"Dice" Adam Rogers

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Adam Rogersの作品は、"Time & The Infinite"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a48051691.html)から立て続けに4枚聴いているが、2009年で、自blogの紹介は途切れてまして、そういう意味では8年ぶりの紹介。
 criss crossに双頭名義で2枚のアルバムが存在してます。(買って(聴いて)ませんが..。)
というのを鑑みても、個人名義でも8年ぶりのアルバムということになります。
ただし、参加作は多く、自blogを検索すると、Chris Potterのundergroundバンドを筆頭に、Antonio Sanchez盤、John Patitucci盤等10枚以上が引っかかります。
また、つい最近紹介の"FORQ"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64231810.html)にも参加してました。

本作は、タイトルも"Dice"ですが、どうやらグループ名も"Dice"で、このメンバーでの活動をしばらく続けそうな気配が見えます。
そのメンツは、ギタートリオ編成の下記3人
Adam Rogers(G)、Fima Ephron(B)、Nate Smith(Ds)

演奏曲は、8曲めがWillie Nelsonで、他は大半がAdam Rogers、5曲めが3人の共作。
01 Dice
02 Chronics
03 Sea Miner
04 The Mystic (for Fred McDowell)
05 The Interlude
06 Flava
07 Elephant
08 Crazy
09 L the Bruce
10 Seven

一言で言うと、Wayne Krantz が演ってるような感じというと、想像がつきやすいと思うが、スネアを強打して打ち出されるビートを基調としたサウンド。

Nate Smithの叩くドラムの音色はそう乾いていないし、Fima Ephronのベースは滑らかなフレーズなので、比較対象によっては過激さはそう強烈ではないということになるが、Adam Rogersの演奏と聞くと個人的にはかなり過激だと感じてしまう。

Adam Rogersというと、前述のTime & The Infinite"が刷り込みになってるので、こういう演奏をされると、結構な過激さ加減に聴こえてくるというわけ。が、実際はこっちが本領のよう。

そのAdam Rogersのギターは、エフェクトを効果的に使いながらロックなフレーズをキレの良いサウンドで繰り出してくる。
センスの良いフレーズ回しと速いフレーズを効果的に使った即興はかなり格好良い。

4曲めはbill frisell 調、8曲めはトロピカル調で、この辺がインターバルといった趣。

ベストは2曲めでしょう。

"Dice" Adam Rogers (https://www.amazon.co.jp/dp/B072WRK63N/)

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