Rafael Martini "Motivo"

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これが、Rafael Martiniの代表作になると思います。
これは2012年の作品で、自分がこのあたりの作品を買いだしたのが、Antonio Loureiroの"SO"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61798990.html)からで、これがちょうど同じころにリリースされた作品です。
今頃になってようやく入手しました。

Rafael Martiniの参加作を自blogで探すと、この頃積極的に聴いてきた諸作のうち、Antonio Loureiro、Andre Mehmariのアルバムを除くと、ほとんどに入っているんじゃないかというくらいに参加しています。
 Ramo "Ramo E A Liberdade Musical" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61827644.html)
 Misturada Orquestra "Misturada Orquestra" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61846438.html)
 Kristoff Silva "Deriva" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62286953.html)
 Mauricio Ribeiro "Trio" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62422182.html)
 Alexandre Andres "Olhe Bem As Montanhas" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62714923.html)

さらに、先日紹介の最近作の話題盤にも入っています。
 Joana Queiroz "Boa Noite pra falar com o Mar" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64155624.html)

となると、個人嗜好的にこの人の音楽はハマる可能性が高いことが容易に想像できるが、何で今頃。。かと言うと、そうメンツに目配りができていなかったということだけですね。ダメですね。

かくいうメンツは以下の通り。
Alexandre Andres、Joana Queiroz、Antonio Loureiroと、上に出てきた名前が出てきます。
たぶん、上記アルバムの参加メンバーも入っているんでしょう。また調べない (--;;
Rafael Martini(P)、Alexandre Andres(Fl)、Felipe Jose(Fl)、Joana Queiroz(Cl)、Jonas Vitor(Ts)
Trigo Santana(B,Cello)、Antonio Loureiro(Ds)、Yuri Vellasco(Ds)、Edson Fernando(Per)
Marcos Frederico(bandolim:3)、Sergio Krakowski(pandeiro:3)、Leonora Weissmann(Vo:2)

演奏曲は、7曲めまでは共作を含めてRafael Martiniのオリジナル。最後の曲がAntonio Carlos Jobim という構成の全部で8曲。

1. Cancao da Voz
2. Baiao do Caminhar
3. Corre, Lolo, Que Ta Na Hora!
4. Consuelo
5. Sono
6. Ocaso
7. Convite
8. Tempo do Mar

個人的な音の記憶からは、アンドレメマーリか、街角クラブかといったイメージの延長線の上にあるサウンド。
で、上記記載の通り、個人的な好みの範疇にしっかり入る音触り。
木管楽器による角の取れた音色による音の重なり、ほんのりとした色合いを感じさせるソロと、管楽器とピアノによるアンサンブル、いずれもが心地良いサウンドを響かせる。

和音の使い方、独特な旋律とか、サビ?の盛り上げ方とか、いわゆるミナスサウンドということになると思うが、その上で合わせてMaria Schneiderのサウンドから感じるのと同じ肌触りを感じている。
Maria Schneiderが、ブラジルわ音楽からの影響を表明しているが、直接的にどちらが先かというのもあるが、この前後のそれぞれの界隈という範疇では、どちらもどちらからも相乗的に良い影響を与えあっていることが判るような作風。

Maria Schneiderの音世界との最大の違いがボーカル、ボイスが入る曲があるということで、この差が多分大きく効いていて、おそらくポルトガル語の発音が醸し出す独特の雰囲気がブラジル色を濃くしているようには思われる。


ベストは3曲めにします。

Rafael Martini "Motivo" (http://diskunion.net/jazz/ct/detail/WOR22663)

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