"Paimon: Book of Angels 32" Mary Halvorson
Book of Angelsは、John Zohnの主催するTZADIKレーベルからリリースされているもので、いろいろなミュージシャンがJohn Zohnの曲を演奏してアルバムにするというシリーズです。
個人的にはこれまでに下記2作を購入しています。
Medeski Martin & WoodのVol.11
"Zaebos" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54951574.html)
Pat MethenyのVol.20
"Tap: John Zorn's Book Of Angels, Vol.20" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62061965.html)
ちなみに、このシリーズの全貌は、 https://www.discogs.com/label/227295-Book-Of-Angels で確認することができます。
そのBook of Angelsシリーズに、NYでいま一番注目のフリー系の女性ギタリストである Mary Halvorson が参戦しているってんで、どんなことになっているやらと興味津々に購入いたしました。
そのMary Halvorsonのアルバムは過去に2枚聴いてまして、以下の通り。
"Away With You" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63959356.html)
"Meltframe" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63643384.html)
本作のメンツは、2ギターのカルテットで、Tomas Fujiwara以外は見知った名前です。でもオカザキにフジワラと日系人を2人入れているのは、なんだかとっても興味津々なところです。
Mary Halvorson(G)、Miles Okazaki(G)、Drew Gress(B)、Tomas Fujiwara(Ds)
演奏曲は、ということで全部john zornのオリジナルということになるようです。
前2作と曲のダブりはないんですが、もしかしたら32作全部違う曲で、アルバムごとに新曲を書いているのかもしれません(驚)
1. Chaskiel
2. Ruhiel
3. Dahariel
4. Yeqon
5. Uzza
6. Verchiel
7. Jesodoth
8. Phul
9. Rachmiah
短めのモチーフを反復する2ビートを元にしたリズムが鳴り響くなか、ユーモラスなフレーズを奏でていたかと思うと、グワッとフリーな展開が短く鳴り響く。
オーネットコールマンを聴いているような楽しさも感じられるが、2曲めのアラビアンな雰囲気とか、5曲めのインド感とか7曲めのちょっとチャイニーズとか、エキゾチックな雰囲気を漂わせる雰囲気が全体にそこはかとなく散りばめられていて、それが全体のイメージに加味されているような感じ。
Mary Halvorsonと、Miles Okazakiの2ギターの交錯が、なんといっても最大の聴きどころで、片方が自由度高めに暴れまわると、もう一方がリズムを提示しつつ応戦してくる。
表層的には共闘しているようにも見えながら、両者のせめぎ合いが見え隠れし、そこが面白く聴き応えがある。
前者を右側が担っており、多分Mary Halvorsonだと思う。
ベースの奏でるリズムパターンと、ドラムの叩き出すビートは比較的しっかりしているので、その推進力で聴かせているところはあるか。
ベストは6曲めにしましょう
"Paimon: Book of Angels 32" Mary Halvorson (https://www.amazon.co.jp/dp/B075FF17V2/)
個人的にはこれまでに下記2作を購入しています。
Medeski Martin & WoodのVol.11
"Zaebos" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54951574.html)
Pat MethenyのVol.20
"Tap: John Zorn's Book Of Angels, Vol.20" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62061965.html)
ちなみに、このシリーズの全貌は、 https://www.discogs.com/label/227295-Book-Of-Angels で確認することができます。
そのBook of Angelsシリーズに、NYでいま一番注目のフリー系の女性ギタリストである Mary Halvorson が参戦しているってんで、どんなことになっているやらと興味津々に購入いたしました。
そのMary Halvorsonのアルバムは過去に2枚聴いてまして、以下の通り。
"Away With You" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63959356.html)
"Meltframe" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63643384.html)
本作のメンツは、2ギターのカルテットで、Tomas Fujiwara以外は見知った名前です。でもオカザキにフジワラと日系人を2人入れているのは、なんだかとっても興味津々なところです。
Mary Halvorson(G)、Miles Okazaki(G)、Drew Gress(B)、Tomas Fujiwara(Ds)
演奏曲は、ということで全部john zornのオリジナルということになるようです。
前2作と曲のダブりはないんですが、もしかしたら32作全部違う曲で、アルバムごとに新曲を書いているのかもしれません(驚)
1. Chaskiel
2. Ruhiel
3. Dahariel
4. Yeqon
5. Uzza
6. Verchiel
7. Jesodoth
8. Phul
9. Rachmiah
短めのモチーフを反復する2ビートを元にしたリズムが鳴り響くなか、ユーモラスなフレーズを奏でていたかと思うと、グワッとフリーな展開が短く鳴り響く。
オーネットコールマンを聴いているような楽しさも感じられるが、2曲めのアラビアンな雰囲気とか、5曲めのインド感とか7曲めのちょっとチャイニーズとか、エキゾチックな雰囲気を漂わせる雰囲気が全体にそこはかとなく散りばめられていて、それが全体のイメージに加味されているような感じ。
Mary Halvorsonと、Miles Okazakiの2ギターの交錯が、なんといっても最大の聴きどころで、片方が自由度高めに暴れまわると、もう一方がリズムを提示しつつ応戦してくる。
表層的には共闘しているようにも見えながら、両者のせめぎ合いが見え隠れし、そこが面白く聴き応えがある。
前者を右側が担っており、多分Mary Halvorsonだと思う。
ベースの奏でるリズムパターンと、ドラムの叩き出すビートは比較的しっかりしているので、その推進力で聴かせているところはあるか。
ベストは6曲めにしましょう
"Paimon: Book of Angels 32" Mary Halvorson (https://www.amazon.co.jp/dp/B075FF17V2/)
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