"Of Light & Shadows" Hristo Vitchev
Hristo Vitchevは初聴き。ブルガリア出身で、カリフォルニアで活動しているギタリスト。
これは、新譜情報を眺めていてなんとなくピピッときて買いを決めた盤。
下の文章を書いているときに、前作の紹介文を見つけ、「メセニーあたりがハマるリスナーは必聴です!!」とあって、ムフフとなった次第。
"Familiar Fields"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006531674)
メンツは、その前作からピアノが変わるが同じカルテット構成
Hristo Vitchev(G)、Jasnam Daya Singh(P)、Dan Robbins(B)、Mike Shannon(Ds)
演奏曲はすべてHristo Vitchevのオリジナルで、全部で9曲。
1 Of Light and Shadows
2 The Shortest Wavelength
3 Selective Absorption
4 At Your Side
5 Prelude to Prismic Dance
6 Prismic Dance
7 Pentachromatic Butterflies
8 A Portrait of a Love Forgotten
9 Partial Darkness
ベースによるちょっと重いイントロから、先入観なく聴いた最初の印象はちょっとヘビーなアルバムかと聴き始め..。
その後、ピアノが入ってくることで多少なりとも軽さが出てきて、ちょっと安堵。
ピアノトリオを基本にギターが添え物的に入ってくる前半から、中間部でのギターソロ以降徐々に疾走感まで出てくる、ちょっと面白い展開の1曲め。
基本的には8ビートの曲が多めで、コンテンポラリー系のギターなんで個人的には好きなサウンド。
2曲め以降も雰囲気が重めのイントロから。
ギターがピアノに隠れるような似た音色でユニゾンで奏でるためほぼピアノトリオにしか聴こえないようなテーマ 、その後のギターソロでノリが出てくるような展開は1曲めと似た雰囲気。
アルバムの前半はそんな似た展開の曲が多め。
後半になると、もう少しいろいろなパターンの進行になるが、どっかで聴いたことあるような雰囲気も出てくる。
もしかしたら、前半が個性的なアレンジを持った曲を集め、後半は真っ当な展開を寄せたとも言えそう。
とはいえ、6曲めの最後、フェードアウト気味なエンディングから1フレーズのトリオ演奏で終わる展開とか意表を突く場面も。
Hristo Vitchevのギターは、Kurt Rosenwinkelな演奏をする場面と、Pat Methenyな演奏をする場面が散見され、昨今のギタリストとして抑えるところは抑えている印象。
Jasnam Daya Singhのクラシックの素養を垣間見せる、ピアノの響きを活かした演奏との対比も面白さの一因になっている。
Pat Methenyぽさを念頭に聴くと、Lyle Maysを想起させる要素もあるのかなと思わせる。
Dan Robbinsの少し後ノリを感じるベースが全体の重さをもたらしているとは思うが、重厚感が全体のバランスを保っているというのもありそう。
ベストは、9曲めにしましょう。
"Of Light & Shadows" Hristo Vitchev(https://www.amazon.co.jp/dp/B0779SPXSZ/)
これは、新譜情報を眺めていてなんとなくピピッときて買いを決めた盤。
下の文章を書いているときに、前作の紹介文を見つけ、「メセニーあたりがハマるリスナーは必聴です!!」とあって、ムフフとなった次第。
"Familiar Fields"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/1006531674)
メンツは、その前作からピアノが変わるが同じカルテット構成
Hristo Vitchev(G)、Jasnam Daya Singh(P)、Dan Robbins(B)、Mike Shannon(Ds)
演奏曲はすべてHristo Vitchevのオリジナルで、全部で9曲。
1 Of Light and Shadows
2 The Shortest Wavelength
3 Selective Absorption
4 At Your Side
5 Prelude to Prismic Dance
6 Prismic Dance
7 Pentachromatic Butterflies
8 A Portrait of a Love Forgotten
9 Partial Darkness
ベースによるちょっと重いイントロから、先入観なく聴いた最初の印象はちょっとヘビーなアルバムかと聴き始め..。
その後、ピアノが入ってくることで多少なりとも軽さが出てきて、ちょっと安堵。
ピアノトリオを基本にギターが添え物的に入ってくる前半から、中間部でのギターソロ以降徐々に疾走感まで出てくる、ちょっと面白い展開の1曲め。
基本的には8ビートの曲が多めで、コンテンポラリー系のギターなんで個人的には好きなサウンド。
2曲め以降も雰囲気が重めのイントロから。
ギターがピアノに隠れるような似た音色でユニゾンで奏でるためほぼピアノトリオにしか聴こえないようなテーマ 、その後のギターソロでノリが出てくるような展開は1曲めと似た雰囲気。
アルバムの前半はそんな似た展開の曲が多め。
後半になると、もう少しいろいろなパターンの進行になるが、どっかで聴いたことあるような雰囲気も出てくる。
もしかしたら、前半が個性的なアレンジを持った曲を集め、後半は真っ当な展開を寄せたとも言えそう。
とはいえ、6曲めの最後、フェードアウト気味なエンディングから1フレーズのトリオ演奏で終わる展開とか意表を突く場面も。
Hristo Vitchevのギターは、Kurt Rosenwinkelな演奏をする場面と、Pat Methenyな演奏をする場面が散見され、昨今のギタリストとして抑えるところは抑えている印象。
Jasnam Daya Singhのクラシックの素養を垣間見せる、ピアノの響きを活かした演奏との対比も面白さの一因になっている。
Pat Methenyぽさを念頭に聴くと、Lyle Maysを想起させる要素もあるのかなと思わせる。
Dan Robbinsの少し後ノリを感じるベースが全体の重さをもたらしているとは思うが、重厚感が全体のバランスを保っているというのもありそう。
ベストは、9曲めにしましょう。
"Of Light & Shadows" Hristo Vitchev(https://www.amazon.co.jp/dp/B0779SPXSZ/)
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