Dave Douglas "Brazen Heart Live at Jazz Standard Saturday"

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Dave Douglasの新作は2015年リリースの前作のライブ盤です。その前作は,,↓
 "Brazen Heart" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63510612.html)
と、よく調べたら"Brazen Heart"リリースの1カ月後に、このときの4日間のライブの全貌をまとめてリリースしていて、その中から土曜日の演奏だけを抜き出したのが本作という位置づけのようです。
 "Brazen Heart Live at Jazz Standard" (https://www.greenleafmusic.com/brazen-heart-live-at-jazz-standard/)

Dave Douglasは独自のレーベル(https://www.greenleafmusic.com/store/dave-douglas/)を持ってるから、以前から多作なんですが、"Brazen Heart"のあと4枚のリリースがあります。
で、このアルバムと同じタイミングでSteve Swallowの入ったアルバム"New National Anthem" (http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1007403386)もリリースされてますが、これを含めて購入は見送っています。

メンツは、レギュラークインテットである下記5人。
Dave Douglas(Tp)、Jon Irabagon(Sax)、Matt Mitchell(P)、Linda Oh(B)、Rudy Royston(Ds)

演奏曲は、以下の通り。"Brazen Heart"のリリースライブとなっているがこちらからは半分程度。
他は、前作、前々作からの曲も演っているよう。
 "Be Still" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61582005.html)
 "Time Travel"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61959443.html)

Disk1
1. Hawaiian Punch
2. Time Travel
3. Be Still My Soul
4. Brazen Heart
5. Whither Must I Wander?
6. Lone Wolf

Disk2
1. Garden State
2. Miracle Gro
3. Barbara Allen
4. Inure Phase
5. Little Feet

元アルバムでは、個の力量というよりは、モーダルな曲調とアンサンブル等々作り込んだ演奏の面白さが大きな聴きどころをだったと理解しているが、そんな曲調を残しながら、フリーなアプローチを含めライブならではの良い意味での粗さが入りこむことで、とも熱気を孕んだ演奏。

テーマ部分は、元アルバムに則って、しっかり聴かせるが、ソロ部分は個々にじっくりと腰を据えて即興演奏するパートと、フロントに2管いるのをこれ幸いにと、Dave Douglas とJon Irabagon のバトル然とした演奏になだれ込む場面とありまして、もちろんやりあってくれたほうが当然エキサイトな演奏になるが、ソロでの即興も実は侮れない良い演奏を聴かせる。
この盤での大きな聴きどころは、このフロント2管による即興に尽きると言い切れるでしょう。

Linda Oh と Rudy Royston と、微妙に前ノリにきっちりと煽ってくるので、即興する側も自ずと熱を帯びざるをえないんでしょう。

元アルバムのモーダルな雰囲気に、ライブならではのフリーな要素を加味した熱い演奏は、ライブ盤の良いところが出た好アルバムで、新譜リリース直後に4日分を一気にリリースしたくなるのも理解できる。

ベストはdisk1の6曲めにしましょう

Dave Douglas "Brazen Heart Live at Jazz Standard Saturday"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1007415800)

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