"Wah Wah" Torben Waldorff
Torben Waldorffの2016年の新作を聴く機会を得たのでその紹介。
Torben Waldorffのリーダー作は2011年の下記アルバムを聴いていますが、その後が続かず..。
調べたところ、本作までに3枚のアルバムがあったようです。
"American Rock Beauty" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60581526.html)
メンツは、Gary Versace、Matt Clohesyとかちょっと気になる面々が入っていているが、ベース、ドラムは、上記アルバムと同じメンツであります。
Torben Waldorff(G)、Gary Versace(Org)、Matt Clohesy(B)、Jon Wilkan(Ds)
演奏曲は以下の通り。大半がオリジナルと思われます。(未チェック)
1. Circle and Up
2. You Here
3. Ginga
4. Fat#2
5. Poolside
6. Evac
7. Cutoff
8. Burtsong
9. Country and Fish
印象としては、コンテンポラリー系のピアノトリオにギターが乗っかったような音作りで、ピアノトリオでの演奏が前提としてあって、そこにギターが即興を乗せていき、ギターが引っ込むとピアノソロ、ベースソロが繰り広げられるようなスタイル。
曲調は、8ビートが多めだが、あまりスピード感を求めず、勢いで突っ走る感じでもなく、抑制を効かせた端正なもの。
Jon Wilkanのドラムは、そのアルバムの雰囲気を崩さないよう音数を増やさず、打音もしっかりコントロールしている印象。
Matt Clohesyのベースが、抑制の効いた曲が重くなりすぎないよう、キレのあるきっちりとしたサウンドでビートを作り出していく。
Gary Versaceは、1曲めこそアコピだが、ほぼオルガンを弾いていて、登場頻度の多さもあるがベースがビートをしっかり出しているのを拠り所に自由度の高い演奏をしていて気を吐いている場面が多い印象。
ピアノトリオが、盤石な演奏をしている上で気持ち良くのびのびと演奏を繰り広げているさまが、聴いている側にも伝わってくるようなTorben Waldorffのギターは多少速いフレーズも織り込んでくるが、ジャズギターテイストを持ち合わせながら新しいサウンドにもしっかり対応したもの。
全体に鋭角的なサウンドは希薄で心地良く聴けるサウンドではあるが、薄っぺらくはなっていないのはTorben Waldorff、Gary Versaceの両フロントの節度あるバランス感覚故でしょう。
ベストは4曲め。個人的にこの感じは外せません。
"Wah Wah" Torben Waldorff (https://www.amazon.co.jp/dp/B01D58EH8E/)
Torben Waldorffのリーダー作は2011年の下記アルバムを聴いていますが、その後が続かず..。
調べたところ、本作までに3枚のアルバムがあったようです。
"American Rock Beauty" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60581526.html)
メンツは、Gary Versace、Matt Clohesyとかちょっと気になる面々が入っていているが、ベース、ドラムは、上記アルバムと同じメンツであります。
Torben Waldorff(G)、Gary Versace(Org)、Matt Clohesy(B)、Jon Wilkan(Ds)
演奏曲は以下の通り。大半がオリジナルと思われます。(未チェック)
1. Circle and Up
2. You Here
3. Ginga
4. Fat#2
5. Poolside
6. Evac
7. Cutoff
8. Burtsong
9. Country and Fish
印象としては、コンテンポラリー系のピアノトリオにギターが乗っかったような音作りで、ピアノトリオでの演奏が前提としてあって、そこにギターが即興を乗せていき、ギターが引っ込むとピアノソロ、ベースソロが繰り広げられるようなスタイル。
曲調は、8ビートが多めだが、あまりスピード感を求めず、勢いで突っ走る感じでもなく、抑制を効かせた端正なもの。
Jon Wilkanのドラムは、そのアルバムの雰囲気を崩さないよう音数を増やさず、打音もしっかりコントロールしている印象。
Matt Clohesyのベースが、抑制の効いた曲が重くなりすぎないよう、キレのあるきっちりとしたサウンドでビートを作り出していく。
Gary Versaceは、1曲めこそアコピだが、ほぼオルガンを弾いていて、登場頻度の多さもあるがベースがビートをしっかり出しているのを拠り所に自由度の高い演奏をしていて気を吐いている場面が多い印象。
ピアノトリオが、盤石な演奏をしている上で気持ち良くのびのびと演奏を繰り広げているさまが、聴いている側にも伝わってくるようなTorben Waldorffのギターは多少速いフレーズも織り込んでくるが、ジャズギターテイストを持ち合わせながら新しいサウンドにもしっかり対応したもの。
全体に鋭角的なサウンドは希薄で心地良く聴けるサウンドではあるが、薄っぺらくはなっていないのはTorben Waldorff、Gary Versaceの両フロントの節度あるバランス感覚故でしょう。
ベストは4曲め。個人的にこの感じは外せません。
"Wah Wah" Torben Waldorff (https://www.amazon.co.jp/dp/B01D58EH8E/)
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