Fred Hersch Solo (20180222)
縁あって、Fred HerschのCotton Clubでの2日目の2ndセットにお誘いいただき、急きょ丸の内に行ってきました。
先般、ソロの名演をリリースし、その演奏に圧倒されていたので生で聴いたときのインパクトがとても楽しみにしての参戦。
"Open Book"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64288183.html)
座った場所が最前列ピアノを真横に見る位置で、天板に反射した生音を間近に浴びる状態。
Fred Herschの鍵盤に触れる指の微妙なコントロールをすべて聴き取れたんじゃないかと思えるくらいに、多彩な音の表情を見せられて、Fred Herschの才能のもの凄さをあらためて認識した次第。
言葉では伝え難いが、ごくごく柔らかい音から、確たる主張を感じさせる音、ガツンとかます強靭な音、繊細に奏でる神経質な音、パラパラと撒き散らすような音 ... ... 。
低音から高音まで88鍵の全てを使い切って、フレーズの速さ、音の大小、強弱、抑揚、粒立ちとか…それ以外のさまざまな表現を駆使しての演奏。
ここまで、細かくタッチをコントロールしているのか‼︎と感嘆するほど。
そこまで聴き取れるような場所に座れたことに感謝します。
聴衆も、全ての音を聴き漏らすまいと固唾を飲んで聴き入っているような状態で、場所柄飲食可能ではあるが、演奏中はほとんど(ゼロではないが)食器の鳴る音も聞こえてこないほど。
曲が終わって、Fred Herschがペダルから足を離して音が完全に止まってから拍手が沸き起こる。
定刻通りの開演。70分程度の演奏のあと、ステージ横まで下がってからアンコールに応えてピアノのもとへ、短めに1曲演奏して終演。
曲は、オリジナル、スタンダードなど、7〜8曲くらいだったか。
個人的には、近作の名演 “And So It Goes” が聴きたかったという思いもあったが、それ以上に今回は、良い曲を聴くと言うより良い演奏を聴く、良いピアノ表現を聴くことに自然と比重が傾いていったような感じ。
良い意味で、ジャズを聴いたというよりもピアノ演奏を聴いたという感覚を強く持った公演でありました。
トリオ、デュオ..と、それぞれの良さはあるんだろうとは思うが、個人的にはFred Herschがその幅広いピアノ表現を多く披露し、その多くを堪能できるソロでの演奏が、彼を聴く真骨頂ではないかと思った次第。
ここまでの表現の幅を持ったピアニストって、そうそうはいないんじゃないかと思います。
先般、ソロの名演をリリースし、その演奏に圧倒されていたので生で聴いたときのインパクトがとても楽しみにしての参戦。
"Open Book"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64288183.html)
座った場所が最前列ピアノを真横に見る位置で、天板に反射した生音を間近に浴びる状態。
Fred Herschの鍵盤に触れる指の微妙なコントロールをすべて聴き取れたんじゃないかと思えるくらいに、多彩な音の表情を見せられて、Fred Herschの才能のもの凄さをあらためて認識した次第。
言葉では伝え難いが、ごくごく柔らかい音から、確たる主張を感じさせる音、ガツンとかます強靭な音、繊細に奏でる神経質な音、パラパラと撒き散らすような音 ... ... 。
低音から高音まで88鍵の全てを使い切って、フレーズの速さ、音の大小、強弱、抑揚、粒立ちとか…それ以外のさまざまな表現を駆使しての演奏。
ここまで、細かくタッチをコントロールしているのか‼︎と感嘆するほど。
そこまで聴き取れるような場所に座れたことに感謝します。
聴衆も、全ての音を聴き漏らすまいと固唾を飲んで聴き入っているような状態で、場所柄飲食可能ではあるが、演奏中はほとんど(ゼロではないが)食器の鳴る音も聞こえてこないほど。
曲が終わって、Fred Herschがペダルから足を離して音が完全に止まってから拍手が沸き起こる。
定刻通りの開演。70分程度の演奏のあと、ステージ横まで下がってからアンコールに応えてピアノのもとへ、短めに1曲演奏して終演。
曲は、オリジナル、スタンダードなど、7〜8曲くらいだったか。
個人的には、近作の名演 “And So It Goes” が聴きたかったという思いもあったが、それ以上に今回は、良い曲を聴くと言うより良い演奏を聴く、良いピアノ表現を聴くことに自然と比重が傾いていったような感じ。
良い意味で、ジャズを聴いたというよりもピアノ演奏を聴いたという感覚を強く持った公演でありました。
トリオ、デュオ..と、それぞれの良さはあるんだろうとは思うが、個人的にはFred Herschがその幅広いピアノ表現を多く披露し、その多くを堪能できるソロでの演奏が、彼を聴く真骨頂ではないかと思った次第。
ここまでの表現の幅を持ったピアニストって、そうそうはいないんじゃないかと思います。
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