Paul Bley "My Standard"
Paul Bleyというと、個人的にはblogで紹介している
"open to love"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a44695369.html)
に尽きるような印象があって、他にも数枚は所有したり聴いたりしていると思うが、どうにも、先入観ができてしまっているようなところがあります。
ダイジェスト的に聴くには、1/3にNo Trunksで 命日の特集をやってまして、今年は行けませんでしたが、昨年は行って聴いています。
今般、本田珠也率いるICTUS Trioが、Carla Bleyの曲を多く演奏するアルバムをリリースしましたが、そのアルバムの素晴らしさにヤられている身としては、そのオリジネーターと言えそうなところの、Paul Bleyが演奏するCarla Bleyの曲集(https://www.amazon.co.jp/dp/B0763Q2DRL/)と、そのPaul Bleyのピアノ演奏を堪能するためにスタンダード集(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEAFZNU/)とを借りてきて聴いた次第であります。
ことの発端になった作品も紹介しておきます。
"ICTUS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64398605.html)
本作は、1985年録音、1987年にリリースされたスタンダード集。レーベルは、SteepleChase
オリジナルは10曲で、CD化するときに7曲追加され、オリジナルが3曲加わっているよう。
メンツは、以下の通り。
Paul Bley(P)、Jasper Lundgaard(B)、Billy Hart(Ds)
こっちは、スタンダード集なので演奏曲は、スタンダードを中心としたもの。
オリジナルの10曲に、印(*)を付けておきましょう。
1 I'm glad there's you
2 Santa Claus is coming to town *
3 Lover man *
4 All the things you are *
5 Long ago and far away *
6 Black and blue *
7 How long has this been going on
8 A.R.B.
9 Blues waltz
10 I wish I knew *
11 If I'm lucky *
12 You'd be so nice to come home to *
13 I can't get started *
14 The theme *
15 Becky
16 Bolivar blues
17 Goodbye
これまで、そう多くのPaul Bleyの演奏を聴いてきたけではないので偉そうなことは言えないが、オリジナルやフリーインプロビゼーションではない演奏が、Paul Bleyの真骨頂ではないという刷り込みがあり、彼の演奏するスタンダードってのはあまり聴く機会のないもの(という刷り込み)ではあるのですが、Paul Bleyが自身の音世界をしっかり出してきている独特な温度感低めの演奏を繰り広げる。
曲調によるテンポでアルバム内のメリハリをつけ4ビートをスウィンギーなリズムに乗せる曲、しっとりとメロディアスに聴かせる曲、等々
Paul Bleyらしい節回しがあるのはわかるが、それでももう、個性というだけでは足りないような凄さを感じさせるところ。
2曲めとか、テーマはお馴染み過ぎるのですが、それでも透徹としたPaul Bleyの音世界に、裏打ちされた演奏にひれ伏すしかありません。
名コンビネーションである、Jasper Lundgaard, Billy Hartのリズムの2人も、程よく自己主張をしながらPaul Bleyの音世界を形成するのにしっかりと一役買っている。
ベストは、こんな曲もやるのね。の14曲めにしましょう。
Paul Bley "My Standard"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEAFZNU/)
"open to love"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a44695369.html)
に尽きるような印象があって、他にも数枚は所有したり聴いたりしていると思うが、どうにも、先入観ができてしまっているようなところがあります。
ダイジェスト的に聴くには、1/3にNo Trunksで 命日の特集をやってまして、今年は行けませんでしたが、昨年は行って聴いています。
今般、本田珠也率いるICTUS Trioが、Carla Bleyの曲を多く演奏するアルバムをリリースしましたが、そのアルバムの素晴らしさにヤられている身としては、そのオリジネーターと言えそうなところの、Paul Bleyが演奏するCarla Bleyの曲集(https://www.amazon.co.jp/dp/B0763Q2DRL/)と、そのPaul Bleyのピアノ演奏を堪能するためにスタンダード集(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEAFZNU/)とを借りてきて聴いた次第であります。
ことの発端になった作品も紹介しておきます。
"ICTUS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64398605.html)
本作は、1985年録音、1987年にリリースされたスタンダード集。レーベルは、SteepleChase
オリジナルは10曲で、CD化するときに7曲追加され、オリジナルが3曲加わっているよう。
メンツは、以下の通り。
Paul Bley(P)、Jasper Lundgaard(B)、Billy Hart(Ds)
こっちは、スタンダード集なので演奏曲は、スタンダードを中心としたもの。
オリジナルの10曲に、印(*)を付けておきましょう。
1 I'm glad there's you
2 Santa Claus is coming to town *
3 Lover man *
4 All the things you are *
5 Long ago and far away *
6 Black and blue *
7 How long has this been going on
8 A.R.B.
9 Blues waltz
10 I wish I knew *
11 If I'm lucky *
12 You'd be so nice to come home to *
13 I can't get started *
14 The theme *
15 Becky
16 Bolivar blues
17 Goodbye
これまで、そう多くのPaul Bleyの演奏を聴いてきたけではないので偉そうなことは言えないが、オリジナルやフリーインプロビゼーションではない演奏が、Paul Bleyの真骨頂ではないという刷り込みがあり、彼の演奏するスタンダードってのはあまり聴く機会のないもの(という刷り込み)ではあるのですが、Paul Bleyが自身の音世界をしっかり出してきている独特な温度感低めの演奏を繰り広げる。
曲調によるテンポでアルバム内のメリハリをつけ4ビートをスウィンギーなリズムに乗せる曲、しっとりとメロディアスに聴かせる曲、等々
Paul Bleyらしい節回しがあるのはわかるが、それでももう、個性というだけでは足りないような凄さを感じさせるところ。
2曲めとか、テーマはお馴染み過ぎるのですが、それでも透徹としたPaul Bleyの音世界に、裏打ちされた演奏にひれ伏すしかありません。
名コンビネーションである、Jasper Lundgaard, Billy Hartのリズムの2人も、程よく自己主張をしながらPaul Bleyの音世界を形成するのにしっかりと一役買っている。
ベストは、こんな曲もやるのね。の14曲めにしましょう。
Paul Bley "My Standard"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01HEAFZNU/)
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