"Ozone Squeeze" Oz Noy

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Oz Noy の新作です。
2012,2014,2015とTwistがついた作品をリリースした後、前作はファンクを前面に出した作品をリリース。
このペースからいくと、比較的短いインターバルでの新作リリースと言えるでしょう。
Twistのつく3作品が下記。
 "Twisted Blues Vol.1"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61131727.html)
 "Twisted Blues Vol 2 "(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62729270.html)
 "Asian Twistz"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63246331.html)
前作が↓
 ”Who Gives a Funk”(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63765636.html)

その前作が大所帯バンドだったのが、本作ではスッキリのトリオ編成になってます。
ギタリストのアルバムは3~4人程度の少人数が良い気がします。

Oz Noy(G)、Rai Thistlethwayte(Kb,Vo)、Darren Stanley(Ds)

演奏曲は、Rai Thistlethwayteのオリジナルが3曲に、Beatles, Charie/Craig Reid, Hoagy Carmichael, Stevie Wonder, Bob Marleyで全8曲。
1 Come Together
2 Chase The Clouds
3 Supernatural Man
4 I'm Gonna Be 500 Miles
5 Skylark
6 Ebony Eyes
7 Waiting In Vain
8 You Gotta Go

最初の曲がBeatlesの有名曲。
以降も、すべてボーカルが入ったオンビートのロック色の濃い、ではなくロックそのもののサウンドが繰り広げられる。

そんなわけで、ボーカルが完全に前面に出てくるが、oz Noyらしい、ファンクでご機嫌でありながら表現の幅の広いソロが長短含めて随所に現れ、キレの良いカッティングが演奏の勢いをつけ、印象的なフレーズで奏でるバッキングからしっとりとしたバッキングもしっかり聴かせ、ギター聴きの満足度をしっかりと満たしていく。
キメの多い曲は、Oz Noyのギターにはよく合っていると思う。

5曲めのボーカルが電気処理を施したもので、この盤の中では異彩を放っている。
小気味好いドラムに乗った軽やかなサウンドがなんとも気持ち良く、最後のキーボードソロが、これまた素晴らしい。

Darren Stanleyのドラムが、音は軽めでメカニカルな気配を感じるものだが、前ノリの反応の良いドラミングで、ロックな雰囲気をたっぷりと振りまいている。

Rai Thistlethwayteは、映像を見ると立って演奏しながら歌っていて、曲のノリに全身でノっている感じが好感触。
曲を3つ提供して、歌を歌っているので音楽的な主導権は彼が大きな部分を担っていると推測。


ベストは、5曲めでしょう。

"Ozone Squeeze" Oz Noy(https://www.amazon.co.jp/dp/B073XFH2HX/)

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