Charles Lloyd "Voice In The Night"

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Charles Lloydのリーダー作を自blogで紹介しているのは4作あるが、ECM盤は1作だけで、その後のBLUENOTE移籍作はひと通り聴いています。
ECM時代のCharles Lloydも良いがBLUENOTE移籍後の演奏が良いようなコメントも見られるので、比較のためにも、ちゃんと聴いておこうと思った次第。
本作は1999年リリースのECM盤で、今や鬼籍に入った2人との共演盤。
図書館で見つけて借りてきたものです。


 "Mirror"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60313286.html)

 "Wild Man Dance"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63194996.html)
 "I Long To See You"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63841275.html)
 "Passin' Thru"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64270328.html)


メンツは、
Charles Lloyd(Ts)、Billy Higgins(Ds)、John Abercrombie(G)、Dave Holland(B)

6曲のオリジナルに、その他2曲という演奏曲
1 Voice In The Night
2 God Give Me Strength
3 Dorotea's Studio
4 Requiem
5 Pocket Full of Blues
6 Homage
7 Forest Flower: Sunrise / Sunset
8 A Flower Is A Lovesome Thing

ゆったりとしたテンポで奏でられる、バラード調、4ビート、アメリカーナ調、ロック調、と様々な雰囲気を見せる楽曲。

高い音を多めに使って明瞭なサウンド。良い意味で力の抜けたような感じでありながら朗々とした演奏。
そこはかとなくブルースを感じさせるフレーズが心地よく響く、Charles Lloydのサックス。

ちょっとアウトするようなフレーズとか、ちょっとブルージーなフレーズとか、ちょっと牧歌的なフレーズとかを微妙に織り込みながらテンポにのっているようで微妙に外れているような演奏は、なんだかんだ独特な雰囲気を醸し出すJohn Abercrombieのギター。

気持ちよくよく歌うベースは、Dave Hollandの一番良いところを見せているんじゃないかと勘ぐるくらいとても気持ちの良いベースを聴かせる。

Billy Higginsのドラムは、大昔からシンバルでの雰囲気作りが絶妙だなぁと聴いていましたが、ここでもしっかりビートを刻みながらも、全体を引き締めるシンバルを聴かせる。

この盤、聴けば聴くほど良さが滲み出てくるようなイメージがありまして、個人的に結構気に入ってます。

ベストは、5曲めですかねぇ


Charles Lloyd "Voice In The Night"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000023Y6C/)

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