"Way Back Home" Steve Gadd Band
Steve Gaddバンドの2016年のアルバムを聴く機会を得たので、その紹介。
個人的にSteve Gaddはあまり積極的には聴いておらず、自blogでリーダー作を紹介したことはなく、参加作も桑原あいの近作が新作として紹介していますが..。
"Somehow,Someday,Somewhere" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64062389.html)
その前は、2013年の、Bob James, David Sanbornの双頭作。
"Quartette Humaine" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62058388.html)
と、参加作でさえこんな程度の聴取量..。
Jazz, Fusionを聴き始めた頃にはすでに偉人として名を馳せていたので、名前は存じ上げていました。
最初に買ったリーダー作が、1986年の"The Gadd Gang"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01B3IKBYW/)だったんですが、このソウルフルな音世界が個人的にあまり馴染まなかったのが疎遠になるきっかけ。
もっとも、自blogを眺めてもらえれば分かる通り、そもそもテクニック重視のFusion作は好まないので、このきっかけがなくてもSteve Gaddとは疎遠になってたとは思いますが..。
本作は、Steve Gaddの70歳の誕生日に行われたライブを収録したものとのこと。
直前のアルバムが70歳記念アルバムだったので、70歳記念2枚めをリリースするというのはよほど良いバンドだったということだったのかもしれません。
"70 Strong" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00TIOZRSO/)
バンドメンバーは以下の通り。1ホーンとギター、オルガンの入った構成。
Jimmy Johnson(B)、Steve Gadd(Ds)、Michael Landau(G)、Larry Goldings(Key)、Walt Fowler(Tp)
演奏曲は、たぶんメンバーオリジナルに、スタンダード(Bye Bye Blackbird)を入れたという解釈で良いと思います。
1. Green Foam
2. Cavaliero
3. Africa
4. Way Back Home
5. Bye Bye Blackbird
6. Desu
7. Oh, Yeah!
8. Them Changes
曲毎の緩急の差があまりない気持ち良いところのテンポでの演奏が多め。
そういう意味では、あまり派手な印象ではなく、Steve Gaddの印象(偏見)からすると、ちょっと意外。
加齢が故ということなんでしょうか。
そのSteve Gaddは、安定のリズムキープといった感じで、音の強弱で変化はつけているが演っていることはあまり変化がない印象なんだけど、これが凄いから故の名手なんでしょう。
高音基調のベース、オルガンがピャーとサウンドの厚みを付けていく典型的8ビートフュージョンサウンド
個人的趣味からはちょっと外れるサウンドであることは間違いなく、想定の通りではあるが、各曲で出てくる、キーボード、トランペット、ギターのソロが、思った以上に良くて、肩に力が入っておらず気合いも程々って感じではあるが、その余裕感のあるなかで、テンポに追われることもなく気持ちよくフレーズを奏で。
Steve Gaddの叩くリズムが醸す緊張感(迫力あるドラミングが緊張感を醸すのか?)と相まって、良いバランスを保っているのも好印象。
3者が3者とも、そういう意味では近いテンションのソロを繰り広げているところも素晴らしい。
ベストは、3曲めにしましょう。
"Way Back Home" Steve Gadd Band (https://www.amazon.co.jp/dp/B01IPCRR8C/)
個人的にSteve Gaddはあまり積極的には聴いておらず、自blogでリーダー作を紹介したことはなく、参加作も桑原あいの近作が新作として紹介していますが..。
"Somehow,Someday,Somewhere" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64062389.html)
その前は、2013年の、Bob James, David Sanbornの双頭作。
"Quartette Humaine" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62058388.html)
と、参加作でさえこんな程度の聴取量..。
Jazz, Fusionを聴き始めた頃にはすでに偉人として名を馳せていたので、名前は存じ上げていました。
最初に買ったリーダー作が、1986年の"The Gadd Gang"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01B3IKBYW/)だったんですが、このソウルフルな音世界が個人的にあまり馴染まなかったのが疎遠になるきっかけ。
もっとも、自blogを眺めてもらえれば分かる通り、そもそもテクニック重視のFusion作は好まないので、このきっかけがなくてもSteve Gaddとは疎遠になってたとは思いますが..。
本作は、Steve Gaddの70歳の誕生日に行われたライブを収録したものとのこと。
直前のアルバムが70歳記念アルバムだったので、70歳記念2枚めをリリースするというのはよほど良いバンドだったということだったのかもしれません。
"70 Strong" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00TIOZRSO/)
バンドメンバーは以下の通り。1ホーンとギター、オルガンの入った構成。
Jimmy Johnson(B)、Steve Gadd(Ds)、Michael Landau(G)、Larry Goldings(Key)、Walt Fowler(Tp)
演奏曲は、たぶんメンバーオリジナルに、スタンダード(Bye Bye Blackbird)を入れたという解釈で良いと思います。
1. Green Foam
2. Cavaliero
3. Africa
4. Way Back Home
5. Bye Bye Blackbird
6. Desu
7. Oh, Yeah!
8. Them Changes
曲毎の緩急の差があまりない気持ち良いところのテンポでの演奏が多め。
そういう意味では、あまり派手な印象ではなく、Steve Gaddの印象(偏見)からすると、ちょっと意外。
加齢が故ということなんでしょうか。
そのSteve Gaddは、安定のリズムキープといった感じで、音の強弱で変化はつけているが演っていることはあまり変化がない印象なんだけど、これが凄いから故の名手なんでしょう。
高音基調のベース、オルガンがピャーとサウンドの厚みを付けていく典型的8ビートフュージョンサウンド
個人的趣味からはちょっと外れるサウンドであることは間違いなく、想定の通りではあるが、各曲で出てくる、キーボード、トランペット、ギターのソロが、思った以上に良くて、肩に力が入っておらず気合いも程々って感じではあるが、その余裕感のあるなかで、テンポに追われることもなく気持ちよくフレーズを奏で。
Steve Gaddの叩くリズムが醸す緊張感(迫力あるドラミングが緊張感を醸すのか?)と相まって、良いバランスを保っているのも好印象。
3者が3者とも、そういう意味では近いテンションのソロを繰り広げているところも素晴らしい。
ベストは、3曲めにしましょう。
"Way Back Home" Steve Gadd Band (https://www.amazon.co.jp/dp/B01IPCRR8C/)
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