Matt Brewer "Unspoken"
Matt Brewerの2作めのリーダー作。
前作も本作もcriss crossから出ているが、最近criss crossレーベルの購入頻度が落ちているので未聴です。
リーダーのMatt Brewerの過去の参加作を自blogで漁ると、相当数が引っかかるが、白眉はGonzalo RubalcabaがCharlie Hadenに捧げたアルバムで、ここでベースを弾けるってのは、相当な実力者として認知されていることを窺わせる。
"Charlie" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64112381.html)
サックスのBen Wendelは、Linda Oh, Tigran Hamasyanのアルバムで聴いている人。
ギターのCharles Alturaは、chick corea "Vigil"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62118193.html)から数作で聴いている人。
Aaron Parksは、言わずもがな。
Matt Brewer (B)、Ben Wendel (Ts)、Charles Altura (G)、Aaron Parks (P)、Tyshawn Sorey (Ds)
Matt Brewerのオリジナルが7曲、Bill Frisell, Charlie Parker各1曲で全9曲。
1. Juno
2. Unspoken
3. Twenty Years
4. Lunar
5. Evil Song
6. Cheryl
7. Anthem
8. Aspiring To Normalcy
9. Tesuque
ミドルテンポのコンテンポラリ色の強い曲調のいかにもな現代風ジャズが繰り広げられる。
そう重苦しい雰囲気にはならないが、それでもダークな気配を感じるようなもので、こんな雰囲気の曲をMatt Brewerが好んでいるということでしょう。
そんな曲調だから、全体的にもしっかりアレンジのされ、各人の演奏も丁寧。
勢いで聴かせるよりも、しっかりとした構築美で聴かせるような作風で、これはこれで安心して聴いていられる。
ただ、こんな曲調が続くのだけは、ちょっと苦言を呈したいところ。
もう少し重さを削いだ演奏を入れてくれると、個人的には良いと思うんだが..。
3曲めがBill Frisellの曲だが、ここでのベースがJades Vision を彷彿とさせ、Scott Lafaro好きであることをうかがわせる。
朗々と奏でていながら、その抑制の効いたサウンドが曲調を主導するサックス。
良いところで良い味が出たリフをするっと入れ込んでくるピアノ。この辺のセンスがAaron Parksの真骨頂。
ゆったりめの曲でも、そろそろっと攻めの姿勢を見せてくるドラム。このドラムがいるから重苦しく沈まないんだと思う。
ゴリッとした低音を響かせ、それが気持ち良さに繋がっているベース。
ギターがもろにkurt Rosenwinkelしている場面多々(だから現代風が加味されてもいるが)なのは、ご愛敬で (^^;;
ベストは、美旋律系の7曲めにします。
Matt Brewer "Unspoken" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01IAQC0LC/)
前作も本作もcriss crossから出ているが、最近criss crossレーベルの購入頻度が落ちているので未聴です。
リーダーのMatt Brewerの過去の参加作を自blogで漁ると、相当数が引っかかるが、白眉はGonzalo RubalcabaがCharlie Hadenに捧げたアルバムで、ここでベースを弾けるってのは、相当な実力者として認知されていることを窺わせる。
"Charlie" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64112381.html)
サックスのBen Wendelは、Linda Oh, Tigran Hamasyanのアルバムで聴いている人。
ギターのCharles Alturaは、chick corea "Vigil"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62118193.html)から数作で聴いている人。
Aaron Parksは、言わずもがな。
Matt Brewer (B)、Ben Wendel (Ts)、Charles Altura (G)、Aaron Parks (P)、Tyshawn Sorey (Ds)
Matt Brewerのオリジナルが7曲、Bill Frisell, Charlie Parker各1曲で全9曲。
1. Juno
2. Unspoken
3. Twenty Years
4. Lunar
5. Evil Song
6. Cheryl
7. Anthem
8. Aspiring To Normalcy
9. Tesuque
ミドルテンポのコンテンポラリ色の強い曲調のいかにもな現代風ジャズが繰り広げられる。
そう重苦しい雰囲気にはならないが、それでもダークな気配を感じるようなもので、こんな雰囲気の曲をMatt Brewerが好んでいるということでしょう。
そんな曲調だから、全体的にもしっかりアレンジのされ、各人の演奏も丁寧。
勢いで聴かせるよりも、しっかりとした構築美で聴かせるような作風で、これはこれで安心して聴いていられる。
ただ、こんな曲調が続くのだけは、ちょっと苦言を呈したいところ。
もう少し重さを削いだ演奏を入れてくれると、個人的には良いと思うんだが..。
3曲めがBill Frisellの曲だが、ここでのベースがJades Vision を彷彿とさせ、Scott Lafaro好きであることをうかがわせる。
朗々と奏でていながら、その抑制の効いたサウンドが曲調を主導するサックス。
良いところで良い味が出たリフをするっと入れ込んでくるピアノ。この辺のセンスがAaron Parksの真骨頂。
ゆったりめの曲でも、そろそろっと攻めの姿勢を見せてくるドラム。このドラムがいるから重苦しく沈まないんだと思う。
ゴリッとした低音を響かせ、それが気持ち良さに繋がっているベース。
ギターがもろにkurt Rosenwinkelしている場面多々(だから現代風が加味されてもいるが)なのは、ご愛敬で (^^;;
ベストは、美旋律系の7曲めにします。
Matt Brewer "Unspoken" (https://www.amazon.co.jp/dp/B01IAQC0LC/)
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