Jovino Santos Neto, Andre Mehmari "Guris"

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このアルバムは、Andre Mehmari買い。
共演のJovino Santos Netoは知らない人なんですが、Hermeto Pascoal一派のピアニストらしいです。

Hermeto Pascoalにオマージュを捧げた作品ということで、後述の通り、Hermeto Pascoalの曲を中心にした構成。
とはいいつつ、Hermeto Pascoalの音楽をまともに聴いたことが実はなく、いくつか断片的に聴いているだけ。 つい最近、最新作がリリースされたが、一瞬食指は動いたが結局買ってはいない。
 "No Mundo Dos Sons" (http://diskunion.net/portal/ct/detail/1007441766)

メンツは、ピアニスト2人に、Hermeto Pascoal本人が3曲で参加。
Andre Mehmari(P,Rhodes,Bandolim)
Jovino Santos Neto(P,Melodica,Fl)
Hermeto Pascoal(teakettle,Melodica:4,6,12)

演奏曲は、Hermeto Pascoalが10曲、Andre Mehmariが2曲(2,11)、Jovino Santos Netoが1曲(7)という構成。

01 Samba Do Belaqua
02 Baiao Da Sorte
03 Bailando Com Cerveja
04 Aquela Valsa
05 Dois Santos: Jorge E Antonio
06 Igrejinha
07 Tamboo D'osho
08 Certeza
09 Guris
10 Andorinhas
11 Pro Hermeto
12 Jovino Em Realengo
13 Acordando Com Os Acordes

ピアノの余韻が響いてくるのがよくわかるような、録音している部屋の広さを感じさせるような、しっかりホールトーンを響かせるような音作りがされていて、これが迫力あるサウンドを醸しているのが、最初に感じたところ。

Andre Mehmariのクラシックの素養を大いに感じさせる音使い。
あえて、ドラム、ベースを廃することで、Andre MehmariのJovino Santos Netoの音楽的アイデンティティを確保しながら、特徴的というか癖のあるHermeto Pascoalの楽曲を奏でることで、Hermeto Pascoal本人が演じるオリジナルとも異なる独特の音世界を作り上げている。

3曲でHermeto Pascoal本人が入ってくるが、6、12曲めは、うがいの音のような水にストローで空気を吹き入れたような音が入ってて、この辺がHermeto Pascoalの真骨頂といえるか。
他に2曲めがフルート、数曲でMelodica(ピアニカ)が入ってくるが、前述の通り迫力あるピアノの音が聴けるのが真骨頂。
このアルバムではピアノの連弾の曲に聴き応えを感じている部分が大きい。

ということで、ベストはそんな中から5曲めを選びましょう。

Jovino Santos Neto, Andre Mehmari "Guris" (https://www.amazon.co.jp/dp/B071XF837L/)

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