On The Mountain (20180120)

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2018年のNo Trunksでの初ライブは、芳垣安洋率いる"On The Mountain"というピアノトリオ。
最近、このユニットでいろんなところでライブを演っているのは、スケジュールを見て知っていましたが
ようやく見ることができました。
それにつけても、間近で芳垣さんのドラムを聴けるってのは貴重な体験です!!

"On The Mountain" 芳垣安洋(Ds)、岩見継吾(B)、吉森信(P)

左奥にドラム、ピアノは定位置から少し斜めにした感じ、開く板は全て外してあったよう。
ベースはドラムの前に立って、ステージの真ん中が微妙に空く感じ。

このバンドでは、ピアノの吉森さんだけが過去に演奏を聴いていない人で、若い人なのかと思っていたら、見た目相応の年齢らしく..。
ライブ開始早々の印象から、ピアノが取り立てて強い印象を与えるような演奏をしないので、人選としては、ドラムを邪魔せずベースとの強力なリズムを聴かせることを主眼に置いているのかと勘ぐったのですが..。

奏法としては、タッチはあまり強くなく、抑揚を明瞭に付けてくるタイプでもない。
ただ、早いフレーズからフリーキーなフレーズまでこなし、さらにリズムの突如の変化にもしっかり対応してくる器用さと、演奏が崩れないよう持ち応える頑固さとを持ち合わせていて、芳垣さんが何を演ってもしっかりついてくる安心のピアニストを選んできたんだろうなと思い直した。(偉そうでスイマセン)

後から岩見さんとちょっと会話したら、まず曲をしっかりと演奏することと、芳垣さんがドラムだから自分はなにを演っても大丈夫という安心感があるようなことをおっしゃっていたが、
たしかにあまり即興を前面に出してくるようなスタイルではなく、曲をしっかり聴かせることが前提のバンドというのは納得。
たしかにソロもあるが、完全に1人で演奏する場面は少なく常に裏で他の2人がバッキングをしていたように記憶している。

80/81とかテーマのキメが決まらない演奏も散見されたがw、3者のタイム感がズレた場面であっても相応の面白さを感じられるところが、このバンドの面白さなんだろうなと感じられた。

演奏曲は、1st、2ndとも5曲ずつで、以下のような感じ。(今回、珍しくメモをとった)
1st :ジンバブエビート、マイソング、80/81、ヘイデン、吉森オリジナル
2nd :吉森オリジナル、モンク、ミンガス、・・、アフロビート
Enc :ウイッチタイト

終演後のマスターのコメントで、芳垣さんが過去に好んで聴いていたような曲を中心に演奏していたんじゃ?
と言ってましたが、なるほど!!と思いましたです。

1st set 8:15頃から50分強くらい、2nd set 9:30頃から45分くらいに、アンコールに応えてくれました。
聴衆は10人強程度だったか

家帰ってから、「吉森信」を検索したらwikiが存在(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E6%A3%AE%E4%BF%A1)し(!!)、ヒカシュー、モダキョキ等で演奏をしていた人でした。 なんと!!

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