"Inside or Outside" 藤掛正隆, 片山広明
過去に、下記5枚を購入しています。メンツ見るだけで中央線ジャズ好きには...^^
片山広明、太田惠資 "K.O."(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63350019.html)
トリオねじ×林栄一 "トリオねじ×林栄一"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62373668.html)
片山広明×石渡明廣×藤掛正隆 "8Seasons"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62310970.html)
トリオねじ×坂田明 "トリオねじ×坂田明"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63566354.html)
"Trio Edge"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64055424.html)
本作も片山広明買いをしたということで、中央線ジャズ好きとしては抑えておきたいところ。
藤掛正隆(Ds)、片山広明(Ts)
演奏曲は、以下の通り。ジャケットにクレジット表記はありませんでしたが、全部即興ということで
ほぼ間違いないと思います。
1 Inside or Outside
2 Great Approach Run
3 Marvelous Music & Lady
4 Sax Jungle
5 Mr. Terrabe
6 Stupid Rabbit
藤掛の和太鼓のようにドコドコ叩かれるドラムに半音下から湧き上がるように吹き鳴らされる。
片山のサックスが、なんかの儀式の音楽のように響き渡る。
全体に、早いテンポの演奏を排除して、ドコドコ、ブオッとドスの効いたサウンドをたっぷりと聴かせるような感じ。
藤掛のドラムはタムタムでのドコドコ言う低音を基調にスネア、シンバルの中高音域を程よく入れて迫力とノリとをミックスしたようなスタイル。
ときに電子音を混ぜ込んだり、歪ませたり、遅らせたりと、電気的処理を入れくるところが異色。
無くても良いようにも思うが迫力が増しているのも間違いないところで、これがこのアルバムの主要コンセプトではある。
4曲めが早めの曲で、藤掛のドラムが迫力あるサウンドを響き渡らせる。
片山のサックスは、0.2拍くらい遅れてブオッと音が出て、伸ばすところで固有なビブラートをかけ、ある種の威圧感を感じさせる音色と文章化してみるが、いかにもな片山固有の音使いで片山を聴いているな感をしっかり享受させる。
正直なところ、最近聴いているライブよりも良い演奏をしているんじゃないかと感じるくらい。
6曲めで早いフレーズのソロを聴かせるが、破綻してない格好良い即興を聴かせる。
曲の端々で、露骨にだったり、ちょこっとだったり、有名曲(片山の愛奏曲が多め)が顔を見せるところがニヤリとさせられる。
ベストは、ドラムが激しい4曲めにします
"Inside or Outside" 藤掛正隆, 片山広明 (https://www.amazon.co.jp/dp/B074XFMS69/)
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