Shabel "TRUE/FALSE"
着実に人気を上げてきて、実力も上げてきて、広く聴いてもらうための地盤を作ってきた結果でしょう。
もっとも個人的に、ライブ自体は見ていないんですが..。
タワーレコード限定のミニアルバムはしっかり聴いていまして、以下の通り。
"Restructuring of shabel" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63768113.html)
"Null Point Exception" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63991766.html)
メンツは、当然ですが不変で下記3人のオーソドクスなピアノトリオ編成。
ぺいじゅん(B)、たけぶち(Ds)、髙橋麻佑(Key)
演奏曲はすべて髙橋麻佑のオリジナルで、最後の曲がボーナストラックという扱い。
1. boolean
2. swamp hip
3. wall kicker
4. dead eternity feeds all us living things
5. nervous breakdown
6. うさぎ帝国のうた (bonus track)
ヘビィメタル調の、ドラマチックなピアノイントロからドラムの早いパッセージへと繋がりよく動くベースフレーズに、テンションの高いピアノが絡むというスタイルは、最初の作品から一貫したスタイル。
前作と同じく音数が多過ぎるくらいに多いドラムの早いビートを基盤にした演奏は、頭を縦に振り続けるような曲が続く。
ドラムの前ノリ縦ノリの激しい演奏も、ベースの音数多く派手なフレーズを多用した演奏も、バンドの華やかな演奏を彩っているが、このバンドのキモは、破綻なく速いフレーズを強めのタッチでキメていく高橋のピアノにつきるんでしょう。
タワーレコード限定を中心に、邦人のミニアルバムは全然知らない人のでも買って聴いてるが、ここのところ、若い3人組での早いフレーズを多用した高テンションのピアノトリオが多数う出てきて、いくつかは試聴していくつかはそのまま買わずにスルーするようになっているが、Shabelにはおっさんにも訴求するセンスと実力とを維持していただきたいところです。
最後に、突然アニメ声のボーカルが出てきてのけぞるが、うさぎ帝国ってのが、Lineのスタンプのキャラクターで、高橋が何かに関わっているようでそのテーマ曲?を高橋が書きボーナストラックとして入れたものらしい。
何も知らずに聴いていると、本編に続けて、間隔を広く開けず普通に出てくると、本当に驚くw
でも、彼らの世代的には違和感はないんだろうなと思うと...。
ベストは4曲めにしましょう。
Shabel "TRUE/FALSE"(https://www.amazon.co.jp/dp/B077ZG55VM/)
この記事へのコメント