一筋縄ではいかない表情豊かなピアノを聴かせる。
演奏曲がオリジナルだけなので元曲を崩す妙は楽しめないが、それでも期待を上回るようなピアノは、やっぱり満足度が高い。

そして名手
Andre Ceccarelli。
この人のドラムもまた表情豊かでそれでいながら演奏を破綻させないリズムを刻むうまさが映える。
と、3者の表情の豊かさ、多彩さに心奪われる作品に仕上がっていて満足度も高い。

ベストは2曲めで

Jasper Somsen "A New Episode in Life Pt. I" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01MTEQR7V/)

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