Christian Sands "Reach"
Christian Sandsのリーダー作を買うのはこれが初めて。
Christian Sandsを意識したのは、Christian McBrideのライブ盤
"Live at The Village Vanguard" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63436384.html)
で、ここでの演奏を聴いてこりゃ凄いと思ったところから。
自blogを漁ると、Christian McBrideの前作である2013年の"Out Here"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62158319.html)、他にはこのトリオのドラマーであるUlysses Owens, Jr.のリーダー作"Unanimous"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61227132.html)と、Ben Williamsのリーダー作"Coming Of Age"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63243310.html)で聴いてたことがわかりまして..(^^;;
メンツは、Marcus BaylorのドラムとYasushi Nakamuraのベースでのピアノトリオを核にして、ちょっと豪華なゲストが入ってくる構成。
ドラムのMarcus Baylorの名前に記憶がなかったんで自blogを検索したら、Kenny Garrett "Pushing The World Away"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62304940.html)、David Sanborn "Time and River"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63208684.html)で聴いてた人でした。
Christian Sands(P)、Marcus Baylor(Ds)、Yasushi Nakamura(B)
Gilad Hekselman(G:7,8,9)、Christian McBride(B:8)、Christian Rivera(Per:5)、Marcus Strickland(Ts:3,4 Bcl:4)
演奏曲は、Christian Sandsのオリジナルが8曲、Bill Withers(08)、james horner(10)で全部で10曲。
01. Armando's Song
02. Song of the Rainbow People
03. Pointing West
04. Freefall
05. !Oyeme!
06. Bud's Tune
07. Reaching for the Sun
08. Use Me
09. Gangstalude
10. Somewhere Out There
冒頭のChristian Sandsの淀みないピアノの早弾きがMarcus Baylorのシンバルに煽られて快調に飛ばす1曲めからら良い具合に演奏にのめり込む。
2曲めが8ビート、5曲めがラテン系のリズム、10曲めがバラードと、スタイルを変えた演奏を次々と披露。
3、4曲めでは、Marcus Stricklandが入ってくるが、3曲めのヘヴィなピアノトリオに軽やかなサックスが乗るようなスタイルが格好良い。
4曲めがスムースジャズな雰囲気を感じさせる8ビートで、ここでもスタイルの幅広さを誇示していく。
7曲めからの3曲で、Gilad Hekselmanが入り、
ブラジルぽさとスムースジャズな雰囲気を併せ持つ爽やか系の7曲め
ブルース基調のちょっと気怠い雰囲気を感じさせ、ジョンスコとかが演ってそうな曲調の8曲め
チュニジアの夜のテーマみたいなベースにクールジャズ調のフレーズを組み合わせ8ビートで仕上げた9曲め。
と、ここでも様々なスタイルを、となるがギターが入るとカラーが偏るというか、(相対的にかも知れないが)なんか一貫性が出てくる気もする。
10曲を通していろんなスタイルの演奏を聴かせるが、そう散漫な感じにはなっていない。
7~9曲めでギターを入れた曲をまとめて配置したことが、前述の通り、散漫感希薄に感じさせているのかもしれない。
タッチは強めで、バップテイストにガツガツいくスタイルでありながら、右手も左手もよく動くChristian Sandsのピアノ、少し音数多めながらしっかりと演奏を煽りつついろんなスタイルをこなすMarcus Baylorのドラムの2人が、全般的な聴きどころ。
それと、あまり力み過ぎずに朗々と吹ききり、それでいて重厚なピアノトリオに真っ向勝負を仕掛ける3曲めのMarcus Stricklandのサックスは、個人的には結構気に入っている。
ベストは、正調な演奏の6曲めで
Christian Sands "Reach"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4D0SA0/)
Christian Sandsを意識したのは、Christian McBrideのライブ盤
"Live at The Village Vanguard" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63436384.html)
で、ここでの演奏を聴いてこりゃ凄いと思ったところから。
自blogを漁ると、Christian McBrideの前作である2013年の"Out Here"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62158319.html)、他にはこのトリオのドラマーであるUlysses Owens, Jr.のリーダー作"Unanimous"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61227132.html)と、Ben Williamsのリーダー作"Coming Of Age"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63243310.html)で聴いてたことがわかりまして..(^^;;
メンツは、Marcus BaylorのドラムとYasushi Nakamuraのベースでのピアノトリオを核にして、ちょっと豪華なゲストが入ってくる構成。
ドラムのMarcus Baylorの名前に記憶がなかったんで自blogを検索したら、Kenny Garrett "Pushing The World Away"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62304940.html)、David Sanborn "Time and River"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63208684.html)で聴いてた人でした。
Christian Sands(P)、Marcus Baylor(Ds)、Yasushi Nakamura(B)
Gilad Hekselman(G:7,8,9)、Christian McBride(B:8)、Christian Rivera(Per:5)、Marcus Strickland(Ts:3,4 Bcl:4)
演奏曲は、Christian Sandsのオリジナルが8曲、Bill Withers(08)、james horner(10)で全部で10曲。
01. Armando's Song
02. Song of the Rainbow People
03. Pointing West
04. Freefall
05. !Oyeme!
06. Bud's Tune
07. Reaching for the Sun
08. Use Me
09. Gangstalude
10. Somewhere Out There
冒頭のChristian Sandsの淀みないピアノの早弾きがMarcus Baylorのシンバルに煽られて快調に飛ばす1曲めからら良い具合に演奏にのめり込む。
2曲めが8ビート、5曲めがラテン系のリズム、10曲めがバラードと、スタイルを変えた演奏を次々と披露。
3、4曲めでは、Marcus Stricklandが入ってくるが、3曲めのヘヴィなピアノトリオに軽やかなサックスが乗るようなスタイルが格好良い。
4曲めがスムースジャズな雰囲気を感じさせる8ビートで、ここでもスタイルの幅広さを誇示していく。
7曲めからの3曲で、Gilad Hekselmanが入り、
ブラジルぽさとスムースジャズな雰囲気を併せ持つ爽やか系の7曲め
ブルース基調のちょっと気怠い雰囲気を感じさせ、ジョンスコとかが演ってそうな曲調の8曲め
チュニジアの夜のテーマみたいなベースにクールジャズ調のフレーズを組み合わせ8ビートで仕上げた9曲め。
と、ここでも様々なスタイルを、となるがギターが入るとカラーが偏るというか、(相対的にかも知れないが)なんか一貫性が出てくる気もする。
10曲を通していろんなスタイルの演奏を聴かせるが、そう散漫な感じにはなっていない。
7~9曲めでギターを入れた曲をまとめて配置したことが、前述の通り、散漫感希薄に感じさせているのかもしれない。
タッチは強めで、バップテイストにガツガツいくスタイルでありながら、右手も左手もよく動くChristian Sandsのピアノ、少し音数多めながらしっかりと演奏を煽りつついろんなスタイルをこなすMarcus Baylorのドラムの2人が、全般的な聴きどころ。
それと、あまり力み過ぎずに朗々と吹ききり、それでいて重厚なピアノトリオに真っ向勝負を仕掛ける3曲めのMarcus Stricklandのサックスは、個人的には結構気に入っている。
ベストは、正調な演奏の6曲めで
Christian Sands "Reach"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4D0SA0/)
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