石田幹雄 "時景"
石田幹雄の約7年ぶりの新作ということで良いと思います。
過去のリーダー作は以下のとおりで、
"張碓" 既に入手不可能
"Turkish Mambo"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53215002.html)
"霞"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59697337.html)
"瞬芸"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60637368.html)
参加作では、後藤篤のリーダー作で
"Free Size"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63974359.html)
本作はソロで、2017年2月に札幌の"あけぼのアート&コミュニティセンター"(http://concarino.or.jp/akebono/)
というところで録音されたもの。ベーゼンドルファーが置いてあるようです。
石田幹雄(P)
演奏曲は以下の通りオリジナル然とした曲が並びますが、聴いていると聴いたことある旋律がいくつかはあったような..。
01. 輝彩
02. 蛍友
03. 平遠の赤霞
04. 七申八寅
05. 模(かたぎ)
06. ハリウス
07. 心影
08. 雲間の光
09. 雪風
10. 悠遠のはざま
11. 回り合わせ
12. EのAPCH
13. 夜
石田の持ち合わせている音楽性というのが、狂気なまでにフリーキーな演奏と、怖いほどに優しく美しく奏でられるもの、という極端な二面性にあると認識してまして。
アルバムでもライブでも、石田を聴く前には、どっちがどれくらい出てくるかってのが、怖さでもあり楽しみでもあるわけだが、ここで聴ける演奏はすべて後者の部類に入るもので、さらに言うと、これまでの石田の演奏のなかでもとりわけ優しいタッチでの演奏を披露しているんじゃないかと思う。
まるで、優しく語りかけるように、優しく全身を包み込んでくれるようにそっとそっとフレーズを紡いでいく。
ただ、いつもの唸り声も明瞭に収められているため、このちょっと苦しそうな唸り声が良くも悪くも感情表現に抑圧を想起させるが、これまた、石田の表現なので、合わせて堪能させてもらいました。
このアルバムを聴いた後にライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64461461.html)も見ていますが、ライブの方が感情が露わになって、よりダイナミックな演奏を聴かせてくれていまして、逆に言うとここまで抑制を利かせての演奏ってのは、アルバムならではとも言えます。
ベストは、最後の曲にしましょう。
石田幹雄 "時景"(http://www.geocities.jp/s000152e/)
過去のリーダー作は以下のとおりで、
"張碓" 既に入手不可能
"Turkish Mambo"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53215002.html)
"霞"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59697337.html)
"瞬芸"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60637368.html)
参加作では、後藤篤のリーダー作で
"Free Size"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63974359.html)
本作はソロで、2017年2月に札幌の"あけぼのアート&コミュニティセンター"(http://concarino.or.jp/akebono/)
というところで録音されたもの。ベーゼンドルファーが置いてあるようです。
石田幹雄(P)
演奏曲は以下の通りオリジナル然とした曲が並びますが、聴いていると聴いたことある旋律がいくつかはあったような..。
01. 輝彩
02. 蛍友
03. 平遠の赤霞
04. 七申八寅
05. 模(かたぎ)
06. ハリウス
07. 心影
08. 雲間の光
09. 雪風
10. 悠遠のはざま
11. 回り合わせ
12. EのAPCH
13. 夜
石田の持ち合わせている音楽性というのが、狂気なまでにフリーキーな演奏と、怖いほどに優しく美しく奏でられるもの、という極端な二面性にあると認識してまして。
アルバムでもライブでも、石田を聴く前には、どっちがどれくらい出てくるかってのが、怖さでもあり楽しみでもあるわけだが、ここで聴ける演奏はすべて後者の部類に入るもので、さらに言うと、これまでの石田の演奏のなかでもとりわけ優しいタッチでの演奏を披露しているんじゃないかと思う。
まるで、優しく語りかけるように、優しく全身を包み込んでくれるようにそっとそっとフレーズを紡いでいく。
ただ、いつもの唸り声も明瞭に収められているため、このちょっと苦しそうな唸り声が良くも悪くも感情表現に抑圧を想起させるが、これまた、石田の表現なので、合わせて堪能させてもらいました。
このアルバムを聴いた後にライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64461461.html)も見ていますが、ライブの方が感情が露わになって、よりダイナミックな演奏を聴かせてくれていまして、逆に言うとここまで抑制を利かせての演奏ってのは、アルバムならではとも言えます。
ベストは、最後の曲にしましょう。
石田幹雄 "時景"(http://www.geocities.jp/s000152e/)
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