"In the Shadow of a Cloud" Yelena Eckemoff Quintet
Yelena Eckemoffはモスクワ出身の女性ピアニスト。のちに亡命してアメリカで活動をしているようです。
過去に10枚くらいはリーダー作が出ているよう。ただし、個人的には、いずれも未聴でこれが初。
購入動機は、紛れもなくメンツ買いであります。
そのメンツは、
Yelena Eckemoff(P)、Chris Potter(Ts,Ss,Fl,Bcl)、Adam Rogers(G)、Drew Gress(B)、Gerald Cleaver(Ds)
アルバムは2枚組で、演奏曲は各7曲ずつの14曲。すべてYelena Eckemoffのオリジナル。
Disc 1
1. In the Shadow of a Cloud
2. Saratovsky Bridge
3. Fishing Village
4. Waters of Tsna River
5. Acorn Figurines
6. On the Motorboat
7. Hammock Stories
Disc 2
1. Picnic in the Oaks
2. Waltz of the Yellow Petals
3. Trail Along the River
4. Lament
5. Vision of a Hunt
6. The Fog
7. Tamviv Streets on a Summer Night
メンツがメンツなんで、コンテンポラリ色強めの非4ビート曲が多めで、曲としてのジャズ濃度は薄めってことになるとは思うがメンツがメンツなんで、演奏としてのジャズ濃度はかなり濃いめと言って良いでしょう。
Chris Potterのサックスは、個性はしっかりと出していながら端正な響きと感じさせる演奏の巧みさ。
曲調に沿ってあまり激しくブローするような場面はないが、聴いてて不満は感じられない。
Yelena Eckemoffは少しクラシックなテイストをも感じさせる、きれいな音色できれいな旋律を奏でていくタイプで、あまり激しくピアノと対峙するような感じてはないか。
実に女性らしいピアノと言えるでしょう。
Adam Rogersのちょっと牧歌的な雰囲気を感じさせる演奏が曲調ととも相まって心地よく響く。
はっきり言って、先日のリーダー作でのとんがった演奏よりも、ここで聴かれるようなスタイルのほうが味があって良いと思うんだけど、本人の希望嗜好は違うんだろうなと、少し残念に思いつつ、この演奏を楽しんでいます。
Gerald Cleaverのドラムが、ここでも曲調通り暴れまわるようなことにはならないが、堅実なビートを刻んでいるのが他のリズム楽器と相まって心地良い。
そのリズムのもう一方であるDrew Gressのベースがことのほか良い演奏をしている印象で、軽快に演奏を締めているという表現があっているか。
2枚組にするのは、冗長性を考えると得策なが感じはせず、厳選して1枚に収めるか、
うまい具合に2つのアルバムに分けて、少しインターバルをおいてリリースしても良かったんじゃないかとも思うがいかがか?
ベストは、disk2の5曲め
"In the Shadow of a Cloud" Yelena Eckemoff Quintet (https://www.amazon.co.jp/dp/B071S9DJ87/)
過去に10枚くらいはリーダー作が出ているよう。ただし、個人的には、いずれも未聴でこれが初。
購入動機は、紛れもなくメンツ買いであります。
そのメンツは、
Yelena Eckemoff(P)、Chris Potter(Ts,Ss,Fl,Bcl)、Adam Rogers(G)、Drew Gress(B)、Gerald Cleaver(Ds)
アルバムは2枚組で、演奏曲は各7曲ずつの14曲。すべてYelena Eckemoffのオリジナル。
Disc 1
1. In the Shadow of a Cloud
2. Saratovsky Bridge
3. Fishing Village
4. Waters of Tsna River
5. Acorn Figurines
6. On the Motorboat
7. Hammock Stories
Disc 2
1. Picnic in the Oaks
2. Waltz of the Yellow Petals
3. Trail Along the River
4. Lament
5. Vision of a Hunt
6. The Fog
7. Tamviv Streets on a Summer Night
メンツがメンツなんで、コンテンポラリ色強めの非4ビート曲が多めで、曲としてのジャズ濃度は薄めってことになるとは思うがメンツがメンツなんで、演奏としてのジャズ濃度はかなり濃いめと言って良いでしょう。
Chris Potterのサックスは、個性はしっかりと出していながら端正な響きと感じさせる演奏の巧みさ。
曲調に沿ってあまり激しくブローするような場面はないが、聴いてて不満は感じられない。
Yelena Eckemoffは少しクラシックなテイストをも感じさせる、きれいな音色できれいな旋律を奏でていくタイプで、あまり激しくピアノと対峙するような感じてはないか。
実に女性らしいピアノと言えるでしょう。
Adam Rogersのちょっと牧歌的な雰囲気を感じさせる演奏が曲調ととも相まって心地よく響く。
はっきり言って、先日のリーダー作でのとんがった演奏よりも、ここで聴かれるようなスタイルのほうが味があって良いと思うんだけど、本人の希望嗜好は違うんだろうなと、少し残念に思いつつ、この演奏を楽しんでいます。
Gerald Cleaverのドラムが、ここでも曲調通り暴れまわるようなことにはならないが、堅実なビートを刻んでいるのが他のリズム楽器と相まって心地良い。
そのリズムのもう一方であるDrew Gressのベースがことのほか良い演奏をしている印象で、軽快に演奏を締めているという表現があっているか。
2枚組にするのは、冗長性を考えると得策なが感じはせず、厳選して1枚に収めるか、
うまい具合に2つのアルバムに分けて、少しインターバルをおいてリリースしても良かったんじゃないかとも思うがいかがか?
ベストは、disk2の5曲め
"In the Shadow of a Cloud" Yelena Eckemoff Quintet (https://www.amazon.co.jp/dp/B071S9DJ87/)
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