"Power of Love" Gene Jackson

イメージ 1

これがGene Jacksonのこれが初リーダー作なんだそうです。

Gene Jacksonというと個人的には、Herbie Hancock Trioのブート盤(https://www.amazon.co.jp/dp/B00002MY54)に参加していることで名前を覚えたのですが、その後とくに名前を意識していなかったのですが、この文章を書くために自Blogを漁ると、山中千尋、大西順子、松本茜と、女性ばかりが...
ちょうど、Gene Jacksonの参加アルバムと自分購入アルバムの合致がここだっただけだと思いますが..

えーとメンツは、ピアノ、ベースは知らない名前です。
Gene Jackson(Ds)、Gabriel Guerrero(P)、Carlo de Rosa(B)

演奏曲は、Gene Jackson、Carlo de Rosaが2曲、Gabriel Guerreroが3曲持ち寄り、Thelonious Monkが2曲、Cole Porterという構成
1. I Love You
2. Great River
3. A Peaceful Tremor
4. Lighting
5. Played Twice
6. Land Of The Free
7. Neptune
8. Ugly Beauty
9. Before Then
10. Lapso

Gene Jacksonの自由度の高いドラムがまず耳につく。
曲のテンポを無視したかのようなパターンの連続、乱れ打ちな音の洪水等々、曲の展開にどう呼応して音を出して来るかに、耳をそば立たせていて興味が尽きない。
何度聴いても展開が読めないから、全然飽きることがない。

そんなドラムを従えての、Carlo de Rosaのベース。
がっちりと曲としての骨格を支えていながら、ウォーキングとか、単純なパターンの連続だけには止まらず、しっかり歌心を感じさせるフレージングでのバッキングからソロと芯のあるしっかりとした音色と相まって、しっかり自己主張している。

ドラムがリーダーで、表現豊かなベースを擁しているのでフロントで音色としては目立っているGabriel Guerreroのピアノであるが、テーマの提示はもちろん、ソロもしっかりとっているが演奏のおもしろさという意味では、ドラム、ベースの演奏に一歩ゆずっているような印象も無きにしもあらず。極端に言うとピアノソロでありながら、そのパートの聴きどころはベースの演奏だったり..。

気になるのが、 2曲めとかで使ってるリズムの取り方で、これってちょっとオンセントリオの曲の雰囲気に近いものを感じていて、Gene Jacksonってたしかしばしば日本に来ているので、どっかで耳にして気になっていたんじゃないかと勘ぐってるが..。

ベストは、その2曲目にしましょう

"Power of Love" Gene Jackson(https://www.amazon.co.jp/dp/B079PDJRY8/)

この記事へのコメント