James Brandon Lewis Trio "No Filter"
James Brandon Lewisの新作で、これは、先日の新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64161769.html)で聴かせてもらって、おもしろかったので全貌を聴きたくなったもの。
James Brandon Lewisのアルバムは、"Days of FreeMan"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63473333.html)を聴いていますが、これも新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63385771.html)で聴いて気になって買ったものでした。
前作は、Jamaaladeen Tacuma、Rudy Roystonというメンツ的にも興味深いものがありましたが、こちらの盤は、メンツ面ではちと弱いか。
ボーカル、ラップを入れて、より新しいサウンドを志向している予想はつけられそう。
James Brandon Lewis(Ts)、Luke Stewart(B)、Warren“Trae”Crudup III(Ds)
Nicholas Ryan Grant(Vo:6)、P.SO The Earth Tone King(rap:3)、Anthony Pirog(G)
演奏曲は、すべてJames Brandon Lewisのオリジナルで良さそうです。
1. Say What
2. No Filter
3. Y'all Slept
4. Raise Up Off Me
5. Zen
6. Bittersweet
早川ばりにゴリゴリと鳴り響くベースにバシャバシャとビートを刻むドラムという、強面なリズムが強烈で、これだけを大音量で聴いてても満足できそう。
さらにそこに、延々といつまでも吹き続けるようなサックスの咆哮がのると、これは好きモンにはたまらないサウンドが表出するわけであります。
とてもアメリカの人がやっているとは思えないほど、日本人のフリージャズ然と言うか中央線ジャズ然とした演奏でビビる。
3曲めでギターが入るが、これは四分音符の連続のようなフレーズで、伴奏な役回り。
後半ではさらにラップまで入り、この辺は中央線ジャズとは、ちょっと相容れないところか。
あと、6曲めがサックスとボイスのコラボっぽい落ち着きのある曲で、このボイスがBobby McFerrin然としていて、これが入ることで和のテイストがだいぶ希薄になっている印象。
全般的に、演歌を彷彿とさせる場面はさすがに少なめながら、(さらに、当人達の嗜好がどうかも不明だが)見事に中央線ジャズのエッセンスを感じさせる作風には仕上がっておりまして、そっち方面が好きな御仁なら、充分満足できる作品に仕上がっていると思います。
アクの強さ、バタ臭さは希薄でありながら、エッセンス的に濃いサウンドを楽しませてもらえるような作風という感じか。
ベストは1曲めにします。
James Brandon Lewis Trio "No Filter"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LY9Y0O3/)
James Brandon Lewisのアルバムは、"Days of FreeMan"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63473333.html)を聴いていますが、これも新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63385771.html)で聴いて気になって買ったものでした。
前作は、Jamaaladeen Tacuma、Rudy Roystonというメンツ的にも興味深いものがありましたが、こちらの盤は、メンツ面ではちと弱いか。
ボーカル、ラップを入れて、より新しいサウンドを志向している予想はつけられそう。
James Brandon Lewis(Ts)、Luke Stewart(B)、Warren“Trae”Crudup III(Ds)
Nicholas Ryan Grant(Vo:6)、P.SO The Earth Tone King(rap:3)、Anthony Pirog(G)
演奏曲は、すべてJames Brandon Lewisのオリジナルで良さそうです。
1. Say What
2. No Filter
3. Y'all Slept
4. Raise Up Off Me
5. Zen
6. Bittersweet
早川ばりにゴリゴリと鳴り響くベースにバシャバシャとビートを刻むドラムという、強面なリズムが強烈で、これだけを大音量で聴いてても満足できそう。
さらにそこに、延々といつまでも吹き続けるようなサックスの咆哮がのると、これは好きモンにはたまらないサウンドが表出するわけであります。
とてもアメリカの人がやっているとは思えないほど、日本人のフリージャズ然と言うか中央線ジャズ然とした演奏でビビる。
3曲めでギターが入るが、これは四分音符の連続のようなフレーズで、伴奏な役回り。
後半ではさらにラップまで入り、この辺は中央線ジャズとは、ちょっと相容れないところか。
あと、6曲めがサックスとボイスのコラボっぽい落ち着きのある曲で、このボイスがBobby McFerrin然としていて、これが入ることで和のテイストがだいぶ希薄になっている印象。
全般的に、演歌を彷彿とさせる場面はさすがに少なめながら、(さらに、当人達の嗜好がどうかも不明だが)見事に中央線ジャズのエッセンスを感じさせる作風には仕上がっておりまして、そっち方面が好きな御仁なら、充分満足できる作品に仕上がっていると思います。
アクの強さ、バタ臭さは希薄でありながら、エッセンス的に濃いサウンドを楽しませてもらえるような作風という感じか。
ベストは1曲めにします。
James Brandon Lewis Trio "No Filter"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01LY9Y0O3/)
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