CRCK/LCKS "Lighter"

イメージ 1

CRCK/LCKSの2作めのアルバム。
前作は、約1年前にリリースされた↓
 "CRCK/LCKS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63750539.html)

Saxの小西がリーダーの若手の敏腕ジャズミュージシャンが集まって結成したポップスのバンド。
若手とはいえ引く手数多と思われる面々が揃っているんで、これっきりで活動停滞かと思ってた割には、ちょこちょこライブも演っていたようだし、1年を経て2枚目のアルバムをリリースするに至ってちょっと驚いていたりもします。
正確には、前作も今作もミニアルバムかEPかという扱いになってまして、いずれも6曲入りでのリリースです。

メンツは、前作からベーシストがものんくるの角田隆太から越智 俊介に変わってます。
小田朋美(Vo,P)、石若駿(Ds)、越智俊介(B)、井上銘(G)、小西遼(Sax)

演奏曲は、小田が多めのようだが、メンバーのオリジナルだけということで良さそう。
1. Get Lighter
2. パパパ!
3. Non-Brake
4. すきなひと
5. エメラルド
6. 傀儡

1曲め、中盤のサビ部分での石若の高速ドラムとそれに続く井上のギターと格好良い。
2曲め、曲調がころころ変わる感じが楽しく、それに追従した石若の変幻自在なドラミングが素晴らしい。
3曲め、井上のギターのキレの良い演奏が全編にわたって裏に表に良い演奏を聴かせる。
6曲め、ミディアムスローテンポのラップのようなラブソング。中ほどの小西のEWIのような音でのソロがまた格好良い。


演奏としては、全体に新加入の越智のベースを中心にした音つくりというイメージで、それに小田のキーボードが絡み、井上のギターが彩をつけていくという感じか。
小田が高めの声を多用したボーカルを乗せることで、一気にポップな作品に仕上がってる感じ。

本作の聴きどころは、これは外せない石若のドラム。相変わらず、ノリの良さ、表現の多彩さ、変幻自在なドラミングと耳をどうしても持ってかれる。
それに、要所で印象的なフレーズを繰り出す井上のギターにも耳を惹きつけられる。
この2人ということになるんでしょう。

先日紹介の小田のアルバム(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64174949.html)が重い印象だったので、
本作の方が軽い感じで、心地良く聴けるか


ベストは、PV作られてる2曲めですかねぇ。

CRCK/LCKS "Lighter"(https://www.amazon.co.jp/dp/B071912341/)

この記事へのコメント