Yosvany Terry, Baptiste Trotignon "Ancestral Memories"
Yosvany Terryは、2012年にcrisscrossから出たリーダー作を聴いています。
"Todays Opinion"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61239128.html)
Baptiste Trotignonは、自blogを検索すると5枚リーダー作が見つかるくらいの頻度で、最近作は2014年のアルバムを紹介しています。
"Hit"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62833066.html)
が、近作の"Chimichurri"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01M0RK1YE/)はなぜか聴いてません。
メンツは、ドラムが双頭リーダーの2人に、Yosvany Terryの弟と、強力なドラマーと言う布陣。
Yosvany Terry(As,Ss,Cl)、Baptiste Trotignon(P)、Yunior Terry(B)、Jeff "Tain" Watts(Ds)
演奏曲はすべてオリジナルで、Yosvany TerryとBaptiste Trotignonが5曲ずつという内訳。
1. The call
2. Ancestral Memories
3. Reunion
4. Bohemian Kids
5. Basta La Biguine
6. Erzulie
7. Minuet Minute
8. Hymn
9. The French Quarter
10. Lost souls
抑揚をあまり感じさせない、淡々としたフレーズのモーダルな曲から、独特のノリをみせるラテン調、コンテンポラリ調の曲等を散りばめたという感じでありながら、ほとんどが4ビートという作風。
3曲めの最後にボイスを入れてアフリカのテイストを紛れ込ませ、5曲め7曲めがラテンテイストのある曲、8曲めがバラードと、どんな演奏をしてるかを追っていくと(演奏の質は置いといて)どことなくブレッカーが演っていたような曲を反復しているように感じるのは気のせいか。
あまり力んだ演奏をしているわけではないが、しっかりと骨を感じさせつつ、朗々と吹ききるYosvany Terryのサックス。
曲調に合わせて変幻自在にフレーズを繰り出す右手を主軸に、ちょっと前ノリに弾き倒していくようなBaptiste Trotignonのピアノ。
曲の雰囲気を壊すことなく、奔放に暴れまわるJeff "Tain" Wattsのドラム。
きっちりとオンタイムのウォーキングと、バッキングを決めていくYunior Terryのベースが、曲の骨格を揺るぎないものにすることで、他のメンバーが暴れる余裕を作っていると言う意味では良い仕事をしている。
なんだかんだピアノとドラムが聴きどころであるのは揺るぎないと思うが、全体的にも心地良い4ビートジャズを楽しめる。
ベストは、陽気な曲調の5曲めにします。
Yosvany Terry, Baptiste Trotignon "Ancestral Memories" (https://www.amazon.co.jp/dp/B072DW2K3N/)
"Todays Opinion"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61239128.html)
Baptiste Trotignonは、自blogを検索すると5枚リーダー作が見つかるくらいの頻度で、最近作は2014年のアルバムを紹介しています。
"Hit"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62833066.html)
が、近作の"Chimichurri"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01M0RK1YE/)はなぜか聴いてません。
メンツは、ドラムが双頭リーダーの2人に、Yosvany Terryの弟と、強力なドラマーと言う布陣。
Yosvany Terry(As,Ss,Cl)、Baptiste Trotignon(P)、Yunior Terry(B)、Jeff "Tain" Watts(Ds)
演奏曲はすべてオリジナルで、Yosvany TerryとBaptiste Trotignonが5曲ずつという内訳。
1. The call
2. Ancestral Memories
3. Reunion
4. Bohemian Kids
5. Basta La Biguine
6. Erzulie
7. Minuet Minute
8. Hymn
9. The French Quarter
10. Lost souls
抑揚をあまり感じさせない、淡々としたフレーズのモーダルな曲から、独特のノリをみせるラテン調、コンテンポラリ調の曲等を散りばめたという感じでありながら、ほとんどが4ビートという作風。
3曲めの最後にボイスを入れてアフリカのテイストを紛れ込ませ、5曲め7曲めがラテンテイストのある曲、8曲めがバラードと、どんな演奏をしてるかを追っていくと(演奏の質は置いといて)どことなくブレッカーが演っていたような曲を反復しているように感じるのは気のせいか。
あまり力んだ演奏をしているわけではないが、しっかりと骨を感じさせつつ、朗々と吹ききるYosvany Terryのサックス。
曲調に合わせて変幻自在にフレーズを繰り出す右手を主軸に、ちょっと前ノリに弾き倒していくようなBaptiste Trotignonのピアノ。
曲の雰囲気を壊すことなく、奔放に暴れまわるJeff "Tain" Wattsのドラム。
きっちりとオンタイムのウォーキングと、バッキングを決めていくYunior Terryのベースが、曲の骨格を揺るぎないものにすることで、他のメンバーが暴れる余裕を作っていると言う意味では良い仕事をしている。
なんだかんだピアノとドラムが聴きどころであるのは揺るぎないと思うが、全体的にも心地良い4ビートジャズを楽しめる。
ベストは、陽気な曲調の5曲めにします。
Yosvany Terry, Baptiste Trotignon "Ancestral Memories" (https://www.amazon.co.jp/dp/B072DW2K3N/)
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