Brian Blade "Body & Shadow"

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Brian BladeのFellowshipバンドのアルバムは、これが5作めのリリースになるようです。
 "Fellowship"
 "Perceptual"
 "Season of Changes" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54082553.html)
  "Landmarks" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62687915.html)
2作めは聴いていないので、個人的には4作めのFellowshipということになります。

メンツはギター以外は不変。ギターは、"Season of Changes"ではKurt Rosenwinkelが入っていたのだが定着率は相当悪いってことですが、それが何に起因しているのかがちょっと気になる。
Brian Blade(Ds, G)、 John Cowherd(P, Harmonium, Mellotron)、 Chris Thomas(B)、 Melvin Butler(Ts)、 Myron Walden (As, Cl)、 Dave Devine(G)

演奏曲は、Brian Bladeが4曲、John Cowherdが3曲のオリジナルと、Have Thine Own Way, Lordをソロとバンドで演奏して全部で9曲という構成。
1. Within Everything
2. Body and Shadow - Noon
3. Traveling Mercies
4. Have Thine Own Way, Lord - Solo
5. Have Thine Own Way, Lord - Band
6. Body and Shadow - Morning
7. Duality
8. Body and Shadow - Night
9. Broken Leg Days

演奏時間をみるとHave Thine Own Way, Lordは双方とも1分台、他も3分台以下が4曲、最長が8分台なんで聴いているとあっという間に終わっちゃう印象。

アメリカーナと言われる(んだそうです。先日、本読んでて知った)、アメリカのルーツ音楽とかに近しい、牧歌的だったり、郷愁的だったりするような、単純なリズムのゆったりとした曲調の曲が続く。
曲調も、モチーフ的だったり、風景画とかを想起させるような作風のものが多い印象。

ギターとピアノによる静かな掛け合いにテーマ提示とか要所をサックスが締めるとかギターとサックスによる静かな掛け合いに2本めのサックスがのっかってくるとか、そういう展開が多め。
ドラマーがリーダーな割には、ドラムがしっかりと聴けるような曲もあまり多くない..。

Brian Bladeは、"Mama Rosa"(未聴)(https://www.amazon.co.jp/dp/B001RULSHG/)という作品で、アーリーアメリカンな曲を前面に出したアルバムを作っているが、本作もその嗜好が継承され、大枠ではこの流れの範疇に含まれるか。
ただし、こっちではボーカル曲はなし。

短い曲が多めなんで曲単位で聴くことを求めているような作風ではないのかもしれないが、曲単位の好みとしては、7とか9になってしまう。
が、ベストは1曲めにしましょう。



Brian Blade "Body & Shadow"(https://www.amazon.co.jp/dp/B075714HJD/)

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