"I am a Man" Ron Miles
Ron Miles盤は、過去に1枚購入していまして、そのときは完全にメンツ買いだったのですが、本作も..。
まぁ、そういうことです。
前作の紹介は以下の通り。
"Quiver" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61755569.html)
タイトルの"I Am a Man"は、公民権運動でのプラカードに掲げられた文字のようなので、主題としてはけっこう重いものを持っているんだとは思いますが、そういう背景は気にせず純粋に音楽を楽しむ姿勢を貫きたいと思います。
本作は、前作のトリオ(Bill Frisell, Brian Blade)に、ピアノとベースが加わったクインテット構成になったもので、そのピアニストがJason Moranってのが豪華です。
Ron Miles(Tp)、Bill Frisell(G)、Brian Blade(Ds)、Jason Moran(P)、Thomas Morgan(B)
演奏曲は以下の通りで、すべてRon Milesのオリジナルです。
01. I Am A Man
02. Darken My Door
03. The Gift That Keeps On Giving
04. Revolutionary Congregation
05. Mother Juggler
06. Jasper
07. Is There Room In Your Heart For A Man Like Me?
リズムが比較的取りやすいモーダルな曲調に、明瞭でありながらどことなくどんよりとした雰囲気を感じさせるトランペットが旋律を奏でると、そこにギターとピアノが印象的な合いの手を入れてくることで全体の雰囲気が作られていく。
丁寧に演奏されているのは感じられるがちょっとざらりとした肌触りを想起するようなところが感じられる作風。
ギターは上述の通りBill Frisellだが、音色こそらしい風合いとは違う場合もあるが、出てくるフレーズは「だよなぁ」と言わしめるもので、全体の印象にBill Frisell色を混ぜ込むだけの影響力は感じられる。
フロントの3者(ときに、2者加わって5者)が、お互いの演っていることを邪魔しないようにしながら、頻繁(1フレーズとか、1音とかも)に交互に入れ替わっていくような感じで、それがなんとも面白い。
Ron Miles が前面に出る頻度が高めなのはリーダーなんでそういうもんだと思うが、それでも3者の挙動の面白さがよく出た演奏に仕上がっているとは思う。
しかし、Jason Moranの絶妙なタイミングでのバッキングは素晴らしいなぁと、そこに感嘆しきりでもありました。
ベストは、5曲めにしましょう。
"I Am a Man" Ron Miles (https://www.amazon.co.jp/dp/B075254445/)
まぁ、そういうことです。
前作の紹介は以下の通り。
"Quiver" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61755569.html)
タイトルの"I Am a Man"は、公民権運動でのプラカードに掲げられた文字のようなので、主題としてはけっこう重いものを持っているんだとは思いますが、そういう背景は気にせず純粋に音楽を楽しむ姿勢を貫きたいと思います。
本作は、前作のトリオ(Bill Frisell, Brian Blade)に、ピアノとベースが加わったクインテット構成になったもので、そのピアニストがJason Moranってのが豪華です。
Ron Miles(Tp)、Bill Frisell(G)、Brian Blade(Ds)、Jason Moran(P)、Thomas Morgan(B)
演奏曲は以下の通りで、すべてRon Milesのオリジナルです。
01. I Am A Man
02. Darken My Door
03. The Gift That Keeps On Giving
04. Revolutionary Congregation
05. Mother Juggler
06. Jasper
07. Is There Room In Your Heart For A Man Like Me?
リズムが比較的取りやすいモーダルな曲調に、明瞭でありながらどことなくどんよりとした雰囲気を感じさせるトランペットが旋律を奏でると、そこにギターとピアノが印象的な合いの手を入れてくることで全体の雰囲気が作られていく。
丁寧に演奏されているのは感じられるがちょっとざらりとした肌触りを想起するようなところが感じられる作風。
ギターは上述の通りBill Frisellだが、音色こそらしい風合いとは違う場合もあるが、出てくるフレーズは「だよなぁ」と言わしめるもので、全体の印象にBill Frisell色を混ぜ込むだけの影響力は感じられる。
フロントの3者(ときに、2者加わって5者)が、お互いの演っていることを邪魔しないようにしながら、頻繁(1フレーズとか、1音とかも)に交互に入れ替わっていくような感じで、それがなんとも面白い。
Ron Miles が前面に出る頻度が高めなのはリーダーなんでそういうもんだと思うが、それでも3者の挙動の面白さがよく出た演奏に仕上がっているとは思う。
しかし、Jason Moranの絶妙なタイミングでのバッキングは素晴らしいなぁと、そこに感嘆しきりでもありました。
ベストは、5曲めにしましょう。
"I Am a Man" Ron Miles (https://www.amazon.co.jp/dp/B075254445/)
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